人を育てる緑を育てる 鉛筆の資源循環システム『フォレストサポーター鉛筆』「ウッドデザイン賞2022」奨励賞を受賞
三菱鉛筆株式会社(社長:数原滋彦)は、人を育てる緑を育てる、鉛筆の資源循環システム『フォレストサポーター鉛筆』で、このたび2022年度のウッドデザイン賞(一般社団法人 日本ウッドデザイン協会主催)において、奨励賞(審査委員長賞)・ソーシャルデザイン部門を受賞いたしました。
【ウッドデザイン賞とは】
【授賞理由】(審査員のコメント)
本体の途中までしか芯が入っていないため、書けなくなった時に自然に子どもが資源循環やリサイクルを考えるきっかけになる、コミュニケーションツールとしての文具である。国産材利用の意義とSDGsの意味を学ぶファーストステップとしてよい。
受賞した鉛筆の資源循環システム『フォレストサポーター鉛筆』について
「鉛筆の資源循環システム」とは、木材を主材料とする“鉛筆”を使い終わった後に回収し、棒状肥料やバイオマス発電として再利用をするシステムです。三菱鉛筆では、「美しい森林づくり推進国民運動 フォレスト・サポーターズ」を運営している公益社団法人国土緑化推進機構の協力を得て、再生利用しやすい“鉛筆”として国産ヒノキ材から「フォレストサポーター鉛筆」を開発し、2021年11月から品川区郵便局で、1年間のテスト発売を実施いたしました。
【デザインの特長】
■後端に芯が入っていない鉛筆
正しく持つことができる長さまで芯が入っており、後端に芯が入っていない鉛筆です。使い終わると芯が含まれておらず、自然由来の接着材と塗料を使っているため、再利用しやすいという利点があります。
【鉛筆の資源循環システムについて】
本システムは、まずは品川郵便局配達区域内の小学校・義務教育学校の11校と品川郵便局を対象に使用済み鉛筆回収箱を設置し、実証実験として運用しております。「フォレストサポーター鉛筆」以外に従来の鉛筆も回収可能で、通常の鉛筆はバイオマス発電として再利用します。
「鉛筆の資源循環システム」により、“学ぶ”時に初めて手にする鉛筆を通じて“資源循環”を体験し、実感してもらうことを目指しています。この活動は、日本郵便株式会社東京支社、株式会社サカタのタネ、品川教育委員会、三菱鉛筆株式会社の4社協業で行っております。
実証実験として、回収箱を設置した学校に「フォレストサポーター鉛筆」を配布し、同時に品川郵便局にてテスト販売をいたしました。
設置する回収箱は、今回開発した「フォレストサポーター鉛筆」と従来の鉛筆を分別回収いたします。回収箱に集められた使用済みの「フォレストサポーター鉛筆」は日本郵便が回収し、三菱鉛筆内で木粉化された後、サカタのタネの開発協力を得て棒状肥料として加工後、回収箱を設置していただいた学校に無償配布します。
【商品概要】
商品名:フォレストサポーター鉛筆
品 名:FS鉛筆 品川区 2B
木 材:日本ヒノキ
硬 度:2B
参考価格:1,584円(税抜1,440円)
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