紙媒体向け 囲碁・将棋の譜面制作アプリ「UROBIN®」リリース
最新OSに対応、編集業務を効率化
株式会社中日新聞社(本社:名古屋市中区)は、囲碁・将棋報道に必要な紙面印刷用の盤面図を制作するアプリケーション「UROBIN®(ウロビン)」をリリースしました。これまで利用してきたアプリケーションで課題だった、OS更新に伴うバージョンアップに対応。記者パソコンにインストールし、取材先の対局現場から自社の編集素材管理システムに盤面図をオンラインで直送できるなど、編集業務の効率化に寄与します。新聞・出版業界のITシステムを手掛けるHOUSEI株式会社(本社:東京都新宿区)と販売代理店契約を結び、普及を通して囲碁・将棋報道の活性化に貢献します。また、2月19日~21日開催の新聞製作技術展(JANPS in page2025、東京都)にて、デモを交えて機能をお伝えします。
※UROBIN®は囲碁の別名烏鷺(URO)と駒鳥の英名(ROBIN)を掛け合わせた造語です。
【UROBIN®開発の背景】
囲碁と将棋は幅広い世代に愛される知的な娯楽であり、新聞各社は一流棋士の対局報道などを通してその魅力を長年にわたり伝えてまいりました。中日新聞社も北海道新聞社、西日本新聞社、神戸新聞社、徳島新聞社と、囲碁の天元戦、将棋の王位戦・女流王位戦を共同主催し、記者による解説記事を囲碁・将棋ファンの皆さまにお届けしています。
囲碁・将棋報道には盤面図が欠かせませんが、新聞製作において従来は専用のアプリケーションで盤面図を制作してきました。しかし、OSの更新に対応するためのアプリケーションのバージョンアップに多額の費用がかかること、将棋の駒で独自の書体が使いにくいこと、紙面の編集作業で使われる業界独自のサイズ単位(倍・段)に適応していないことなど、特有の課題を抱えていました。
このようなデジタル編集上の課題を解決するため、中日新聞社名古屋本社技術局がUROBIN®を開発し、2022年秋に自社内での運用を開始。23年度の日本新聞協会技術委員会賞を受賞しました。UROBIN®の汎用性のある機能により、同様の課題を抱える新聞社や雑誌出版社にも編集作業の効率化に向けて価値を提供できると考えております。
【UROBIN®の機能】
▽共通機能
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Windows 10/11対応
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紙面の体裁に合わせた画像サイズの指定
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EPS、JPEG、PDF形式での画像出力
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部分的な盤面図の作成
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ドラッグ&ドロップによる簡易入力
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掲載サイズや枠線の太さなど作成条件のテンプレート化
▽囲碁特定機能
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ugf形式の棋譜ファイルの読み込み
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棋譜ファイルに含まれる参考図の表示
▽将棋特定機能
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kif(Shift-JIS)kifu(UTF-8)形式の棋譜ファイルの読み込み
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テンキーやスペースキーを用いた簡易入力
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「二歩」のチェック
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フォントの変更も可能
◇記者が取材先で盤面図をつくり、編集素材管理システムに送信できます。
【サービス使用料】
1ライセンスのひと月あたりの使用料は以下の通りです(税別、契約は6カ月単位)。
将棋または囲碁 単独使用 9,800円
将棋と囲碁 セット使用 16,000円
【新聞製作技術展(JANPS in page2025)でPR】
2月19日(水)~21日(金)に池袋サンシャインシティ文化会館展示ホール(東京都豊島区)で開催される新聞製作技術展のHOUSEI出展ブースにUROBIN®のコーナーを設置。開発担当者によるデモを交えて機能をご紹介します。
同展サイト:https://www.janps.jp/
【会社概要】
株式会社中日新聞社
所在地:名古屋市中区三の丸一丁目6番1号
代表者:代表取締役社長 大島 宇一郎
設立日:1942年9月
URL:https://www.chunichi.co.jp/
HOUSEI株式会社
所在地:東京都新宿区津久戸町1番8号神楽坂AKビル9階
代表者:代表取締役社長 管 祥紅
設立:1996年3月
URL:https://www.housei-inc.com/
【お問い合わせ先】
中日新聞社名古屋本社技術局システム部
TEL:052-201-3002(平日10:00~18:00)
mail:urobin@ml.chunichi.co.jp
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