九電工、新本社にビットキーの「workhub」を導入
【ビットキー初】会議室の予約状況に応じて空調を自動でオン。環境負荷低減へ
株式会社ビットキー(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:寳槻 昌則、以下「ビットキー」)は、株式会社九電工(本社:福岡県福岡市、代表取締役:石橋 和幸、以下「九電工」)の新本社に、ビットキーのオフィス向けコネクトプラットフォーム「workhub」が導入されたことをお知らせします。本取り組みでは、来訪者受付や会議室予約のDX、スマホアプリからの座席予約、顔認証による入退室に対応しました。
なお、オフィスを構える『ONE FUKUOKA BLDG.(以下「ワンビル」)』では、オフィスエリアの勤務者を対象に、「workhub」が導入されており、従業員の顔認証入退室や来訪者の二次元コードでの受付・入館に対応しています。これらビル共用部の機能と九電工が入居する専有部の機能を連携することで、九電工の従業員・来訪者ともにシームレスな利用体験を実現しています。(※1)
※1:福岡の大型複合ビル「ワンビル」、ワーカーの入退館に顔認証を導入 ワーカーズアプリでビル内の付帯施設予約等も可能に(2025/1/17)https://bitkey.co.jp/newsroom/20250117/

■実現した内容
【ビットキー初】会議室の予約状況に応じて、空調を自動で起動。省エネと利便性を両立
「workhub」の会議室予約システムとビル空調システムが連携したことで、会議室の予約時間より前に自動で空調が起動し、入室時に快適な室温で会議を始めることが可能となりました。また、入退室履歴をビル内の他システムへ連携することで、最後の退室者がオフィスを出ると、空調と照明が自動で停止します。このように、従業員の予約や行動データを活用することで、手動操作の手間や快適性を損なうことなく省エネが可能となります。

九電工の従業員はビル内を手ぶらで通行可能
九電工の専有フロアでは執務エリア入口や会議室ドアに顔認証端末を設置。ワンビルはすでに共用部が顔認証入退館に対応しているため、九電工の従業員はビルエントランスから各会議室まで、手ぶらで入室できます。(※2)また、「workhub」は、入退室履歴から従業員の最終退室を検知し、パナソニック株式会社のビル入退室管理システム「eX-SGⅡ」(※3)へ連携することで、警戒機能の起動も自動化しました。一般的に最終退室者は専用のカードで警戒機能を起動させますが、専用カードの携帯が不要かつ、自動で警戒機能が起動するため、オフィスのセキュリティ強化に寄与します。

※2:一部対応していない部屋があります。
※3:※「eX-SGⅡ」はパナソニックホールディングス株式会社の登録商標です。
参考 パナソニックの「統合型ビル入退室管理サービス」に 「workhub」との通信モジュールを“標準”搭載(2025年5月16日)https://bitkey.co.jp/newsroom/20250516/
会議室も座席も「workhub」アプリひとつで検索・予約が可能
新本社は、フリーアドレスを採用した執務エリアやイノベーションを生み出すライブラリー、フランクな交流を促すリフレッシュエリアなど様々な目的を持つ座席や会議室を備えています。これらの部屋や座席は「workhub」アプリから事前に予約できるほか、オフィス内のビーコンで捉えた位置情報(※4)から自動的にチェックインすることもできます。会議室の予約情報はOutlookカレンダーにも同期されるため、アプリからの予約とOutlookカレンダーからの予約が重複することもありません。

※4:スマートフォンのBluetooth通信機能をONにした場合
Outlookカレンダーと連携し、ゲスト招待も手軽に
ワンビルのオフィスエリアに来訪するゲストは、受付および入館用の二次元コードを用いることで、受付手続き無しでセキュリティゲートを通過し、目的のフロアに向かうことができます。本取り組みでは、九電工の利用しているOutlookカレンダーと連携させたことで、カレンダー上の操作のみで自動的に二次元コードをゲストに送付することが可能となりました。九電工の従業員は普段の操作のまま、ゲストを手軽に招待することができます。なお、セキュリティ通過時には、九電工の担当者にメールや「workhub」アプリで来訪を知らせるため、内線電話を受け取る手間もありません。

■本取り組みの特長
本取り組みは、ビルの様々な設備・システムとテナント企業が利用するクラウドサービスの間がシームレスに連携している点に特長があります。一般的に、ビルの設備やシステムはオンプレミス環境で提供されており、クラウド化されている場合も、テナント企業が利用するクラウドサービスとの連携は想定されていません。この度の取り組みは、ビットキーの「workhub Cloud」がビルのシステムとテナント企業(九電工)が利用するシステムの媒介役を担うことで、九電工のワーカーや来訪者にとってシームレスな利用体験を提供しました。
■導入の背景・目的
昨今、企業においては従業員の生産性向上、コラボレーション創出の重要性が改めて認識され、オフィスへの出社回帰の動きが強まっています。一方、脱炭素に向けた社会的な取り組みも重要性を増しており、政府は2030年度の温室効果ガス排出削減目標として、2013年度比46%削減を掲げ、更なる高みである50%削減への挑戦を表明しています(※5)。この目標達成のためには、大規模施設・ビルが該当する「業務・その他部門」において、2013年度比で約51%の排出量削減が求められています(※6)。
このような背景の中、九電工は新中期経営計画(※7)において、生産性改革の一環として「先端技術及びITを活用した合理化・省力化の推進」と「業務改革の実践」を掲げています。特に、エネルギー消費の大部分を占める空調制御の最適化に着目し、2024年にはベンチャー企業との協業による空調熱源制御AIの開発を推進(※8)するなど、環境に配慮した取り組みを進めてきました。この度のオフィス移転は、「DXを通じたオフィスの業務効率化」「ワーカーの満足度を高める働きやすいオフィス」「環境負荷の低減」の3点を重視しており、「workhub」はこれらを実現できたことに加え、オフィステナントの取り組みから脱炭素に貢献できる機能が評価され、導入に至りました。
※5:経済産業省 第6次エネルギー基本計画 https://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/pdf/20211022_02.pdf
※6:環境省 閣議決定資料「地球温暖化対策計画」https://www.env.go.jp/content/900440195.pdf
※7:新中期経営計画(3つの改革)https://www.kyudenko.co.jp/ir/docs/mid_management_plan_202006.pdf
※8:株式会社メンテル プレスリリース「創設1年ベンチャーが個別空調制御AI共同開発の基本契約を九電工と締結」
https://menteru.jp/topics/5q26x5of
■株式会社九電工 総務部 プロジェクト課 課長 功野 一也氏 コメント
今回の移転では、環境負荷の低減と、従業員が快適かつ安心して働ける環境を実現するため、デジタルを活用した働きやすいオフィスづくりを目指しました。「workhub」は、顔認証によるスムーズな入退室など従業員の利便性を高めてくれる点に加え、ビルの空調設備と連携し、会議室の予約状況に基づいて、空調を自動で起動できる点を評価しました。これにより、働き手の利便性向上とオフィス環境の改善、さらには脱炭素社会への貢献も両立できると考えています。今後、この取り組みによる省エネルギー効果にも大いに期待しています。
■workhub(ワークハブ)について
ビルやテナントごとに異なる設備・システム・サービス間をつなげ、利用者・管理者にとってシームレスな体験を提供するオフィス向けのコネクトプラットフォームです。顔認証入退室、受付無人化、会議室予約、フリーアドレス時の座席管理など豊富なソリューションも提供しており、連携する他社製品と組み合わせることで、ビルもオフィスも継続的にアップデートすることができます。
公式サイト:https://www.workhub.site/
【株式会社ビットキー 概要】
社名 :株式会社ビットキー
所在地 :東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン9F
代表者 :代表取締役社長 CEO 寳槻 昌則
設立 :2018年5月16日
資本金 :20,312,720,300円(2024年12月31日時点 資本準備金を含む)
事業概要:ID認証・認可のためのプラットフォーム「bitkey platform」の企画・開発・運用
コネクトプラットフォーム「homehub」「workhub」の企画・開発・販売
スマートロック等のハードウェア製品の企画・開発・販売
※「ビットキー」「bitkey platform」「homehub」「workhub」は当社の登録商標です。
※「Bluetooth®ワードマークおよびロゴは登録商標であり、 Bluetooth SIG, Inc.が所有権を有します。株式会社ビットキーは使用許諾の下でこれらのマークおよびロゴを使用しています。
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