全国カーライフ実態調査(2018年) ~「ドライブレコーダー」の搭載率は昨年より16.4ポイント上昇
◆車の維持費は増加傾向 平均額は12,400円、昨年比600円増加
◆ドライバーが負担に感じるもの 二大諸経費は「自動車税」「車検・点検費」
「ガソリン代・燃料代」に負担を感じる割合は昨年比8.5ポイント上昇
◆今乗っている車 最多は「軽自動車」で34.9%
◆オプション装備にいくらかけている?
「カーナビ」平均10.6万円、「ドライブレコーダー」平均2.0万円
◆車社会で恐怖を感じること 1位は「飲酒運転による事故」
◆「あおり運転による事故」は去年11位から3位に急上昇
◆安全運転機能の搭載率 「自動ブレーキ」20.3%、「ドライブレコーダー」31.7%
「ドライブレコーダー」の搭載率は昨年より16.4ポイント上昇
◆「自分は“車好き”」男性6割半、女性4割半
◆一日警察署長になってほしい芸能人
男性芸能人1位「竹内涼真さん」女性芸能人1位「新垣結衣さん」
調査全文→ http://from.sonysonpo.co.jp/topics/pr/2018/12/20181203_01.html
ソニー損害保険株式会社(代表取締役社長:丹羽 淳雄、本社:東京都大田区、以下「ソニー損保」)は、2018年10月19日~10月22日の4日間、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女に対し、「全国カーライフ実態調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効回答を得ました。
【運転実態と車の維持費】
◆車の維持費は増加傾向 平均額は12,400円、昨年比600円増加
◆ドライバーが負担に感じるもの 二大諸経費は「自動車税」「車検・点検費」
「ガソリン代・燃料代」に負担を感じる割合は昨年比8.5ポイント上昇
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自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1,000名(全回答者)に、年間走行距離を聞いたところ、「3,000km超5,000km以下」(29.2%)や「5,000km超7,000km以下」(20.6%)に回答が集まり、年間走行距離の平均は6,361kmとなりました。
男女別に年間走行距離の平均をみると、男性は6,981km、女性は5,741kmとなり、男性の平均走行距離のほうが長くなりました。
2014年~2018年の年間走行距離の平均を比較すると、4年前(2014年7,204km)から昨年(2017年6,018km)までは年々平均走行距離が短くなっていましたが、今年の調査では昨年と比較して343km長くなりました。
次に、1ヵ月あたりの車の維持費(※1)を聞いたところ、「5,000円~10,000円未満」(34.0%)や「10,000円~15,000円未満」(23.4%)に回答が集まり、平均額は12,400円(※2)となりました。
主に運転している車のタイプ別に維持費の平均額をみると、最も平均額が低かったのは軽自動車(10,000円)で、次いで低くなったのはコンパクトカー(12,600円)でした。小型の自動車の維持費は、他のタイプと比べて低く抑えられているようです。
2010年~2018年の維持費の平均額を比較すると、昨年(2017年11,800円)までみられた減少傾向から一転、今年は増加に転じました。
(※1):保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代等のことで、税金、ローン返済、有料道路通行料は除きます。
(※2):100円未満は四捨五入
続いて、車の諸経費で負担に感じるものを複数回答で聞いたところ、「自動車税」と「車検・点検費」が同率(63.0%)で、次いで、「ガソリン代・燃料代」(58.7%)、「自動車保険料」(52.2%)、「駐車場代」(22.3%)となりました。
居住地別(※3)にみると、「駐車場代」は都市部41.2%、地方18.4%と、都市部のほうが負担を感じている人の割合が高くなりました。
2010年~2017年の調査結果と比較すると、「ガソリン代・燃料代」は2014年(70.1%)をピークに2016年(46.4%)までは下降傾向でしたが、昨年(2017年50.2%)から上昇に転じ、今年は58.7%と8.5ポイントの上昇となりました。ガソリン価格の高騰が影響していると考えられます。
(※3):市・区における人口ランキングの上位都市である、北海道札幌市、東京都23区、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市を「都市部」とし、それ以外を「地方」とした。
【今乗っている車・次に乗りたい車】
◆今乗っている車 最多は「軽自動車」で34.9%
◆オプション装備にいくらかけている?
「カーナビ」平均10.6万円、「ドライブレコーダー」平均2.0万円
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全回答者1,000名に、主に運転している車のボディタイプを聞いたところ、「軽自動車」が最も多く34.9%、次いで、「コンパクトカー」が18.1%、「ミニバン」が15.0%、「セダン」が11.4%、「ステーションワゴン」が9.0%となりました。
昨年の調査結果と比較すると、「軽自動車」を運転している割合は2017年35.9%→2018年34.9%、「コンパクトカー」を運転している割合は2017年19.0%→2018年18.1%と、どちらも昨年と同水準でした。
次に、主に運転している車の燃料(エンジン)タイプを聞いたところ、「ガソリン自動車」が81.6%、「ハイブリッド自動車(HV)」が11.9%となりました。
オプション装備にはいくらくらいかけている人が多いのでしょうか。主に運転している車に付けているオプション装備について、付けている方のうち金額を把握している方について平均額(※4)をみると、【カーナビゲーション】は106,000円、【ドライブレコーダー】は20,400円、【バックモニター(バックカメラ)システム】は33,400円、【ETC車載器】は15,400円となりました。
(※4):100円未満は四捨五入
続いて、全回答者1,000名に、今後車を買替える予定があるか聞いたところ、「半年以内」が3.4%、「1年以内」が6.9%、「2年以内」が10.2%、「3年以内」が9.8%、「5年以内」が13.5%となり、今後5年以内での買替えを検討している割合は43.8%となりました。
車を買替える予定がある916名に、次に車を買替える時に購入したい車のボディタイプを聞いたところ、「軽自動車」が最も多く24.8%、次いで、「コンパクトカー」が14.8%、「ミニバン」が14.2%、「セダン」が9.5%、「SUV・クロカン」が9.3%となりました。
男女別にみると、男性では「ミニバン」(17.9%)、女性では「軽自動車」(33.2%)が最も高くなっています。
年代別にみると、30代では「ミニバン」(19.3%)、50代では「コンパクトカー」(20.8%)が、それぞれ他の年代と比べて高くなりました。
2015年~2017年の調査結果と比較すると、「軽自動車」は、最も高くなった一昨年(2016年32.4%)から下降傾向にあるものの、4年連続で1位となりました。
また、次に車を買替える時に購入したい車の燃料(エンジン)タイプを聞いたところ「ガソリン自動車」が36.6%、「ハイブリッド自動車(HV)」が28.4%となりました。
【自動車事故】
◆車社会で恐怖を感じること 1位は「飲酒運転による事故」
◆「あおり運転による事故」は去年11位から3位に急上昇
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全回答者1,000名に、車社会で過ごすなかで、最近恐怖を感じること(※体験したことに限らず、ニュースなどで知ったことを含む)は何か聞いたところ、1位は「飲酒運転による事故」(71.1%)、2位は「ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故」(60.1%)、3位は「あおり運転による事故」(56.8%)、4位は「逆走車との事故」と「高齢者・高齢運転者との事故」(同率で54.0%)となりました。
同様の質問を行った昨年の調査結果と比較すると、「飲酒運転による事故」(昨年3位→今年1位)や「あおり運転による事故」(昨年11位→今年3位)、「逆走車との事故」(昨年6位→今年4位)は、順位が上昇しました。これらが原因となった事故の報道などを目にしたことで、恐怖感を強めた方が多いと思われます。
【先進安全装置とコネクテッドカー】
◆安全運転機能の搭載率 「自動ブレーキ」20.3%、「ドライブレコーダー」31.7%
「ドライブレコーダー」の搭載率は昨年より16.4ポイント上昇
◆新たなサービスが期待されるコネクテッドカー できたら便利だと思うこと
TOP3「簡単ナビ設定」「盗難車両追跡」「車両診断」
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現在、事故防止や安全運転をサポートしてくれる、さまざまな機能や装置が開発されていますが、全回答者1,000名に、自分が主に運転している車に安全運転を支援する機能や装置を付けているか、付けていない場合は付けたいか聞きました。
搭載率(「すでに付いている」と回答した割合)をみると、「自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」は20.3%、「ドライブレコーダー(車両の走行状態や事故状況を録画する装置)」は31.7%、「車線逸脱防止支援システム(車両のふらつきや車線からのはみだしをお知らせする機能)」は17.5%、「定速走行・車間距離制御装置/ACC(アダプティブクルーズコントロール)」は13.9%、「死角検知機能(自車の斜め後方など、死角に車がいたらお知らせする機能)」は9.5%、「歩行者用エアバッグ(歩行者と衝突時に作動する、歩行者用の衝撃緩和装置)」は6.0%となりました。今回挙げた機能や装置のなかでは、ドライブレコーダーの搭載率が最も高くなりました。
また、搭載意向率(「付けたいと思う」と回答した割合)をみると、「自動ブレーキ」は55.2%、「ドライブレコーダー」は54.1%、「車線逸脱防止支援システム」は47.2%、「定速走行・車間距離制御装置/ACC」は50.0%、「死角検知機能」は63.4%、「歩行者用エアバッグ」は47.3%となりました。「死角検知機能」は搭載率では1割にとどまっていましたが、付けたいと考えている方は多いようです。
昨年の調査結果と比較すると、「自動ブレーキ」では搭載率が7.9ポイント上昇(2017年12.4%→2018年20.3%)、「ドライブレコーダー」では搭載率が16.4ポイント上昇(2017年15.3%→2018年31.7%)となりました。あおり運転に関する報道を目にするなどして、ドライブレコーダーの必要性を感じる方がこの1年で増えたことが推察されます。
近年、インターネットを介して外部と接続するというICT端末としての機能を備えた、コネクテッドカーの開発が進められています。インターネットへの接続により、車の状態や道路状況、走行データなどを活用した新たなサービスを受けることができます。
そこで、全回答者1,000名に、このようなコネクテッドカーで、できたら便利だと思うことは何か聞いたところ、「簡単ナビ設定(ナビに目的地を話しかけると目的地設定できる)」が最も多く45.2%、次いで、「盗難車両追跡(車が盗難にあったとき、その車の位置を追跡できる)」が43.1%、「車両診断(車両の状態を診断してくれトラブル発生前に整備をおすすめしてくれる)」が34.0%、「遠隔ドアロック(リモコンキーが届かないような離れた場所からでもドアロックできる)」が33.0%、「自動緊急通報(エアバッグの作動や車両センサーで事故を検知すると警察や消防に通報してくれる)」が28.8%となりました。ナビの音声設定や、盗難防止の機能に期待している方が多いことがうかがえます。
年代別にみると、10代・20代では「音楽自動選択(好みの音楽を学習し、運転時にかけてくれる)」(25.2%)が他の年代と比べて高くなりました。ドライブ中、好きな音楽が自動で流れてきたら便利だと考えるのは10代・20代に多いようです。
【自動車に関する知識】
◆ナンバープレートに使われないひらがな[お・し・へ・ん] 「知らなかった」7割
◆給油口は左右どちら?答えは燃料メーターの給油機マーク横の三角に半数が「知らなかった」
◆逆走を防ぐ豆知識 高速道路での特別転回 認知率は3割以下に
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全回答者1,000名に、自動車に関するさまざまな知識について、それぞれ知っているかどうか聞きました。
まず、【車のナンバープレートのひらがなには[お・し・へ・ん]が使われていないこと】については、「知っていた」が29.6%、「知らなかった」が70.4%となり、知らなかった方が多数派となりました。
ナンバープレートのひらがなは登録種別を示し、自家用か業務用か、また一般用かレンタカー用か、などによって、使用できる文字が決められていますが、「お」「し」「へ」「ん」の4文字は使用されていません。それぞれ理由をみると、「お」は形が似ている「あ」「す」「む」との見間違えを避けるため、「し」は「死」を連想させるため、「へ」は「屁」を連想させるため、「ん」は発音しづらいためとなっています。こうした文字が使われていないことは、普段あまり意識していない方が多いのかもしれません。
次に、【軽自動車(自家用)のナンバープレートを白色にすることができること】については、「知っていた」が44.7%「知らなかった」が55.3%となりました。主に運転している車のボディタイプ別にみると、「知っていた」の割合は、主に運転している車が軽自動車の方は49.3%と、軽自動車でない方(42.2%)と比べて7.1ポイント高くなりました。
軽自動車には、自家用の場合、黄色地に黒文字のナンバープレートが使用されますが、ラグビーワールドカップの記念ナンバープレートや、2020年東京オリンピック・パラリンピックの記念ナンバープレートの申込みをすると、軽自動車でも白地に緑文字のナンバープレートを付けることができます。
また、【燃料メーターの給油機マーク横の三角は給油口の位置を示していること】については、「知っていた」が49.2%、「知らなかった」が50.8%で、両者が拮抗する結果となりました。
三角の向きで、給油口が左右どちら側にあるかがわかるようになっています。
では、高速道路や交通安全に関する知識についてはどうでしょうか。
【高速道路で目的のインターチェンジを通り過ぎたり、分岐点(JCT)を間違えたりしたときに、間違えて通行した分の追加料金なしで、目的のインターチェンジまで引き返せること】については、「知っていた」が26.3%、「知らなかった」が73.7%と、知らなかったという方のほうが多い結果となりました。
この措置は特別転回(※5)と呼ばれます。出口や分岐点を間違えた際に、無理にUターンして逆走してしまうことによる事故が多発していますが、この制度を知っていればあわてずに対応することができるため、ぜひ知っておきたいものです。
(※5):目的のインターチェンジ(IC)を通り過ぎてしまった場合、次のインターチェンジ出口で一般レーン(有人ゲート)に入り、係員に降りるICを間違えた旨を申し出てETCカードを提示するか、通行券に「特別転回」の承認印を押してもらうと、追加料金なしで目的のICに戻ることができる。ICの構造や料金所の判断によっては認められない場合もある。
また、【高速道路で追い越し車線を走り続けるのは違反ということ】については「知っていた」が66.6%、「知らなかった」が33.4%で、知っているという方のほうが多くなりました。
追い越し車線は、あくまでも追い越すためのものであるため、追い越しをせずに元の車線に戻らないまま走り続けていると、通行帯違反として交通違反となることがあります。
【カーライフ×エンタメ】
◆車選びのアドバイスをしてほしいと思う芸能人 3位は「福山雅治さん」、上位2位は?
◆一日警察署長になってほしい芸能人
男性芸能人1位「竹内涼真さん」女性芸能人1位「新垣結衣さん」
◆勝負デートのドライブでBGMにかけたい曲 1位は「HANABI(Mr.Children)」
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最後に、全回答者1,000名に、カーライフとエンタメに関する質問を行いました。
車選びのアドバイスをしてほしいと思う芸能人を自由回答で聞いたところ、1位は「所ジョージさん」(141件)となりました。芸能界きっての車好きとして知られる所さんからアドバイスされたら、満足のいく車選びができると思う方が多いようです。以下、2位は「明石家さんまさん」(15件)、3位は「福山雅治さん」(14件)、4位は「ヒロミさん」(13件)、5位は「マツコ・デラックスさん」(12件)となりました。
次に、交通安全運動のPRのために一日警察署長をやってほしいと思う芸能人を自由回答で聞いたところ、男性芸能人では、1位は「竹内涼真さん」(26件)、2位は「所ジョージさん」(19件)、3位は「福山雅治さん」(17件)、4位は「阿部寛さん」「佐藤健さん」(ともに16件)となりました。他方、女性芸能人では、1位は「新垣結衣さん」(47件)、2位は「綾瀬はるかさん」(34件)、3位は「北川景子さん」(21件)、4位は「橋本環奈さん」「石原さとみさん」「有村架純さん」(いずれも19件)となりました。
また、勝負デートのドライブでBGMにかけたい曲を自由回答で聞いたところ、1位は「HANABI(Mr.Children)」 (13件)、2位は「中央フリーウェイ(松任谷<荒井>由実)」「TSUNAMI(サザンオールスターズ)」(ともに11件)、4位は「Lemon(米津玄師)」(10件)、5位は「恋(星野源)」「U.S.A.(DA PUMP)」(ともに7件)となりました。
※過去8回の調査結果(2010年~2017年調査)の詳細は、下記URLにて公開しています。
http://from.sonysonpo.co.jp/topics/pr/research/
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