CNCマシンシミュレーションソフト「Vericut」の最新バージョンがリリース決定！

VERICUT 9.5.2 が、1月24日に正式リリース！

株式会社システムクリエイト

2025年1月16日 09時09分

株式会社システムクリエイト（本社：大阪府東大阪市荒本新町、代表：川上正義）は、SANDVIKグル

ープのCGTech社製、CNCマシンシミュレーションソフト Vericut の最新版(V9.5.2)が1月24日にリリースされる事をご紹介します。

VERICUTとは

Vericutは、NCプログラムの材料除去プロセスをインタラクティブにシミュレーションする3Dソリッドベースのソフトウェアです。多軸フライス/ドリル、多軸旋削、およびミルターン複合加工を示します。NCプログラムの精度と品質を検証し、NC工作機械でプログラムを実行する前に、加工部品を廃棄したり、治具を損傷したり、切削工具を破損したりする可能性のある非効率的な動作またはプログラミングエラーを修正できます。

Vericutは、CAD/CAMシステムのCLデータのシミュレーションとは異なり、CNCマシンで実行される『GコードNCプログラム』のシミュレーションを行い、エラーや干渉の危険防止、加工効率の向上を実現するCNCマシンシミュレーションソフトウェアです。

複合加工機や複合旋盤、５面加工機、５軸加工機などの『GコードNCプログラム』シミュレーションに対応し、機械動作におけるマクロプログラム、システム変数、マクロ変数、ATC動作、パレットチェンジなどの機内動作を細部まで忠実に再現し、干渉エラーのレポートや、CADモデルとの比較、加工条件のグラフ化や最適化など様々な機能をご提供します。

最新版（V9.5.2)の機能強化ポイント

■工具概要と摩耗情報レポート

新しい「ヒートマップ」表示を使用して、工具の摩耗パターンを確認できます。色とメッセージの組み合わせで各工具の使用状況や、切削が工具に与えた影響を確認出来ます。

また、工具に対して切削時間、除去体積、切削距離など様々な要因に基づいた摩耗限界を設定することで、工具の寿命に近づくと通知されます。工具交換のタイミングを予測でき在庫管理の改善に役立ちます。

■工具のパフォーマンスデータ

v9.5では、追加されたカッタータイプと切削材料に対して、強化／拡張された工具のパフォーマンスデータを提供します。カッターやインサートに材料の材質データを追加する際、「ベリカットの工具データ」を選択すると、世界の主要な工具メーカーから集められた切削送り速度、スピンドル回転数などの推奨事項を見ることができます。このデータは、Force（オプション）ユーザーだけでなく、全てのユーザーで利用できます。

■各種グラフ表示の強化

パネルのいくつかの機能は、下部のアイコンツールバーに移動することで合理化しています。

[表示グラフ］ウィンドウを開き、表示したいグラフを指定できます。グラフはツールバーから直接削除するか、［表示グラフ］ウィンドウの指定を外すことで削除できます。新しく「接触角度」のオプションも追加されました。

■CNCコネクト強化

CNCマシン接続により、VericutはCNCマシンと直接接続し、加工前・中・後のリアルタイムデータをVericutで確認できます。

新機能の「ポストチェック」は、CNCからアーカイブされたデータをVericutシミュレーション内で確認できる調査ツールで、CNCマシンの動作状況を観察し、特定の部品加工中に発生した問題を検査・診断できます。

v9.5はFANUCは勿論、OKUMA、Siemens、Heidenhainコントローラ搭載のCNCマシンにも対応しています。

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