【生成AI実態調査】中堅・中小企業における生成AIの日常利用の割合は2割以下にとどまる結果に。一方で利用層の9割以上が自分の業務に対してプラスの影響を実感。
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本調査は中堅・中小企業での生成AIの取り組みの実態、および生成AI活用の実現に向けた課題を把握することを目的に実施いたしました。
今回調査した企業に所属する部門・会社において生成AIを日常利用(週に数回程度以上)している割合は19.8%という結果なりました。そして、既に生成AIを活用している層に関しては、91.7%が自分自身の業務にプラスの影響を与えると肯定的に捉えていることが分かりました。
前回の調査「大企業における生成AI実態調査」のリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000187.000042601.html
【調査サマリ】
①所属する部門・会社において生成AIを(週に数回程度)している割合は2割以下。ほぼ毎日利用している人は1%超であり、現時点ではまだ生成AIは導入段階といえる。
②所属する部門・会社において生成AIの利用が進んでいる領域は、営業関連、経営企画/事業企画関連、経営管理関連、マーケティング関連で、3割超が日常的に利用している。また、現時点ではバックオフィス領域での活用は進んでいない。
③所属する部門・会社において生成AIの導入ハードルで最も多いのは、「必要と認識しておらず導入検討を行っていない」である。
④所属する部門・会社の業務と今後の生成AIの関係について現在利用している層は9割以上が自分の業務にプラスの影響を与えると肯定的に捉えている。
⑤現在利用している経営者では、投資を増やしていきたいとの回答が7割超である。
⑥生成AIで解決したい経営課題として全体では「業務の効率化/仕組み化」がトップ。全体と現在生成AIを利用している層との差がでたのは「経営の可視化/データ化」である。
【調査結果詳細】
生成AIの利用状況
「ChatGPT」など生成AIを業務で「頻繁に(ほぼ毎日)利用(1.3%)」、「たまに(週数回程度)利用(18.5%)」と日常利用している層は19.8%、全く利用していない層は78.2%である。
活用領域
所属する部門・会社において生成AIの利用が進んでいる領域は、「営業関連領域(38.3%)」、「経営計画/事業企画関連領域(36.7%)」「経営管理関連領域(35.0%)」「マーケティング関連領域(33.3%)」である。現時点では、バックオフィス領域での活用は進んでいない。
生成AI導入ハードル
所属する部門・会社において生成AIの導入ハードルは、「必要と認識しておらず導入検討を行っていない(40.9%)」であり、業務と生成AIの関連性を認識できていないことが要因だと考える。「セキュリティ面の課題がある(17.5%)」となっておりセキュリティ上のハードルは低い。また、利用層では「使用方法のノウハウが不足している(60.0%)」がトップである。
所属する部門・会社の業務と今後の生成AIの関係
所属する部門・会社の業務と今後の生成AIの関係について利用層は、「自分の業務に大きなプラスの影響を与える(11.7%)」、「自分の業務にプラスの影響を与える(80%)」となりプラスの影響があると捉えている層は全体の91.7%である。
生成AIへの投資
生成AIへの投資に関して利用層は「投資を大きく増やしていきたい(7.7%)」「投資を増やしていきたい(65.4%)」で73.1%となり、すでに生成AIを利用している中堅・中小企業の経営者は生成AIへの投資に積極的である。
生成AIで解決したい経営課題
生成AIで解決したい経営課題については「業務効率化/仕組み化」がトップで全体で48.8%、利用層においてで63.3%である。全体と利用層でギャップが現れたのは、「経営の可視化/データ化」で全体で15.2%、利用層で38.3%と23.1%の差がある。
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■調査概要
調査方法 :インターネット調査
調査時期 :2024年4月30日(火)~5月6日(月)
調査対象 :正社員数が30名から300名の企業の課長職以上
調査対象者数:303名
【株式会社リブ・コンサルティング 会社概要】
代表取締役 :関 厳
設立 :2012年7月
所在地 :【東京本社】東京都千代田区大手町1丁目5-1大手町ファーストスクエア ウエストタワー19階
【支社】タイ支社(バンコク)
事業内容 :総合経営コンサルティング業務、DXコンサルティング業務
URL :https://www.libcon.co.jp/
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