北海道の食と映像の魅力を味わう映画祭「北海道フービーフェスティバル 2025」開催報告 – 会期3日間のプログラム紹介 –

札幌市

10月10日、赤れんが庁舎で行われたオープニングレッドカーペットセレモニー 撮影:坂井亨輔 廣瀬祥悟 神野祐輔

北海道札幌市の赤れんが庁舎や複数の映画館などで10月10日(金)〜12日(日)に開催しました、北海道の食と映像の魅力を味わう複合イベント「HOKKAIDO FOOVIE FESTIVAL 2025(北海道フービーフェスティバル)」が全日程を終えて閉幕しました。

赤れんが庁舎前庭にレッドカーペットを敷いての盛大なオープニングセレモニーや食にまつわる映画20作品の上映、映画関係者や料理人によるシンポジウム、市内50の飲食店が参加したフードイベント「サッポロフービーバル」のほか、市内同時開催の連携イベントなど、3日間を通して行われた30プログラムを国内外延べ1万人にお楽しみいただきました。

初日の赤れんが庁舎では、本映画祭のスペシャルサポーターであるTEAM NACSをはじめ、安達祐実さん、市原隼人さん、三吉彩花さんら俳優陣、香港映画界の巨匠ジョニー・トー監督、齊藤工プロデューサー、料理研究家の土井善晴さんら華々しいゲストにご登壇いただいてのレッドカーペットセレモニーを開催。会場内の声援やサインをお求めのお客様に応えるなど、映画祭の開幕を大いに盛り上げてくださいました。

今年のオープニング作品はこの秋の新作映画『おいしい給食 炎の修学旅行』。作中の“給食”を再現したメニューを味わえるディナー会には主演の市原さんがサプライズ登壇。間近に望む“甘利田幸男”の姿に会場全体が歓喜の渦に包まれました。11日に上映された映画『グッモーエビアン!』の登壇トークでは、主演の大泉洋さんの芸能活動30周年をお祝いしようと、共演の三吉さんとお客様によるサプライズ演出を実施。12日には、映画『続・深夜食堂』の小林薫さん、映画『劇映画 孤独のグルメ』の松重豊さんが互いの登壇トークにサプライズ出演するなど、フービーフェスならではのサプライズ尽くしでさまざまなドラマと笑顔が生まれました。

札幌市内各会場では、多くの作品の上映とゲスト登壇、作品にまつわるフードの提供やランチ・ディナー会が行われたほか、国内外から気鋭の料理人が集まり料理哲学や食への情熱を語り合う「世界料理学会 in FOOVIE」や、各界の有識者が日本映画や地域映画祭についてディスカッションするシンポジウムも行われ、“食と映像”というエンターテインメントを通じて多くの人が学んで、つながり、広がる交流の場を創出しました。

12日のクロージングでは、友好交流の覚書を結んでいるサン・セバスティアン国試映画祭よりダニエル・アギラルさんをお招きしてのスペシャルトークと、今年の同映画祭カリナリー部門で上映された映画『TETSU,TXISPA,HOSHI.』のジャパンプレミアが行われました。

上映後の舞台挨拶で伊藤亜由美実行委員長は、「北海道の方々に誇りに思っていただける映画祭として成長して行きたい。去年より、今年より、来年はもっと、皆さまに楽しんでいただける“食と映像”を融合した祭典となるように努力してまいります。」と、次年度開催に向けての決意と、本映画祭の趣旨にご賛同いただいた全ての方々へ感謝を表し、会期3日間を締めくくりました。

クロージングのラストに上映された本映画祭のダイジェスト映像がフービーオフィシャルサイト、SNSで公開となります。札幌出身の音楽プロデューサー蔦谷好位置さんが手がけた今年のメインテーマに乗せて会期3日間を振り返ります。ぜひご自宅やお手元でもフービーフェスを追体験してください。(https://fooviefes.com/


オープニング レッドカーペットセレモニー

スペシャルサポーターを務めたTEAM NACSの皆さん。雨男で知られる大泉洋さんが登壇した途端に雨が降るというハプニングも。総合司会の森崎博之さんとの掛け合いでセレモニーは大いに盛り上がりました。
フービーフェスを華やかに彩ってくださった三吉彩花さん、市原隼人さん、安達祐実さん、齊藤工さんをはじめとする豪華ゲストの皆さん。
香港映画界の巨匠ジョニー・トー監督が北海道フービーフェスティバルに!セレモニー後は映画館に移動し、映画『エグザイル/絆』上映会に登壇いただきました。
ファンのサインに応じる料理研究家の土井善晴さん。特設ステージ上では、土井さんのものまねを得意とする大泉さんとの奇跡のコラボも実現しました。
主催者挨拶をする秋元克広札幌市長。映画祭の名誉実行委員長としてスペインのサン・セバスティアン市を訪問し、都市間友好交流の覚書を結びました。
サン・セバスティアン国際映画祭を代表して参加したダニエル・アギラルさんと、伊藤亜由美実行委員長。今後、同映画祭とフービーフェスは映画祭間での相互上映や人材育成に関する知見の共有などを協力します。
祝辞を述べる鈴木直道北海道知事。

上映会&フービーランチ・ディナー

オープニング作品として上映された映画『おいしい給食 炎の修学旅行』。お客様の元へ自ら赴き交流される市原さん。お人柄を感じられる素敵なひと時でした。フービーディナーでは、作中の給食を再現したメニューを提供。市原さん、岩淵プロデューサーとお客様みんなで手を合わせて「いただきます」をして、存分に味わいました。
映画『グッモーエビアン!』上映会では、大泉さんの芸能活動30周年をみんなでお祝い。会場を移して開催されたランチ会では、作中に登場するカレーを「札幌らっきょ」の井出剛さんが再構築した特製カレーなどが振る舞われました。
映画『縁石 ふちいし』/映画『私たちが麺処まろに通うまでに至った件』には、齊藤工さんと朝日奈寛さんが登壇。俳優とラーメン店の店主という二つの顔を持つ朝日奈さんが作る「麺処まろ」のラーメンが、1日だけ特別に札幌に開店しました。
映画『土を喰らう十二カ月』の料理を手がけた土井さんと中江裕司監督が登壇。上映後のディナー会では、札幌市円山に店を構える人気店「maruyama 檀」流のアレンジで四季折々の土地の恵みと人生を味わうインスパイアディナーを提供。土井さん、中江監督も参加し、お客様と一緒に食事と会話を楽しみました。
北海道農業を17年にわたり取材・応援し続けてきた、森崎さんがMCを務めるテレビ番組「あぐり王国北海道」(HBC)がついに映画化。「noya」の塚田宏幸シェフが、札幌の伝統野菜と士幌牛の生産者を取材し、奇跡のコースを完成させました。
一夜限りのSPECIAL FOOVIE食堂。『続・深夜食堂』と『劇映画 孤独のグルメ』、2つの作品の世界観を存分に味わえるスペシャルなディナー。フレンチレストラン「La Santé」で月に1度だけ開かれる“食堂たかはし”が深夜食堂を、ヌーベルプース大倉山の荒木隆宏シェフが『孤独のグルメ』に登場するフランスビストロ料理の世界観を表現。フービーだからこそ実現できた一夜限りの豪華コラボレーションです。

各会場での上映プログラム

香港映画界の巨匠ジョニー・トー監督が来札した映画『エグザイル/絆』。名古屋シネマスコーレ支配人の坪井篤史さんとの登壇トークが行われました。お土産弁当は、札幌の香港料理店「香港地 HONG KONG PLACE」のチャーシューファン。
安田顕さんと横尾初喜監督に登壇いただいた映画『おいしくて泣くとき』。お土産弁当は、江別市の焼きそば専門店「やきそばじろ」が、北海道産小麦100%のうどんと、バターや具材も北海道産にこだわり、映画の舞台・愛知県の三河醤油を使って再構築した焼きうどん弁当を提供しました。
戸次重幸さんが登壇し作品愛を語り尽くした映画『機動警察パトレイバー 劇場版』。ミール&鑑賞券は、ファンにはお馴染みの「上海亭」にインスパイアを受けた札幌の完全予約制中華料理店「和中華と麺 丹陽」のお土産中華弁当付き。
安達祐実さん主演の映画『三日月とネコ』。森谷・森本プロデューサーとともにお話を伺いました。お土産は、全国的にも人気の菓子店「AMAM+(アマムプリュ)」が手がけた、映画タイトルにちなんだ特製「三日月とネコ」クッキー缶。
赤れんがホールAでは、藤尾仁志監督初の長編作品で、札幌市の飲食店「おうちごはん野の」のお二人を追ったドキュメンタリー映画『共に生きる』、大林千茱萸監督が大分県臼杵市の試みを描いたドキュメンタリー映画『100年ごはん』、第72回サン・セバスティアン国際映画祭カリナリー部門でも上映された上杉哲也監督のドキュメンタリー映画『北の食景』、日仏合同制作で札幌でロケも行われた長塚京三さん主演の映画『UMAMI』が上映されました。
12日にTOHOシネマズ すすきので上映された映画『続・深夜食堂』、映画『劇映画 孤独のグルメ』。主演の小林薫さんと松重豊さんが互いの登壇トークにサプライズ出演。双方の作品に携わるフードスタイリスト飯島奈美さんにもご参加いただきました。最後の上映プログラムは、第73回サン・セバスティアン国際映画祭カリナリー部門上映作品で今回ジャパンプレミアとなる、スペインでミシュランスターを獲得した前田哲郎シェフを追ったドキュメンタリー映画『TETSU,TXISPA,HOSHI.』。同映画祭を代表してダニエル・アギラルさんと伊藤実行委員長、フードライターの小西由稀さんによるスペシャルトークも行われました。

世界料理学会 in FOOVIE & 交流会

国内外から気鋭の料理人が集まり料理哲学や食への情熱を語り合う「世界料理学会 in FOOVIE」が今年も札幌開催されました。ゲストスピーカーは、深谷宏治シェフ(世界料理学会 in HAKODATE主宰)(函館/レストラン ラ・コンチャ ・イ・バスク)、間光男シェフ(TERAKOYA)、南雲主于三さん(東京「スピリッツ&シェアリング」)、髙尾僚将シェフ(札幌「TAKAO」)の4名。講演後は場所を移してお客様との交流会が行われ、間シェフ、髙尾シェフそれぞれ1品と南雲さんのカクテルなどが振る舞われました。

FOOVIEシンポジウム

「日本映画産業の発展と地域での役割」

各界の有識者をお招きしてのFOOVIEシンポジウムを初開催。『日本映画の「働き方改革」』著者の深田晃司監督、これまでに複数の映画作品の製作・プロデュースを手掛け、株式会社嵐などの代表取締役を務める弁護士の四宮隆史さん、多くの企画を立ち上げ映画業界を盛り上げ続ける名古屋シネマスコーレ支配人の坪井篤史さん、伊藤亜由美実行委員長らが、日本映画の将来や地域映画祭の役割・課題についてディスカッションしました。

サッポロフービーバル 2025

「北海道コカ・コーラ presents サッポロフービーバル2025」

個性豊かな札幌のお店をお得に食べ飲み歩きして楽しむフードイベント。 今年は札幌の街をアクティブに楽しむためのグルメ情報誌「poroco(ポロコ)」がプロデュース。 昨年より規模を大幅に拡大して50店舗が参加。映画祭に先駆けて10月3日〜12日の10日間の開催となりました。豪華景品が抽選で当たるデジタルスタンプラリーも実施しました。

FOOVIE SELECTION

事前に募集したカリナリーフィルムを厳選し、今年は3作品を上映。

映画『Con sabor a amor』愛を知る(アルゼンチン/6分)

 監督:マルティン・ガストン・アグアヨ・サラスさん

映画『CITIZENs〜戦わないという選択〜』(⽇本/36分)

 監督:ふるいちやすしさん

映画『となりの井⼾/Like You』(⽇本/23分)

 監督:上杉哲也さん

名称 HOKKAIDO FOOVIE FESTIVAL 2025(北海道フービーフェスティバル 2025)

会期 2025年10月10日(金)〜12日(日)

会場 赤れんが庁舎、TOHOシネマズ すすきの、札幌シネマフロンティア、ジョブキタ北八劇場、ほか

2025年開催パートナー

協力 SMBC日興証券 / サッポロウエシマコーヒー / サッポロビール / SAPPORO VIEWTIFUL DINING / ザ ロイヤルパークキャンバス 札幌大通公園 /

タイミー / HOUSE.H

後援 北海道経済産業局 / 北海道運輸局 / 北海道開発局 / 北海道 / 北海道市長会 / 北海道経済連合会 / 北海道商工会議所連合会 /

北海道経済同友会 / 北海道商工会連合会 / 北海道観光機構 / 北海道貿易物産振興会 / 北海道興行生活衛生同業組合 /

札幌商工会議所 / 札幌観光協会 / 札幌物産協会 / さっぽろ産業振興財団 / JAグループ北海道 / 北海道ガストロノミックサイエンス研究会 /

北海道スペイン協会 / NHK札幌放送局 / HBC / STV / HTB / UHB / TVh / STVラジオ / AIR-G’ FM北海道 / FM NORTH WAVE

   

主催:札幌・北海道フービーフェスティバル実行委員会 (構成員:クリエイティブオフィスキュー/北海道新聞社/札幌市)

公式サイト https://fooviefes.com/

公式X @fooviefes

公式Instagram Hokkaido_fooviefes

問い合わせメールアドレス fooviefes@gmail.com

掲載写真のダウンロード

https://drive.google.com/drive/folders/1uwEarZY8pDr3rZLfsKA2GZgp5IMw-q4a?usp=sharing 

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撮影:坂井亨輔 廣瀬祥悟 神野祐輔

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会社概要

札幌市

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URL
https://www.city.sapporo.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
北海道札幌市中央区北1条西2丁目
電話番号
011-211-2111
代表者名
秋元 克広
上場
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資本金
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設立
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