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NVIDIA、BlueField-3 でデータセンターインフラストラクチャ処理のロードマップを拡張

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ソフトウェア デファインドのネットワーク、ストレージ、サイバーセキュリティをラインレートで処理する、初の 400 Gb/s DPU

2021 年 4 月 12 日 カリフォルニア州サンタクララ — GTC21 — NVIDIA は本日、データセンターで利用可能な最も強力なソフトウェア デファインドのネットワーク、ストレージ、およびサイバーセキュリティのアクセラレーション機能を提供するための次世代データ プロセシング ユニット NVIDIA® BlueField®-3 DPU を発表しました。

AI とアクセラレーテッド コンピューティング向けの最初の DPU である BlueField-3 により、すべての企業が業界をリードするパフォーマンスとデータセンターセキュリティを備えたアプリケーションを、あらゆるスケールで

提供が可能になります。本製品はマルチテナントのクラウドネイティブ環境向けに最適化されており、ソフトウェア デファインド、ハードウェア アクセラレーションによるネットワーク、ストレージ、セキュリティ、および管理サービスをデータセンター規模で提供します。

1 つの BlueField-3 DPUが最大 300 個の CPU コアと同等のデータセンターサービスを提供し、ビジネスクリティカルなアプリケーションを実行するために貴重な CPU サイクルを解放します。

NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「現在、ハイパースケール クラウドは、データセンターの新しい基盤となるアーキテクチャを推進しています。仮想化、ネットワーキング、ストレージ、セキュリティおよび他のクラウドネイティブな AI サービスの膨大な量の計算負荷をオフローし、加速するためには、データセンターのインフラストラクチャ ソフトウェアを処理するために設計された、新たなタイプのプロセッサが必要です。BlueField DPU の時代がやって来たのです」

BlueField-3 と Morpheus があらゆる場所にセキュリティを設置
BlueField-3 DPU は、データセンターインフラストラクチャをビジネスアプリケーションからオフロードして分離することにより、従来のインフラストラクチャを、すべてのデータセンターユーザーが認証される「ゼロトラスト」環境に変換します。これにより、効率とパフォーマンスを向上させながら、企業をクラウドからコア、エッジまで保護します。

業界初の 400 GbE/NDR DPUである BlueField-3 は、卓越したネットワークパフォーマンスを提供します。BlueField-3 は、16 個の Arm A78 コアと4 倍の暗号化アクセラレーションにより、前世代に比べて10 倍の演算能力を実現しています。BlueField-3 はさらに、第 5 世代 PCIe をサポートし、時刻同期されたデータセンターアクセラレーションを提供する最初の DPU です。

BlueField-3 は、サイバー攻撃に対するリアルタイムのネットワークの可視性、検出、および応答を提供し、本日同時に発表された最先端の AI 対応のクラウドネイティブのサイバーセキュリティ プラットフォームである NVIDIA Morpheus の監視またはテレメトリエージェントとしても機能します。

NVIDIA DOCA SDK 1.0
BlueField-3 は、BlueField DPU で実行されるソフトウェアデファインドのハードウェア アクセラレーション ネットワーク、ストレージ、セキュリティ、および管理アプリケーションを構築するための完全なオープンソフトウェアプラットフォームを開発者に提供する、データセンター オンチップアーキテクチャである NVIDIA DOCA™ を活用します。

本日リリースされ、ダウンロード可能な DOCA には、BlueField DPU のアプリケーションを作成、コンパイル、および最適化するためのランタイム環境、データセンター全体で数千の DPUをプロビジョニング、更新、監視するためのオーケストレーションツール、さらにライブラリ、API、およびディープパケット インスペクションや負荷分散などの増加しつつあるアプリケーションが含まれています。

NVIDIA DPU のエコシステムを採用
大手サーバーメーカーの Dell Technologies、Inspur、Lenovo、Supermicro は、BlueField DPU をシステムに統合しています。世界中のクラウドサービスプロバイダは、BlueField DPU を使用して、JD.com や UCloud などのワークロードを加速しています。BlueField エコシステムは拡大しており、主要なハイブリッドクラウド プラットフォームパートナーであるCanonical、Red Hat、VMware、サイバーセキュリティのリーダーである Fortinet、Guardicore、ストレージプロバイダーの DDNⓇ、NetApp、WekaIO、およびエッジプラットフォームプロバイダーの Cloudflare、F5、Juniper Networks が BlueField-3 をサポートしています。

Red Hatの最高技術責任者(CTO)であるクリス・ライト(Chris Wright)氏は次のように述べています。「Red Hatは、コンポーザブル インフラストラクチャのための最新のハードウェア イノベーションへのアクセスを提供すると共に、イノベーションを加速するオープン エコシステムの一環として、NVIDIAとの協業を続けています。ネットワークセキュリティと自動化のための高度なソリューションを開発する必要性を認識しており、BlueField DPUとNVIDIA Morpheus AIフレームワークを、業界をリードするコンテナとKubernetesを搭載したハイブリッドクラウドプラットフォームであるRed Hat Enterprise Linux、Red Hat OpenShiftを介してサポートできることを嬉しく思います。」

VMwareのクラウドプラットフォームビジネスユニットのマーケティング担当バイスプレジデント、リー・キャスウェル(Lee Caswell)氏は次のように述べています。「我々の共通の顧客は、エンタープライズアプリケーションにAIのパワーを活用しようと競っています。VMware Cloud Foundation、および新たに発表されたNVIDIA BlueField-3 DPUで認証され、提供されるエンタープライズインフラストラクチャのビジョンは、アプリケーションパフォーマンスの向上、仮想化環境とベアメタル環境での一貫した運用モデル、さらにはパフォーマンスを損なうことなくゼロトラストセキュリティを提供するための新しいモデルへの道筋をお客様に示しています。」

BlueField-2 の提供開始
BlueField-3 は、BlueField-2 と完全な下位互換性があり、データセンターのワークロードのオフロード、アクセラレーション、およびアイソレーションに比類ない性能を提供します。BlueField-2 は通常、デュアル 100 Gb/s イーサネットまたは InfiniBand ネットワークポートと最大 8 つの Arm コアを搭載しています。BlueField-2 DPU には、ソフトウェア デファインドのストレージ、ネットワーク、セキュリティ、ストリーミング、ラインレート TLS/IPSEC 暗号化、5G telco およびデータセンター時刻同期、その他のクラウドインフラストラク チャサービスの正確なタイミングのためのアクセラレータが含まれています。

入手方法
BlueField-3 は、2022 年の第1四半期にサンプルが出荷される予定です。

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会社概要

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URL
-
業種
製造業
本社所在地
東京都港区赤坂2-11-7 ATT New Tower13F
電話番号
-
代表者名
大崎 真孝
上場
未上場
資本金
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設立
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