日本を代表する思想家・内村鑑三『後世への最大遺物』をわかりやすい現代語で復刊!知の巨人・佐藤優が解説『人生、何を成したかよりどう生きるか』発売

文響社

『うんこ漢字ドリル』や『人生はニャンとかなる!』など、楽しさと実用性をかねた全く新しい作品を生み出している出版社、株式会社文響社(本社:東京都港区)は、『人生、何を成したかよりどう生きるか』という本を、全国書店にて発売します。(発売日:2月18日)

 

  • 内村鑑三『後世への最大遺物』がこんなに読みやすい!


内村鑑三『後世への最大遺物』とは、1894年に行われた講演会の内容を記録したもので、中村哲医師、星野佳路氏(星野リゾート代表)も影響を受けたと言われています。『後世への最大遺物』はインターネット上の電子図書館、青空文庫でも読むことができる作品ですが、言葉遣いが古く、現代の人々にとっては少し読みづらく感じます。内容は素晴らしいのに、文体がなじみづらいせいで読まれなくなってしまうことはもったいないという思いから、現代語に読みやすくし復刊するという企画が生まれました。
 
  • 知の巨人・佐藤優が解説!
 

『後世への最大遺物』が講演された当時の時代背景や内村鑑三がどのような人物だったのか、佐藤優氏が解説をしています。内村鑑三といえば、今でこそ日本を代表する思想家ですが、当時は、現代だったら炎上さわぎと言えるような「不敬事件」によって世間から非難されるなど、順風満帆ではありませんでした。自分自身も決してエリートではなかった内村鑑三が、今何ももっていないと感じている人にどう生きれば良いのかを伝えたのがこの講演でした。そして内村が唱えた生き方をどのように現在活かすことができるのか、佐藤優氏独自の考えもまとめられています。
 
  • 目次

<前半>
1894年7月16日 夜7時 1日目 のこすべきものはまずはお金、次に事業である


・「名をのこしたい」という欲望は悪か
・「お金」――第一にのこすべきもの
・慈善事業をする実業家が日本にいるか
・財産を有効に使えない人
・「事業」――第二にのこすべきもの

1894年7月17日 朝8時 2日目 だれもがのこせる唯一のものがある


・事業を行ったかどうかで人の評価はできない
・「思想」――第三にのこすべきもの
・文学は自分の死後も戦い続けてくれる
・文章がぎこちなくても、思ったことを書けばいい
・誰もが後世へにのこせる唯一のもの
・今の私たちに足りないものはお金ではない
・他の人がやりたがらないことをしなさい

<後半>
先が見えない時代をどう生きるか『後世への最大遺物』を今読む人へ(解説 佐藤優)

・当時も格差社会だった

・内村鑑三もエリートではなかった
・かろうじて中流を維持する日本人
・脅す宗教と脅しのない自己啓発
・内村鑑三の弱点
・転換期には価値観が変わる
・身の回りで贈与と互助をする
 
  • 著 内村鑑三(うちむらかんぞう)
1861年生まれ、1930年没。思想家。父は高崎藩士。札幌農学校卒業後、農商務省等を経て米国へ留学。帰国後の明治23年(1890)第一高等中学校嘱託教員となる。24年教育勅語奉戴式で拝礼を拒んだ行為が不敬事件として非難され退職。以後著述を中心に活動した。33年『聖書之研究』を創刊し、聖書研究を柱に既存の教派によらない無教会主義を唱える。日露戦争時には非戦論を主張した。主な著作は『代表的日本人』、『余は如何にして基督信徒となりし乎』など。
 
  • 解説 佐藤優(さとうまさる)
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。現在は、執筆活動に取り組む。著書に『国家の罠』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。おもな著書に『国家論』(NHKブックス)、『私のマルクス』(文藝春秋)、『世界史の極意』『大国の掟』『国語ゼミ』(NHK出版新書)など。『十五の夏』(幻冬舎)で梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。ほかにも著書多数。
 
  • 商品詳細
並製、200ページ、A5
本体価格:1450円
ISBN: 9784866513423
発売日:2021/2/18

 

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会社概要

株式会社 文響社

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URL
https://bunkyosha.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門2-2-5 共同通信会館9F
電話番号
03-5575-5050
代表者名
山本周嗣
上場
未上場
資本金
900万円
設立
2010年04月