マクセルがテクノロジー × アートの新プロジェクト「クセ探」を始動
第1弾の空中ディスプレイ「AFID」を題材にしたアート作品を、2月15日より「クセがあるスタジオ」で展示
マクセル株式会社(取締役社長:中村 啓次/以下、マクセル)は、これまで出会わなかった感性や創造性とマクセルのテクノロジーが混ざり合うことで新たな価値を生みだすことをめざし、アーティストの思考と表現を通じて、「価値」や「クセ」を探求するプロジェクト「クセ探」を始動します。
本プロジェクトは、マクセルが「クセがあるスタジオ」で展開するプロジェクトの1つで、アートの力で、マクセルが保有する製品・技術に対する「気づき」や「発見」を得ることを目的としています。機能的側面ではなく、アーティストによる創造的視点・感性視点からの新たなる価値探求を行い、アウトプットとして制作された作品を展示します。
このたび本プロジェクトの第1弾のアウトプットとして、空中ディスプレイ「AFID (Advanced Floating Image Display)」を題材とした展示「クセ探Vol.1 〜アーティストによるAFIDの再解釈〜」をマクセル「クセがあるスタジオ」において2月15日(土)から3月13日(木)まで開催します。本展示では、2名のアーティスト、岡本斗志貴さんと羽田光佐さんがそれぞれの創造的視点、感性視点、生態系視点からAFIDの「クセ」を探求し、AFIDを用いた作品展示を行います。
■「クセ探Vol.1 〜アーティストによるAFIDの再解釈〜」開催概要
日時:2025年2月15日(土)~3月13日(木) 9:30~17:00
※ 2月22日(土)〜24日(月・祝)、3月1日(土)、2日(日) は閉館
場所:マクセル「クセがあるスタジオ」(アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都内)
アクセスはこちら:https://atvk.kyoto/about/
入場料:無料
主催:マクセル株式会社
協力:ロフトワーク
作品について:
岡本斗志貴さんは、鑑賞者の視点によって映像が見えたり見えなかったりするAFIDの特徴から、展示空間を歩き、視点を変えながら楽しめる映像表現を行います。
羽田光佐さんは、浮遊した映像が眼の前にあるかのように見えて触ろうとするも、永遠に触ることができないというAFIDの体験の不思議さや暗所で見た像の幻想感を発想の起点とし、自身が心を惹かれる“生きていること”の不可思議さと繋ぎ合わせた表現を模索します。
■AFIDについて
https://biz.maxell.com/ja/display_equipment/afid.html
■「クセがあるスタジオ」について
次世代を担う人々の感性やテクノロジーが混ざり合う「新たな価値」の創出をめざして作られたマクセルのスタジオ。
場所:京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字鏡田30番地1
(アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都内)
事務局:マクセル株式会社 新事業統括本部
電話:075-956-3131
■アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都概要
場所:京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字鏡田30番地1
事務局:公益財団法人京都産業21 イノベーション支援部
ATVK・先導プロジェクト推進グループ
ホームページ:https://atvk.kyoto/
■商標
記載されている名称、ロゴ、サービスマークは、マクセルまたは他社の登録商標もしくは商標です。
■本件に関するお問い合わせ先
マクセル株式会社 新事業統括本部
メール:kuse-ga-aru-studio@maxell.co.jp
以上
【添付資料】
■アーティスト紹介
「光のオブジェクト」
岡本 斗志貴 / Toshiki Okamoto
プログラマー、アーティスト、VJ
【プロフィール】
2000年生まれ。技術によって生まれる新しい表現の形式と、身体的な体験を通じた知覚現象を探求する。他分野のクリエイターとの共同制作を活発に行う。また、プログラミングを用いた映像のデザインを得意とする。
【アーティストによるコメント】
AFIDの映像メディアとしての魅力は、像が浮遊して見えるという直感的な不思議さ以上に、映像を空間的かつ身体的な体験へと拡張する可能性にあると感じました。本来、ディスプレイの「四角い枠」に囚われた存在であるはずの映像が、まるで物質として目の前に実在するかのように振る舞うのです。コンテンツがフレームを飛び越え、空間を自由に動く様は、映像の未来の形を私たちに見せてくれているようです。
「Empathetic being」
羽田 光佐 / Misa Haneda
アーティスト
【プロフィール】
東京を拠点に活動。“生きていること”の不可思議さに心を惹かれ、生物同士の関わり合い・無機物との繋がり・生命が辿ってきた歴史やその仕組みをひも解きながら、自分の存在を捉え直すことを模索する。映像を主な手法としつつ、微生物培養などバイオロジーや、電子デバイスを用いた制作も行う。
【アーティストによるコメント】
ヒトは、身体的な痛みを感じる場合に限らず、溢れてくる感情とともに涙を流し、また誰かが泣いている姿に心を揺さぶられる生き物です。泣くことは弱く恥ずかしいと言われる一方で、成熟しても感情的な涙を流すヒトの特性からは、他人の弱い感情を自分のことのように想像し、心を寄せ合う存在としてヒトが進化してきたとも言えるのではないでしょうか。
AFIDが映し出す像は、思わず触れようとしても永遠に触れることができない体験の不思議さや、暗所で見たときの幻想感が印象的で、わたしの中で、夜空に浮かぶ月を見たときの感覚に重なりました。これを発想の起点に、本作品では星が変化していくタイムスケールの中に、刹那的なヒトの存在を浮かび上がらせます。
以上
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