プリンセス・クルーズの総合的な環境プログラムが評価を受け、初開催の「JATA SDGsアワード」の地球環境部門にて奨励賞を受賞 環境保全を呼びかける総合的な環境プログラム「プラネット・プリンセス」
プリンセス・クルーズ(https://www.princesscruises.jp/)のジャパンオフィスである株式会社カーニバル・ジャパンは、日本旅行業協会(JATA)が初めて開催する「JATA SDGsアワード」の地球環境部門(海洋資源、森林資源、生物多様性及び気候問題等に関する内容)にて、プリンセス・クルーズの取組みを紹介し、奨励賞を受賞しました。
「JATA SDGsアワード」は、旅行業界において持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて、優れた取り組みを行っている企業を表彰し称える賞です。また、「奨励賞」は、SDGs達成に資する取組みであり、事例として他社の参考になる企業に与えられる賞です。この度プリンセス・クルーズが、1993年から導入している、乗務員やお客様に海をはじめとした環境保全を呼びかける総合的な環境プログラム「プラネット・プリンセス」において、高いサステナビリティ基準での運営と継続的な乗務員のトレーニングといったコミットメントが高く評価されました。
プリンセス・クルーズが行っている環境保全への取り組み(https://www.princesscruises.jp/environmental-responsibility/)は以下の通りです。
<大気汚染の削減>
高度な空気品質システム
プリンセス・クルーズでは、排気ガス洗浄システム(EGCS)という高度な空気品質システム(AAQS)に投資しており、Ecospray社(https://ecospray.eu/)と共同でクルーズ業界の中でも新技術の設計および開発にいち早く取り組んでいます。サン・プリンセスをはじめとする新造船ではEGCSが標準搭載となっています。
陸上電力供給システム
2001年に、陸上電力供給システムが米国アラスカ州都のジュノーに設置されて以降、プリンセス・クルーズは陸上電力供給システムを率先して利用しています。陸上電力供給システムに接続することで、寄港中にディーゼルエンジンを切ることができます。さらに、本システムの開発に伴い、カスタマイズした電源接続キャビネットを保有客船に設置することで、船の電源ネットワークを陸側の電源ネットワークに自動的に接続し、寄港中の大気汚染の削減を可能にします。
<水の利用・排水処理>
船上で生産もしくは積載された水をその目的に応じて使用しています。排水を主に雑排水、汚水、ビルジ水の3種類に分類し、国際、地域、国の各種法律や規制に準拠し処理を行っています。
雑排水と汚水
雑排水(シャワー、洗面台、食器洗浄機)や汚水(トイレ)などの廃棄は全客船において、米国湾岸警備隊より舶衛生装置として認定を受けた水処理施設を完備しています。汚水は、排水処理装置で自然に分解・殺菌され、処理された排水を港から法律で義務付けられた最低12マイルより離れた場所で放出しています。一部の雑排水は汚水と合わせてより高度な汚水処理施設で処理し、船上で保存したまま出港し、すべての法律・規制に準拠し、海に放出しています。
ビルジ水
船底で回収された汚水「ビルジ水」は、エンジン室の機材から排出されたオイルを含んでいるため、プリンセス・クルーズでは、ビルジの容量水を必要最低限に抑え、適切な保水タンク量と排出方法を確保し、可能な限り機械のオイル漏れを防ぎ、最新型の分離装置に切り替えるなど様々な対策に取り組んでいます。(参考:排水処理について(https://www.princesscruises.jp/pdf/Bilge_Water_Process_Infographic_JP.pdf))
<固形廃棄物の処理>
ゴミ処理装置
最新型ゴミ処理装置を船上に完備し、船上のゴミを処理しているほか、ごみを出さない取り組みも行っています。
プラスチック類の削減
食材や備品の購入・梱包条件を見直し、船上に積載するプラスチック材の数を削減しました。極力排除しながら一部は分解可能な素材を代用しています。
リサイクルの分別
ガラスや紙製品など、それぞれ専用のゴミ箱を設置するほか、適切にリサイクルや焼却を行い、寄港先の認定ゴミ処理場まで保管ができるよう、特別なトレーニングを受けたスタッフが担当しています。
<その他の取り組み>
乗務員のトレーニング
使用機材の知識向上だけでなく、環境意識におけるトレーニングや規則違反があった場合の厳しい処置についても周知徹底を実施しています。
ペーパーレス化
最先端テクノロジー「メダリオン」の導入によるデジタル化促進により、船内の印刷物を減らすことで紙の使用料削減を促進しています。
オイル汚染防止
乗務員は機材の使用前に必ずオイル漏れ点検を実施し、万が一漏れが発覚した場合は速やかに報告し、船上・港湾緊急対応計画に基づいた措置を講じています。
監査・点検
米国湾岸警備隊、米公衆衛生局、米疾病管理センター、船級協会、旗国・船舶安全検査局による強制点検に加え、カーニバル・コーポレーションの専門スタッフが高い安全、環境保護基準に基づいた点検や、安全・環境保護において更なる改善余地について継続的な検証を実施しています。
プリンセス・クルーズについて
世界最大の国際的なプレミアムクルーズラインであるプリンセス・クルーズは、現在15隻の近代的な客船を運航する、世界的なクルーズ会社。カリブ海、アラスカ、パナマ運河、メキシカンリビエラ、ヨーロッパ、南米、オーストラリア/ニュージーランド、南太平洋、ハワイ、アジア、カナダ/ニューイングランド、南極、ワールドクルーズを含む世界中の目的地に年間数百万人のお客様をお連れしている。2017年、親会社であるカーニバル・コーポレーションと共同で、バケーション業界で最も先進的なウェアラブル・デバイス「メダリオン」を利用したメダリオン・クラス・バケーションを導入し、メダリオン・クラスの客船にご乗船のお客様へ無料でご提供。受賞歴のあるこの革新的な技術により、お客様のクルーズライフをより快適にするきめ細やかなサービスの提供を実現。プリンセス・クルーズは、カーニバル・コーポレーション& plc(https://www.carnivalcorp.com/index?c=140690&p=irol-index) (NYSE/LSE:CCL; NYSE:CUK)傘下の会社。
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