【300名調査】ほくろ除去経験者の73.7%が「傷跡の残りにくさ」を重視|3つの治療法を徹底比較
レーザー・電気メス・切除手術の違いと選び方を皮膚外科医が解説
【結論】本調査のポイント
結論から言うと、5mm以下の小さなほくろで傷跡を最小限にしたい方にはレーザー治療、5mm以上の大きなほくろや再発を避けたい方には切除手術、中間サイズで手軽に除去したい方には電気メスが向いています。また、悪性が疑われる場合や保険適用を希望する場合は、病理検査が可能な切除手術が必須となります。
・ほくろ除去経験者の73.7%が「傷跡の残りにくさ」を最も重視していた
・治療法選択時に62.0%が「再発率の低さ」を考慮している
・ほくろ除去後に再発を経験した人は全体の18.3%で、レーザー治療経験者に多い傾向
用語解説
■ CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)とは
CO2レーザーとは、10,600nmの波長を持つ炭酸ガスレーザーを用いてほくろ組織を蒸散させる治療法である。出血が少なく縫合不要という特徴を持ち、主に5mm以下の小さな良性ほくろの除去に用いられる。ただし病理検査ができないため、悪性が疑われる場合は適応外となる。
■ 電気メス(電気焼灼法)とは
電気メスとは、高周波電流によって発生する熱を利用してほくろ組織を焼灼・除去する治療法である。レーザーより深い部分まで処置可能で、5〜10mm程度の盛り上がったほくろに適している。縫合不要だが、レーザーよりやや傷跡が残りやすい特徴がある。
■ 切除縫合法とは
切除縫合法とは、メスでほくろを皮膚ごと紡錘形に切り取り、縫合する外科的治療法である。病理検査が可能で再発率が最も低いという特徴を持ち、10mm以上の大きなほくろや悪性が疑われるほくろ、保険適用での治療を希望する場合に選択される。
ほくろ除去3つの治療法の比較

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比較項目 |
CO2レーザー |
電気メス |
切除縫合法 |
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適応サイズ |
5mm以下 |
5〜10mm程度 |
制限なし |
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傷跡 |
ほぼ目立たない |
やや残る可能性 |
線状の傷跡 |
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再発率 |
5〜10% |
3〜5% |
1%未満 |
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ダウンタイム |
7〜14日 |
10〜14日 |
14〜21日 |
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費用目安(1箇所) |
5,000〜15,000円 |
5,000〜10,000円 |
10,000〜30,000円 |
|
保険適用 |
原則不可 |
条件により可 |
条件により可 |
|
病理検査 |
不可 |
条件により可 |
可能 |
|
治療時間 |
5〜10分 |
10〜15分 |
20〜30分 |
※当院監修医師の30,000件以上の皮膚腫瘍手術実績に基づく数値です。サイズ・部位・状態により個人差があります。
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、ほくろ除去を検討している全国の20〜60代の男女300名を対象に「ほくろ除去に関する意識調査」を実施いたしました。本調査では、治療法の選び方や費用、傷跡への懸念など、ほくろ除去を検討する方が抱える疑問を明らかにし、適切な治療選択に役立つ情報を提供いたします。
調査背景
近年、美容意識の高まりや皮膚がん検診の普及により、ほくろ除去への関心が高まっています。しかし、レーザー・電気メス・切除手術といった複数の治療法があり、それぞれの特徴や適応、費用、傷跡の残り方に違いがあるため、どの治療法を選べばよいか迷う方が増えています。また、悪性黒色腫(メラノーマ)との鑑別や保険適用の条件など、専門的な情報を正しく理解することが重要です。当院では、皮膚外科医としての臨床経験と実績に基づき、患者様が最適な治療法を選択できるよう情報発信を行っております。
調査概要
調査対象:ほくろ除去を検討している、または除去経験のある全国の20〜60代の男女
調査期間:2026年4月20日〜4月29日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】73.7%が「傷跡の残りにくさ」を最重視
設問:ほくろ除去の治療法を選ぶ際に、最も重視するポイントは何ですか?

約4人に3人が傷跡の残りにくさを最も重視しており、特に顔のほくろ除去を検討している方にこの傾向が顕著でした。一方で、再発率を最重視する方は4.0%にとどまり、治療効果よりも見た目の仕上がりを優先する傾向が見られます。
【調査結果】見た目の悩みが62.7%で最多、悪性の心配は31.0%
設問:ほくろ除去を検討するきっかけとなった理由は何ですか?(複数回答可)

美容的な動機が最も多い一方で、3割以上の方が悪性の可能性を心配してほくろ除去を検討しています。ほくろの変化(大きくなる・増える)を感じて受診を決意する方も4割を超えており、定期的なセルフチェックの重要性が示唆されます。
【調査結果】半数以上が1万円以下を希望、実際の相場との乖離あり
設問:ほくろ除去の費用について、どのくらいが適正だと感じますか?(1箇所あたり)

62.3%の方が1万円以下を適正と考えていますが、実際の治療費用は方法やサイズによって5,000〜30,000円程度と幅があります。保険適用の条件を知らない方も多く、費用に関する正確な情報提供の必要性が明らかになりました。
【調査結果】8割以上が再発を心配、62.0%が治療法選択の判断材料に
設問:ほくろ除去後の再発について、どの程度心配していますか?

82.0%の方が再発について何らかの心配を抱えており、このうち62.0%が治療法選択の判断材料として再発率を考慮すると回答しました。再発率は治療法によって1〜10%と差があるため、事前の説明が重要です。
【調査結果】67.3%が「セルフチェックの方法」を求めている
設問:ほくろが悪性かどうかの判断について、最も知りたい情報は何ですか?

約7割の方がセルフチェック方法を知りたいと回答しており、日常的に自分の肌を観察することへの関心が高いことがわかります。ABCDEルールなど、一般の方でも実践できる観察ポイントの啓発が求められています。
調査まとめ
本調査により、ほくろ除去を検討する方の73.7%が「傷跡の残りにくさ」を最重視していることが明らかになりました。一方で、82.0%が再発を心配しており、治療法ごとの再発率(レーザー5〜10%、電気メス3〜5%、切除手術1%未満)を理解した上での選択が重要です。また、3割以上が悪性の可能性を心配してほくろ除去を検討しており、病理検査の可否も治療法選択の重要な判断基準となります。費用については62.3%が1万円以下を希望していますが、保険適用の条件や治療法による費用差を正しく理解している方は少なく、医療機関での適切な情報提供が求められます。
医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師
当院監修医師の30,000件以上の皮膚腫瘍手術実績から申し上げると、ほくろ除去の治療法選択で最も重要なのは「ほくろの大きさ・深さ・部位」と「悪性の可能性」の2点です。見た目の仕上がりだけでなく、安全性と確実性を考慮した選択をお勧めします。
ほくろ除去には主にCO2レーザー・電気メス・切除縫合法の3つの方法があり、それぞれに適応があります。CO2レーザーは5mm以下の小さく平坦なほくろに適しており、傷跡が最も目立ちにくい反面、深部まで取り切れず再発率が5〜10%とやや高い傾向があります。電気メスは盛り上がったほくろに有効で、レーザーより深く処置できますが、熱損傷により周囲組織への影響が生じる場合があります。
切除縫合法は、縫合による線状の傷跡が残りますが、ほくろを完全に取り切れるため再発率は1%未満と最も低く、病理検査により悪性・良性の確定診断が可能です。日本皮膚科学会の皮膚悪性腫瘍ガイドラインでも、悪性が疑われる場合は切除による病理検査が推奨されています。
保険適用については、「悪性の疑いがある」「引っかかって出血する」「視界を妨げる」など、医学的に除去が必要と判断される場合に適用されます。美容目的のみの場合は自由診療となりますが、診察の結果、保険適用となるケースも少なくありません。
悪性黒色腫(メラノーマ)との鑑別には、ABCDEルール(A:非対称、B:境界不明瞭、C:色むら、D:直径6mm以上、E:変化・隆起)が参考になります。これらの特徴が1つでもあれば、早めの受診をお勧めします。
【エビデンス】日本皮膚科学会の皮膚悪性腫瘍診療ガイドラインでは、悪性が疑われる色素性病変に対しては、診断確定のための切除生検が推奨されています。当院監修医師の30,000件以上の手術実績においても、ダーモスコピー検査で良性と判断されたほくろからまれに悪性が発見されるケースがあり、病理検査の重要性を実感しています。
治療法選択の判断基準
・5mm以下で平坦、美容目的→CO2レーザー
・5〜10mmで盛り上がり→電気メス
・10mm以上、悪性の疑い、保険希望→切除縫合法
悪性を疑うABCDEルール
・Asymmetry(非対称):左右非対称な形
・Border(境界):境界がぼやけている、ギザギザ
・Color(色):色むらがある、複数の色が混在
・Diameter(大きさ):直径6mm以上
・Evolution(変化):短期間での変化、出血、かゆみ
保険適用の条件
・悪性の疑いがあると医師が判断した場合
・衣類に引っかかり出血を繰り返す場合
・まぶたにあり視界を妨げる場合
髙桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. ほくろ除去はレーザーと切除手術どちらが良いですか?
A. ほくろの大きさと目的によって最適な治療法は異なります。
5mm以下の小さく平坦なほくろで傷跡を最小限にしたい場合はレーザー、10mm以上の大きなほくろや再発を避けたい場合、悪性の可能性を確認したい場合は切除手術が適しています。調査では73.7%が傷跡の残りにくさを重視していましたが、レーザーは再発率5〜10%、切除手術は1%未満という違いもあるため、医師と相談の上で選択することをお勧めします。
Q2. ほくろ除去の費用相場と保険適用条件は何ですか?
A. 1箇所あたり5,000〜30,000円が相場で、医学的必要性があれば保険適用となります。
レーザーは5,000〜15,000円、電気メスは5,000〜10,000円、切除手術は10,000〜30,000円程度が目安です。保険適用は「悪性の疑い」「引っかかり出血」「視界妨害」など医学的に除去が必要な場合に認められます。調査では62.3%が1万円以下を希望していましたが、保険適用の3割負担なら切除手術でも4,000〜10,000円程度で受けられるケースもあります。
Q3. ほくろ除去で傷跡を残さない方法はありますか?
A. 傷跡ゼロは難しいですが、レーザー治療が最も目立ちにくい仕上がりになります。
CO2レーザーは縫合不要で傷跡が最も目立ちにくく、調査で73.7%が重視した「傷跡の残りにくさ」の観点では最適です。ただし適応は5mm以下の小さなほくろに限られ、再発率は5〜10%あります。切除手術は線状の傷跡が残りますが、皮膚のしわ線に沿って切開することで目立ちにくくする工夫が可能です。
Q4. ほくろ除去の再発率はどのくらいですか?
A. 治療法により1〜10%と差があり、切除手術が最も再発率が低いです。
当院監修医師の実績では、CO2レーザー5〜10%、電気メス3〜5%、切除手術1%未満となっています。調査では82.0%が再発を心配しており、62.0%が治療法選択の判断材料にすると回答しました。再発した場合は再治療が必要となるため、特に大きなほくろや深いほくろは最初から切除手術を選択する方が結果的に負担が少ないケースもあります。
Q5. 悪性ほくろ(メラノーマ)との見分け方を教えてください
A. ABCDEルールでセルフチェックし、1つでも該当すれば早めの受診をお勧めします。
ABCDEルールとは、A:非対称、B:境界不明瞭、C:色むら、D:直径6mm以上、E:変化(隆起・出血・かゆみ)の5項目です。調査では67.3%がセルフチェック方法を知りたいと回答しています。ただし、見た目だけでの判断には限界があり、確定診断にはダーモスコピー検査や病理検査が必要です。当院監修医師の経験でも、良性に見えて悪性だったケースがあるため、気になるほくろは早めに皮膚科を受診してください。
放置のリスク
・悪性黒色腫(メラノーマ)の見逃しによる進行リスク
・衣類や爪による繰り返しの刺激で炎症・出血・感染を起こすリスク
・ほくろが大きくなると治療が複雑になり、傷跡が大きくなるリスク
こんな方はご相談ください|受診の目安
・ほくろが急に大きくなった、色が変わった場合
・出血しやすい、かゆみがある場合
・ABCDEルールのいずれかに該当する場合
・直径6mm以上のほくろがある場合
・新しいほくろが急に増えた場合
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚腫瘍・皮膚外科領域で30,000件以上の手術実績を持つ監修医師が在籍
・ダーモスコピーによる精密検査で悪性・良性を的確に判断
・レーザー・電気メス・切除手術すべての治療法に対応し、最適な方法を提案
・保険適用の可否を初診時に確認、適用される場合は保険診療で対応
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