日本赤十字社、創立150周年に向けた歴史資料のデジタルアーカイブズを開始
~草創期の資料約200件をデジタル化し公開~
日本赤十字社(本社:東京都港区、以下「日赤」)は、2027(令和9)年に創立150周年を迎えるにあたり、日赤の歴史を語る重要な資料の収集と保管を行う「赤十字情報プラザ」にて、所蔵資料の一部を国際標準に基づいて整理し、目録の作成を開始しました。
整理が完了した資料からデジタルアーカイブシステムを通じて、オンラインで公開予定です。
初回公開となる10月25日には、日赤の前身である博愛社の簿冊や、明治から発行されている広報誌など、日赤の草創期に関する約200件(デジタル画像数 約5万3000点)を公開いたします。
公開する資料は、日赤本社の「赤十字情報プラザ」が蓄積してきた資料を、日赤の公的な記録である社史稿に基づいて人為的に再編成した「赤十字情報プラザコレクション」です。
本コレクションは、日赤の前身である博愛社時代に作成・収集された博愛社資料を含み、1877(明治10)年から現代までの変遷を物語る日赤本社の記録で構成されています。
日赤は、創立以来多くの方々の支えを受けて活動を続けてまいりました。このデジタルアーカイブズを通じて、いのちと向き合ってきた日赤の足跡をご覧いただければ幸いです。
■日本赤十字社デジタルアーカイブズ 概要
【名称】
日本赤十字社デジタルアーカイブズ
【URL】
https://adeac.jp/jrcsarchives/top/
【公開日時】
2024年10月25日(金) 10時30分
【公開予定資料】
・博愛社作成資料
・日赤作成簿冊
・機関誌(日本赤十字/博愛)
・関東大震災等の救護報告書など
・篤志看護婦人会
・参考館・博物館作成資料
・記念誌(社史稿)
※最初の公開時は主に、明治期の資料が中心となります。
【公開方法】
TRC-ADEAC株式会社が制作・運営するデジタルアーカイブズの検索・閲覧プラットフォーム上に、日赤デジタルアーカイブズ(DA)を設けて公開します。
【利用規定】
資料の利用に関する規定は、以下のURLでご確認いただけます。利用者は、必ずご確認の上、適切にご利用ください。
https://adeac.jp/jrcsarchives/terms-of-use
なお、資料整理を並行して進めているため、今後も順次公開を予定しています。
【公開資料の掲載について】
公開する資料には、当時の社会背景や意識を反映した言葉や表現が含まれており、現代の視点では不適切とされる内容も含まれることがあります。これらの資料は、歴史的記録としての重要性から、ありのままに掲載いたします。
また、記録の中には誤記や間違いも見受けられますが、その真正性を重視し、原則としてそのまま掲載する方針です。ご利用に際しては、当時の政治や文化を伝える他の資料も参照いただき、この点についてのご理解をお願い申し上げます。
■赤十字情報プラザ 施設概要
赤十字の成り立ちや日本赤十字社の歴史、活動内容に関する史料展示・資料閲覧・映像の各コーナーを設け、赤十字の歴史的・文化的史料の一部を公開しています。
史料展示は常設展と企画展に分かれており、現在は企画展「万博と赤十字~日赤発祥の原点は万博にあり~」を開催中です。(2025年10月30日(木)まで)
【開館日】
火・水・木 10:00~12:30、13:30~16:30
【休館日】
金・土・日・月、祝日、年末年始、創立記念日(5/1)
【利用料】
無料(事前予約制。電話で仮予約を)
03-3437-7580/月~金10:00~17:00
【所在地】
東京都港区芝大門1-1-3 日本赤十字社本社1階
【WEBサイト】
赤十字WEBミュージアム https://www.jrc.or.jp/webmuseum/
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