コア技術で社会課題を解決していくため、分析事業を強化
株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)は、ハンドヘルド型蛍光X線分析や可搬型固体発光分析の技術を有する株式会社日立ハイテクアナリティカルサイエンス(以下、日立ハイテクアナリティカルサイエンス)を、熱分析、蛍光X線分析、液体クロマトグラフや分光分析の技術を有する株式会社日立ハイテクサイエンス(以下、日立ハイテクサイエンス)に統合し、一体運営することで分析事業の強化を図ります。今後、さらに難易度が高まる材料の開発・製造・検査プロセスに対し、両社の技術を集約することでお客さまや社会課題の解決に向けたソリューションを創出していきます。
なお、2025年4月1日付で、日立ハイテクサイエンスは「株式会社日立ハイテクアナリシス」に社名変更します。
熱分析装置やX線分析装置などを主力製品とする分析事業は、電子顕微鏡を主力製品とする解析事業とともに、日立ハイテクグループのコアテクノロジーソリューション事業を支える最重要事業の一つです。ヘルスケア、半導体・電子部品、電池などの幅広い事業領域においては、安全安心な社会の実現や環境負荷低減に向けた取り組みがますます重要となっており、日立ハイテクグループのコアテクノロジーソリューション事業は「見る・測る・分析する」というコア技術を生かして、研究開発から製造・品質管理の工程で専用計測・検査ソリューションを提供し、社会課題の解決に貢献しています。
今後、暮らしやすい社会の実現や地球環境維持に向けた産業が成長する中、製品や材料の開発・製造・検査プロセスの難易度がさらに高まることが見込まれます。日立ハイテクグループは、分析事業の強化を図り、さまざまな技術の組み合わせで新たなソリューションを創り上げ、最適なプロセスの探索や改善を支援することで、お客さまや社会の課題解決に貢献していきます。
日立ハイテクグループは「知る力」を通して社会やお客さまの真の課題を正しく理解し、課題を解決することで持続可能な社会の実現に貢献します。
■日立ハイテクサイエンスについて
日立ハイテクサイエンスは物性分析(熱分析、分光分析)、元素分析(蛍光X線、ICP、原子吸光)、有機分析(液体クロマトグラフ)などを行う各種分析装置の開発、製造、販売、保守、および関連部品・消耗品の販売により、幅広い研究・開発、品質管理業務を支えています。
■日立ハイテクアナリティカルサイエンスについて
日立ハイテクアナリティカルサイエンスは、イギリス、ドイツ、フィンランド、中国に拠点を置く、ハンドヘルド型の蛍光X線やLIBS(レーザー誘起ブレークダウン分光法)や、可搬型の固体分光分析装置等、可搬型の分析装置の開発、製造、販売、保守、および関連部品・消耗品の販売により、リサイクル工程や品質管理業務を支えています。