アスエネ、シリーズB 3rdクローズ 累計31億円の資金調達を実施
Sony Innovation Fundを迎え、日本および海外での製造業のサプライチェーンCO2見える化と削減を加速
クライメートテック(気候テック)領域で企業の脱炭素・ESG経営支援に取り組むアスエネ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:西和田 浩平、以下「アスエネ」)は、シリーズB資金調達の3rdクローズにおいて、1.5億円の資金調達を実施したことをお知らせします。これにより、シリーズBラウンドでの資金調達額は27億円となり、投融資の累計資金調達額は約31億円になります。
本ラウンドでは、新規投資家としてSony Innovation Fund、また既存投資家のGMO VenturePartners、GLIN Impact Capital、Tybourne Capital Managementの当社投資責任者 持田昌幸氏の3社を第三者割当増資の引受先として調達しました。合計で1.5億円、シリーズBラウンド合計では27億円の調達となります。本増資により、2019年10月の創業から3年5ヶ月で投融資の累計資金調達額は約31億円となりました。
CO2見える化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」は、受注額ベースで毎月平均+90%超の成長、導入社数*は2,500社を突破、提携企業数は70社を超えています。Scope3/サプライチェーン排出量の見える化や一次データ連携機能、製品LCA*(カーボンフットプリントの算定)、水管理、英語などのグローバル対応など、企業の脱炭素経営に必須である機能をそろえています。
当社は、お客さまのニーズに合わせて、最適な機能を迅速に提供できるシステム開発体制を構築しています。また、シンガポールでは海外現地法人の設立とカントリーマネジャーの配置、航空・宇宙系の製造業の上場企業/STエンジニアリング社をはじめとする海外企業の「Asuzero」導入が加速しており、日本とアジアで非連続な成長を実現しております。
ESGクラウドレーティング事業「ECR」では、企業のサプライチェーンのESG評価を可視化・改善します。サプライチェーンにおける脱炭素やESGの課題解決と働きかけをするため、契約・導入をする企業が急増中です。
- 資金調達の目的・今後の展望
当社は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」と持続的なサプライチェーン調達のESG評価サービス「ESGクラウドレーティング(ECR)」の提供を通じて、事業成長による社会的インパクトを追求します。そして、日本初のアジアNo.1のクライメートテック企業を目指して、さらに尽力してまいります。
- アスエネについて
<アスゼロ>
主力事業である「アスゼロ」は、企業・自治体を対象に、GHGプロトコル*におけるScope1-3*のサプライチェーン全体のCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスとSX*コンサルティングを行っています。強みである脱炭素のワンストップソリューションにより、企業の脱炭素経営推進に向けた包括的なサービスを提供しています。
<ESGクラウドレーティング(ECR)>
持続的なサプライチェーン調達のためのESG評価クラウドサービス「ECR」は、企業のサプライチェーンのESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)経営の取り組みを可視化できるESG評価プラットフォームです。国際的なESGフレームワークに準拠した、信頼性が高いレーティングとスコアリングを通じて、企業のESG評価を可視化します。
ESG経営に取り組む導入企業(バイヤー)、被評価企業(サプライヤー)からの問い合わせが増加しています。業務提携・サービスの契約、導入が進んでいます。
<海外展開>
シンガポール現地法人「Asuzero Singapore Pte. Ltd.」を設立後、APECでネットゼロを目指す企業によるニーズがさらに集まっています。シンガポールの航空・宇宙系製造業の上場企業/STエンジニアリング社など、製造業・建設業界を中心に「Asuzero」の導入が増加しています。
<業務提携>
農林中央金庫、あおぞら銀行など40行庫以上の金融機関、また、脱炭素ソリューション・パートナーとしてKPMGコンサルティング、BIPROGY、兼松、大阪ガスグループなど30以上の事業者などと提携しています。CO2排出量の見える化のデータ連携、削減ソリューションの拡充、サステナビリティ・アカウンティング/ファイナンス領域でのシステム連携や追加サービスなどにおける提携をさらに強化してまいります。
- 投資家、アスエネ代表のコメント
「グローバルベースであらゆる企業がESG経営、脱炭素の実現を求められている中、アスエネは革新的クラウドサービスの「アスゼロ」を軸に、GHG削減に向けたワンストップソリューションを提供している期待の企業です。
脱炭素社会の実現に向けた同社の取り組みを、今後も様々な方法で支援してまいります」
アスエネ株式会社 / Co-Founder & 代表取締役CEO 西和田 浩平
「この度、世界的に製造業における最大のプレゼンス・ネットワーク・ブランドと技術力を持つ、ソニーグループのSony Innovation Fundを新規投資家として迎えることができ、また既存株主からも追加投資をいただき、大変光栄かつうれしく思います。今回の投資を受けて、今後は日本・世界での製造業・建設・小売・物流などの業界のScope3/サプライチェーンのCO2見える化と削減の実行に注力していきます。また、我々は日本だけではなく、世界全体でのネットゼロ達成に貢献していきます。日本発の世界で勝ち抜く企業となるべく、果敢に挑戦してまいります」
- アスエネ 会社概要
事業:CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」
ESG評価クラウドサービス「ESGクラウドレーティング(ECR)」
再エネ調達コンサルティングサービス「アスエネ」
資本金:25億2,681万円(資本剰余金含む)
代表者:代表取締役CEO 西和田 浩平
株主:経営陣、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、STRIVE、
パビリオンキャピタル(シンガポール政府/テマセク傘下ファンド)、
Salesforce Ventures、SBIインベストメント、GMO VenturePartners、
Sony Innovation Fund、GLIN Impact Capital、Axiom Asia Private Capital等
創業:2019年10月
住所:東京都港区虎ノ門1丁目17−1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階 CIC TOKYO
URL:https://earthene.com/corporate/
【採用について】
アスエネでは、ミッションである「次世代によりよい世界を」を実現するため、全方位で採用を強化しております。ご興味・ご関心がある方は、ぜひお問い合わせください。
採用サイト:https://earthene.com/corporate/recruitment
【アライアンスについて】
アスエネでは、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」の展開を、一緒にお取り組みいただけるパートナーを募集しております。
協業例:金融機関・地域金融機関、総合・専門商社、コンサル、製造業、投資ファンドなど
問い合わせ先:問い合わせ先:https://earthene.com/corporate/form/contact
<注釈補足>
* 導入社数:契約締結済みのグループ導入企業数を示す
* LCA:ライフサイクルアセスメントの略。製品やサービスの生産から消費、廃棄に至るまでのライフサイクル全体における環境負荷を定量的に算出する手法
* GHGプロトコル:Greenhouse Gas(温室効果ガス)の排出量算定と報告の国際・世界基準。
* Scope1-3:以下のとおり、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分。
Scope1:自社の事業活動において直接排出したCO2排出量
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なCO2排出量
Scope3:上記以外の事業活動に関わる上流・下流のサプライチェーンのCO2排出量
* SX:サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)とは、企業が持続可能性を重視した経営方針へと切り替えること。
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