全国の15歳以上の男女710人に聞いた「音声SNS『Clubhouse』と他SNSとの比較調査」
Clubhouseは新しいSNSとして根付くのだろうか?そのカギは今後のClubhouse自体の方針が決める!?
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2021年2月8日(月)~2021年2月10日(水)の3日間、全国の15歳以上の男女を対象に「音声SNS Clubhouse」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
2021年になって急激に注目を集めている音声SNS「Clubhouse」。他のSNSとは異なり、招待制であること、音声によるリアルタイムコミュニケーションの場であることが大きな特徴として挙げられます。この特徴は今主流の各SNSとは一線を画し、まさに新しい形のSNSだと言えるのではないでしょうか。そこで今回は、Clubhouseや音声SNSがどのような発展を遂げていくのか、今後の浸透の可能性を探るべく、調査を実施しました。
【調査概要】
「音声SNS『Clubhouse』と他SNSとの比較調査」主な質問と回答
◆Clubhouseと他主要SNSとの利用目的の比較:Clubhouseは人との交流が第一目的
Clubhouseは人との交流を目的に利用している方の割合が高く、その点でFacebookと共通しています。(下図)
Android対応していない、日本語対応していない等の今後改善されるであろう懸念以外のものとして、プライバシーや個人情報の流出などを懸念する意見がありました。
音声SNS「Clubhouse」の認知と利用経験
昨今、頻繁にその名前を聞くClubhouse(クラブハウス)。認知している方は、全体の約4割という結果でした。更にその中で利用経験があるという方は、「登録し、利用している」方と「登録しているが、利用していない」方を合わせて、8.1%でした。
音声SNS「Clubhouse」の利用歴
Clubhouseが世間的に注目を集めるようになったことがここ最近ということもあって、全体的にClubhouse利用者の利用歴は浅いことがわかります。ここ1か月以内で利用し始めたという方が、利用者全体の約7割を占めています。
各SNSの利用頻度
Clubhouseと他SNSの利用実態を比較するため、Facebook、Twitter、Instagram、TikTokの利用頻度を伺いました。
1日に数回以上という高頻度で利用されているSNSとしては、Twitter、Instagramが多く回答されています。次いで、Facebook、TikTok、Clubhouseという結果となりました。
Clubhouseを他SNSと比較すると、音声SNSという特徴もあってか、1日に複数回利用している方の割合はやや少ないようです。しかし、1日に1回以上利用すると回答した方がClubhouse利用者の6割を超えているため、日常的に利用されていると言えるでしょう。
「Clubhouse」含む、各SNSの利用目的
各SNSの利用目的については、それぞれのSNSの特徴が表れています。Clubhouseは人との交流を目的に利用している方の割合が高く、その点ではFacebookと共通しています。
Twitterは情報収集目的で利用している方が多く、Instagramは情報収集、暇つぶしという2つの目的で利用している方が多いようです。TikTokは暇つぶしや息抜きを目的として利用している方の割合が高く、他のSNSとはやや異なる特徴を持っているといえます。
「Clubhouse」の満足点・メリット
Clubhouseを利用して、満足している点を伺いました。すると、音声でコミュニケーションがとれるSNSではあるものの、「話を聞くだけでもよい点」「気軽なコミュニケーションがとれる点」「様々な情報が得られる点」が特に評価されていることがわかります。また、他のSNSと比較したときClubhouseにどのようなメリットがあるか伺ったところ、情報源として他では得られないような情報が得られるということ、文章のSNSとは異なり、文字を推敲することが無いので気軽に、かつ声を用いた深いコミュニケーションがとれること、などの回答がありました。
【自由回答の一部抜粋】
・ラジオ感覚で聴ける(40代、男性)
・ラジオ感覚で聴くだけでも大丈夫なので、ながら利用ができるのが便利(40代、女性)
・声を主題にしている分、深いつながりが生まれる(30代、男性)
・テレビなどのメディアとは異なり、また、文字でのSNSとは異なり、直接話ができる点(30代、女性)
・有名人と話しが出来る(50代、女性)
・クローズドで運営できて質がさがらない(40代、男性)
・単なる遊び半分の SNS と違って しっかりとした意見を持っている人と交流ができるから(40代、女性)
・コロナ禍で対面で会話することが難しい中、Clubhouseなら心ゆくまで話しすることができること。(60代、男性)
「Clubhouse」のデメリット・懸念点
Clubhouseのデメリット・懸念点についても伺いました。今後解決されると思われる言語やデバイスに関する指摘の他、「会話する」ことへの抵抗、個人情報・セキュリティに関する懸念が多く挙げられています。また、招待制であるがゆえに、周囲の人を積極的にまきこみにくいことや、文字ではなく音声によるコミュニケーションという点において日常生活との境が無くなる、などの不安や懸念点を持つ方もいました。
今後ClubhouseがどのようなSNSであろうとするのか、その方針によってこれらのClubhouseの懸念事項への対応は変わってくるでしょう。
【一部抜粋】
・Android非対応(20代、女性)
・英語ばかりでわかりにくい(10代、女性)
・まだ使っている人が少ない(60代、男性)
・サーバーが落ちやすい30代、男性)
・セキュリティや詐欺行為(40代、男性)
・プライバシーの保護などが心配です(30代、女性)
・記録をとれない。著作権侵害や誹謗中傷などがあっても後から分からない。(50代、男性)
・招待枠が少ない(30代、女性)
・様々な情報による勧誘(50代、男性)
・roomで指名されると話さないといけない(50代、男性)
・依存しやすい(30代、男性)
■この調査のその他の質問
・普段利用しているSNS
・各SNSの1日の平均利用時間
・Clubhouseの推奨度
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/
■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なうネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
URL :https://neo-m.jp/
2021年になって急激に注目を集めている音声SNS「Clubhouse」。他のSNSとは異なり、招待制であること、音声によるリアルタイムコミュニケーションの場であることが大きな特徴として挙げられます。この特徴は今主流の各SNSとは一線を画し、まさに新しい形のSNSだと言えるのではないでしょうか。そこで今回は、Clubhouseや音声SNSがどのような発展を遂げていくのか、今後の浸透の可能性を探るべく、調査を実施しました。
【調査概要】
- 1.調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」の
システムを利用したWEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、Clubhouseを利用している
15歳以上の男女を対象に実施
3.有効回答数:710名
4.調査実施日:2021年2月8日(月)~2021年2月10日(水)
「音声SNS『Clubhouse』と他SNSとの比較調査」主な質問と回答
◆Clubhouseと他主要SNSとの利用目的の比較:Clubhouseは人との交流が第一目的
Clubhouseは人との交流を目的に利用している方の割合が高く、その点でFacebookと共通しています。(下図)
◆Clubhouseのデメリット・懸念点:プライバシー、個人情報などに関する懸念が挙げられる
Android対応していない、日本語対応していない等の今後改善されるであろう懸念以外のものとして、プライバシーや個人情報の流出などを懸念する意見がありました。
音声SNS「Clubhouse」の認知と利用経験
昨今、頻繁にその名前を聞くClubhouse(クラブハウス)。認知している方は、全体の約4割という結果でした。更にその中で利用経験があるという方は、「登録し、利用している」方と「登録しているが、利用していない」方を合わせて、8.1%でした。
音声SNS「Clubhouse」の利用歴
Clubhouseが世間的に注目を集めるようになったことがここ最近ということもあって、全体的にClubhouse利用者の利用歴は浅いことがわかります。ここ1か月以内で利用し始めたという方が、利用者全体の約7割を占めています。
各SNSの利用頻度
Clubhouseと他SNSの利用実態を比較するため、Facebook、Twitter、Instagram、TikTokの利用頻度を伺いました。
1日に数回以上という高頻度で利用されているSNSとしては、Twitter、Instagramが多く回答されています。次いで、Facebook、TikTok、Clubhouseという結果となりました。
Clubhouseを他SNSと比較すると、音声SNSという特徴もあってか、1日に複数回利用している方の割合はやや少ないようです。しかし、1日に1回以上利用すると回答した方がClubhouse利用者の6割を超えているため、日常的に利用されていると言えるでしょう。
「Clubhouse」含む、各SNSの利用目的
各SNSの利用目的については、それぞれのSNSの特徴が表れています。Clubhouseは人との交流を目的に利用している方の割合が高く、その点ではFacebookと共通しています。
Twitterは情報収集目的で利用している方が多く、Instagramは情報収集、暇つぶしという2つの目的で利用している方が多いようです。TikTokは暇つぶしや息抜きを目的として利用している方の割合が高く、他のSNSとはやや異なる特徴を持っているといえます。
「Clubhouse」の満足点・メリット
Clubhouseを利用して、満足している点を伺いました。すると、音声でコミュニケーションがとれるSNSではあるものの、「話を聞くだけでもよい点」「気軽なコミュニケーションがとれる点」「様々な情報が得られる点」が特に評価されていることがわかります。また、他のSNSと比較したときClubhouseにどのようなメリットがあるか伺ったところ、情報源として他では得られないような情報が得られるということ、文章のSNSとは異なり、文字を推敲することが無いので気軽に、かつ声を用いた深いコミュニケーションがとれること、などの回答がありました。
【自由回答の一部抜粋】
・ラジオ感覚で聴ける(40代、男性)
・ラジオ感覚で聴くだけでも大丈夫なので、ながら利用ができるのが便利(40代、女性)
・声を主題にしている分、深いつながりが生まれる(30代、男性)
・テレビなどのメディアとは異なり、また、文字でのSNSとは異なり、直接話ができる点(30代、女性)
・有名人と話しが出来る(50代、女性)
・クローズドで運営できて質がさがらない(40代、男性)
・単なる遊び半分の SNS と違って しっかりとした意見を持っている人と交流ができるから(40代、女性)
・コロナ禍で対面で会話することが難しい中、Clubhouseなら心ゆくまで話しすることができること。(60代、男性)
「Clubhouse」のデメリット・懸念点
Clubhouseのデメリット・懸念点についても伺いました。今後解決されると思われる言語やデバイスに関する指摘の他、「会話する」ことへの抵抗、個人情報・セキュリティに関する懸念が多く挙げられています。また、招待制であるがゆえに、周囲の人を積極的にまきこみにくいことや、文字ではなく音声によるコミュニケーションという点において日常生活との境が無くなる、などの不安や懸念点を持つ方もいました。
今後ClubhouseがどのようなSNSであろうとするのか、その方針によってこれらのClubhouseの懸念事項への対応は変わってくるでしょう。
【一部抜粋】
・Android非対応(20代、女性)
・英語ばかりでわかりにくい(10代、女性)
・まだ使っている人が少ない(60代、男性)
・サーバーが落ちやすい30代、男性)
・セキュリティや詐欺行為(40代、男性)
・プライバシーの保護などが心配です(30代、女性)
・記録をとれない。著作権侵害や誹謗中傷などがあっても後から分からない。(50代、男性)
・招待枠が少ない(30代、女性)
・様々な情報による勧誘(50代、男性)
・roomで指名されると話さないといけない(50代、男性)
・依存しやすい(30代、男性)
■この調査のその他の質問
・普段利用しているSNS
・各SNSの1日の平均利用時間
・Clubhouseの推奨度
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/
■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なうネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
URL :https://neo-m.jp/
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