【3.11を前に】主婦500人を対象とした「防災意識」に関する調査 被災経験がある主婦の約65%が「防災対策をしている」と回答
~一方で、被災経験がない主婦は約43%に留まる~
“暮らし”と“住まい”を軸に事業を展開する株式会社ナック(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉村 寛)は、 東日本大震災発生から14年目を迎える3月11日を前に、主婦を対象とした「防災意識」に関する調査を実施しました。本調査にて被災経験の有無による結果の違いを比較したところ、被災経験のある主婦は、ない主婦に比べて防災対策にかける費用が高い傾向にあることが分かりました。
主婦500人(被災経験あり:106人、なし:394人)を対象とした、防災意識に関する調査
【調査結果のポイント】
1.回答者の21.2%が「被災経験あり」、78.8%は「被災経験なし」
2.被災経験がある主婦の65.1%が防災対策を「している」と回答。一方、被災経験がない主婦は43.4%に留まる。
3.主婦が実際に行う防災対策トップ3は、「防災セットや防災バッグ」「保存水」「保存食」の用意。被災経験ありの主婦は「家具の固定」「家族との連絡方法を決めておく」も重視
4.防災バッグの中身トップ3は、「飲料水」「保存食」「懐中電灯」。「マスク」や「医薬品類」「手指消毒用アルコール」などの衛生用品も定番化
5.特に大事だと思う防災グッズトップ3は、「飲料水」「保存食」「現金などの貴重品類」。被災経験ありの主婦は、「医薬品」や「洗面用具・歯ブラシなどの衛生用品」も重視
6.被災経験がない主婦が防災対策にかける合計金額は、一人あたり「3万円未満」が92.1%。一方、被災経験がある主婦のうち23.3%は、一人あたり「3万円以上」かけていると回答
【調査概要】
調査日程:2025年1月22日
調査方法:インターネット調査 調査地域:全国
調査対象:20代~60代の主婦500名に依頼し、本調査を実施
※調査結果をご紹介いただく際は、「株式会社ナック調べ」と注釈をご記載ください。
※小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
回答者の21.2%が「被災経験あり」、78.8%が「被災経験なし」
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被災経験の有無による回答の違いを調査するため、被災経験(地震や洪水などの自然災害によって避難した経験、もしくは自宅が被害を受けた経験)があるかを聞いたところ、回答者500人のうち21.2%の106人が「被災経験あり」、78.8%の394人が「被災経験なし」という結果になりました。
被災経験がある主婦の65.1%が防災対策を「している」と回答。
一方、被災経験がない主婦は43.4%に留まる。
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被災経験がある主婦のうち、「十分にしている」「少ししている」と回答した人は65.1%であるのに対し、被災経験がない主婦のうち「十分にしている」「少ししている」と回答した人は約43.4%に留まりました。一方、「ほとんどしていない」の割合は、被災経験がある主婦が8.5%であるのに対し、被災経験がない主婦は24.9%と全体の約4分の1を占めています。
主婦が実際に行う防災対策トップ3は、「防災セットや防災バッグ」「保存水」「保存食」の用意。
被災経験ありの主婦は「家具の固定」「家族との連絡方法を決めておく」も重視
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被災経験の有無に関わらず、トップ3は「防災セットや防災バッグの用意」「保存水の用意」「保存食の用意」でした。一方、「家具の固定」「家族との連絡方法を決めておく」「緊急地震速報などの登録」「太陽光発電や蓄電池の導入」については結果の差が明確に出ました。「家具の固定」「家族との連絡方法を決めておく」は、被災経験ありの主婦の場合はランキング上位だったのに対し、被災経験なしの主婦の場合は7位以下となりました。被災経験ありの主婦の9位にランクインした「太陽光発電や蓄電池の導入」に関しては、被災経験なしの主婦の場合はランキング外でした。
被災経験の有無に関わらず、何らかの防災対策をしていると回答したのは500人中384人でした。
防災バッグの中身トップ3は、「飲料水」「保存食」「懐中電灯」。
「マスク」や「医薬品類」「手指消毒用アルコール」などの衛生用品も定番化
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Q3で何らかの防災対策をしていると回答した384人に“防災バッグに入れているもの”を聞いたところ、被災経験の有無に関わらず、トップ3は「飲料水」「保存食」「懐中電灯」でした。また、コロナ禍の影響か、「マスク」「ウェットティッシュや手指消毒用アルコール」も上位となりました。また、「防災ヘルメット/頭巾」「ウォータータンク」「水のいらないシャンプー」「現金・健康保険証のコピーなど貴重品類」はランキング外となりました。
被災経験の有無による大きな違いはありませんが、被災経験ありの主婦で8位にランクインした「携帯ラジオ」は、被災経験なしの主婦の場合はランキング外でした。
特に大事だと思う防災グッズトップ3は、「飲料水」「保存食」「現金などの貴重品類」。
被災経験ありの主婦は、「医薬品」や「洗面用具・歯ブラシなどの衛生用品」も重視
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Q3で何らかの防災対策をしていると回答した384人に“特に大事だと思う防災グッズ”を3つ聞いたところ、被災経験の有無に関わらず、「飲料水」「保存食」「現金・健康保険証のコピーなど貴重品類」がトップ3となりました。被災経験の有無による違いとしては、被災経験ありの主婦は「絆創膏、常備薬などの医薬品類」「洗面用具・歯ブラシなどの衛生用品」が上位となり、より避難所等での具体的な生活を意識していることがうかがえます。
被災経験がない主婦が防災対策(※)にかける合計金額は、一人あたり「3万円未満」が92.1%。
一方、被災経験がある主婦のうち23.3%は、一人あたり「3万円以上」かけていると回答
※防災グッズのほか、家具の固定、太陽光発電・蓄電池の導入、住宅の耐震補強など、すべての防災対策を含む
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Q3で何らかの防災対策をしていると回答した384人に“防災対策として、合計で一人あたりいくらの費用をかけているか”を聞いたところ、被災経験がない主婦のうち一人あたり「3万円未満」の人は約92.1%いるのに対し、被災経験がある主婦においては約76.6%に留まりました。一方で、被災経験がある主婦の約23.3%は一人あたり「3万円以上」、約14.8%は一人あたり「10万円以上」かけていることが分かり、被災経験がない主婦と比較してプラスアルファの費用をかけていることが見て取れます。
<ご参考>
■宅配水を利用した水のローリングストック
本調査の「主婦が実際に行う防災対策」や「防災バッグの中身」「特に大事だと思う防災グッズ」において「飲料水」が1位にランクインしたことから、水は防災対策の基本として最も重要視されていることが分かりました。
水の備蓄方法としておすすめなのが、使いながら備蓄する「ローリングストック」です。宅配水の「クリクラ」は、安心・安全なおいしいお水をご家庭やオフィスに直接お届けしています。クリクラボトル(1本12リットル)を普段から常に3本備蓄しておくことで、4人家族が3日間過ごせる分の水を自宅に確保することができるので、ローリングストックにもおすすめです。自社開発のウォーターサーバーは停電時でも常温水が出るため、災害時の使用にも適しています。
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■メディア向け防災セミナーの開催
クリクラでは、皆さまのさらなる防災意識向上に向けて「ローリングストック啓発活動」を推進するため、2017年より、日本気象協会推進「tenki.jp知る防災」プロジェクトに参画しています。
そのご縁もあり、2024年11月19日には、一般財団法人 日本気象協会から防災士資格を持つ気象予報士をお迎えし、首都直下地震に備えた「在宅避難」と「防災対策の習慣化」をテーマとするメディア関係者様向けセミナーを開催しました。
本セミナーでは、災害時に自宅で3日間以上を安全に過ごすために、飲料水の確保、気象情報の活用、そして個人レベルでの防災対策について、最新の知見と実践的なアドバイスをお伝えしました。
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– 補足資料 –
■株式会社ナックについて https://www.nacoo.com/
当社は、1971年に株式会社ダスキンのフランチャイズ加盟店として創業して以来、「暮らしのお役立ち」を軸として、積極的な事業領域の拡大を行ってまいりました。2021年には創業50周年を迎え、現在ではダスキン事業を中核とするレンタル事業に加え、宅配水事業を展開するクリクラ事業、地場工務店の経営支援を行う建築コンサルティング事業、住宅事業、美容・健康事業と、「暮らし」と「住まい」に関わる幅広い領域において全国のお客様とダイレクトにつながりを持ち、さらなる成長を続けております。
《事業一覧》
クリクラ事業:宅配水「クリクラ」、浄水型ウォーターサーバー「feel free (フィールフリー)」及び次亜塩素酸水溶液「ZiACO(ジアコ)」の製造・販売
レンタル事業:ダストコントロール商品、介護用品及び福祉用具のレンタル・販売、害虫駆除器のレンタル・販売、定期清掃業務及び原状回復工事業務
建築コンサルティング事業:地場工務店に対する建築関連ノウハウ商品及び建築部資材の販売と施工、コンサルティング業務並びに住宅フランチャイズ事業
住宅事業:戸建注文住宅の建築請負、分譲住宅の販売及びそれに付随する金融業務
美容・健康事業:化粧品・健康食品の製造・販売、美容材料・医薬品等の販売及び洋酒等の輸入・販売
株式会社ナック 会社概要
社名:株式会社ナック
設立年:1971年5月20日
資本金:6,729,493,750円
代表者:吉村 寛
社員数:連結1,687名(2024年9月末現在)
本社所在地:東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル42階
電話番号:03-3346-2111(代表)
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