NVIDIA、企業向け Omniverse デザイン コラボレーションとシミュレーション プラットフォーム を発表

主要コンピューター メーカーが Omniverse 用のワークステーションやNVIDIA-Certified Systemsを発表、BMW Group 、Ericsson 、Foster + Partners 、WPP が早期導入

2021 年 4 月 12 日 カリフォルニア州サンタクララ — GTC21 — NVIDIA は本日、複数のソフトウェア スイートを使って作業する世界規模の 3D 設計チームが共有仮想空間内でリアルタイムにコラボレーションすることを可能にする世界初のテクノロジ プラットフォーム、 NVIDIA Omniverse™ Enterprise の一般提供を開始することを発表しました。

NVIDIA Omniverse Enterprise は、とかく大規模で、多様なスキルを持ち、地理的に分散した 3D 制作チームが、複雑なプロジェクトでシームレスに協働することを可能にします。デザイナー、アーティスト、レビュアーは、対面ミーティングや膨大なファイルの交換・反復は不要で、場所やデバイスに関係なく仮想世界で同時に作業することができます。

NVIDIA Omniverse Enterprise は、すでに BMW Group 社、Foster + Partners 社、WPP 社といった世界最先端のチームによる早期評価を受けています。また、3カ月前には個人向けオープン ベータが発表され、約 1 万 7,000 人のユーザーによってダウンロードされました。

NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「数十年に一度、技術が融合し、全く新しいものが生まれますが、Omniverse はまさにそのような発明の 1 つです。NVIDIA の一連の作業に基づいて構築された Omniverse により、共有されている、仮想の 3D 世界を物理法則に従ったかたちで作成およびシミュレートできるようになります。Omniverse を導入すると驚異的な成果が即座に得られようになり、デザイン チームがリモートでコラボレーションできるほか、工場やロボットのデジタル ツインをシミュレーションすることも可能になります。SF のメタバースが間近にあるのです」

Omniverse Enterprise は、クライアント間で共有されるデータベースを管理する NVIDIA Omniverse Nucleus サーバーと、業界の主要デザイン アプリケーションへのプラグインである NVIDIA Omniverse Connectors を含む新しいプラットフォームです。

また、NVIDIA Omniverse Create と NVIDIA Omniverse View という 2 つのエンドユーザー アプリケーションも含んでいます。NVIDIA Omniverse Create は、シーンの構成を高速化し、シーンのリアルタイムかつインタラクティブな組み立て、照明、シミュレーション、およびレンダリングを可能にします。NVIDIA Omniverse View は、フォトリアリスティックな レンダリングによって、建築・土木プロジェクトのシームレスな共同デザインおよび可視化を支援します。同様にプラットフォームの一部である NVIDIA RTX™ 仮想ワークステーション (vWS) ソフトウェアは、グラフィックスを多用する 3D アプリケーションをどこからでも実行できる自由を共同制作者に提供します。

Omniverse Enterprise は、NVIDIA RTX ノートPC/デスクトップおよび NVIDIA EGX™ プラットフォーム上の NVIDIA-Certified Systems™ で動作するようにテスト・最適化されています。そのため、ローカル デスクトップ/ノートPCを使用する小規模グループから、各種デバイスを使ってデータ センターにアクセスする世界的に分散したチームまで、あらゆる規模の組織にツールを展開することができます。

世界的リーダーが Omniverse を採用
この 2 年間にわたり、400 社以上の企業が Omniverse を評価してきました。以下は、主な早期導入企業の例です。

BMW Group は、NVIDIA Omniverse を使用して工場全体のエンドツーエンド デジタル ツインを設計した初めての自動車メーカーです。世界全体に広がる生産ネットワーク内の数千人のプランナー、プロダクト エンジニア、設備管理者、およびリーン エキスパートが、実際の工場建設や新製品の統合前に、極めて複雑な製造システム、設計、計画、エンジニアリング、シミュレーション、および最適化を単一の仮想環境内で行うことができます。

BMW AG 社の生産担当役員であるミラン ネデリコヴィッチ (Milan Nedeljkovic) 氏は次のように述べています。「NVIDIA Omniverse と NVIDIA AI により、当社の生産ネットワークを構成する 31 の工場をすべてシミュレートする機会が得られました。従業員、ロボット、建物、組み立て部品を含め、完全な工場モデルの全要素をシミュレートし、仮想工場計画、自律型ロボット、予知保全、ビッグデータ分析など、AI が実現する幅広いユース ケースをサポートすることができます。これらの新たなイノベーションは、計画時間の短縮、柔軟性や精度を向上させ、最終的には30%効率的な計画プロセスを生み出します。Omniverse は、当業界にコラボレーション プラットフォームの基準を打ち立てるゲームチェンジャーです。」

Industrial Light & Magic は、考えられる幅広いワークフローについて Omniverse を評価していますが、なかでも複数のアプリケーションで作成されたコンテンツをまとめ、世界中に分散したチーム間の同時コラボレーションを促進することに重点を置いています。Omniverse は、創造的プロセスの妨げとなっていた技術的な障壁を取り除き、あらゆる分野間のリアルタイム意思決定を促進する可能性を秘めています。

英国の建築設計事務所である Foster + Partners は、世界 14 カ国に分散するチームにOmniverse の導入し、シームレスなコラボレーションデザインからビジュアライゼーション機能を提供しています。

Foster + Partners 社応用研究開発グループ パートナーのマーサ ツィッカリ (Martha Tsigkari) 氏は次のように述べています。「Omniverse は、当社の設計者が各自で選んだソフトウェアで作業すると同時に、複数のデザイン変更について協働しながら 1 つのシーンを可視化することを可能にした革新的なプラットフォームです。デザインの選択肢を並行して検討できるため、クリエイティブなデザインと可視化にかけられる時間がはるかに増えました。機械学習などの先進的なテクノロジの統合は、将来の創造的プロセスを支援するより多くの機会をもたらすでしょう。」

世界最大のマーケティング サービス組織である WPP 社は、NVIDIA Omniverse プラットフォームを使用して、従来のロケ制作方式を完全な仮想制作に置き換えることで、広告コンテンツの制作方法を刷新しています。コロナ禍による行動制限が敷かれたとき、WPP 社のチームはロケ地でのコマーシャル撮影の制約に直面しました。そこで、NVIDIA Omniverse プラットフォームを使用して、フォトリアルな仮想の森のデザイン、構築、およびシミュレーションを共同で行い、直接撮影する必要をなくしました。

Hogarth のグローバル CEO である リチャード グラソン (Richard Glasson) 氏は次のように述べています。「WPP 傘下でグローバル コンテンツ専業の Hogarth 社は、その種としては世界最大の企業です。当社は、クライアントのために年間 1,500 回を超える撮影を管理しています。Omniverse により、パイプライン内の異なるタッチポイントに位置する複数のアーティストが、世界中のあらゆる場所からほぼ同時に 1 つのシーンについてコラボレーションすることが可能になり、仕事の進め方が改善されました。また、カーボンフットプリントが大幅に削減され、持続可能な制作の実現にもつながっています。」

大手通信企業である Ericsson は、将来の 5G ネットワークのシミュレーションと可視化のために、Omniverse プラットフォームを使用しています。

Ericsson の Development Unit Networks 責任者であるジョアキム ソレリウス (Joakim Sorelius) 氏は次のように述べています。「NVIDIA Omniverse プラットフォームのおかげで、サンフランシスコの丘やフランクフルトの高層ビルといった都市固有の地形と、それが無線ネットワーク性能に及ぼす影響を仮想的に調査できるようになりました。当社の幅広いシミュレーション専門知識と、Omniverse の目を見張るような可視化を組み合わせることにより、無線ネットワーク解析のレベルが一段と向上し、望みうる最高の 5G 体験を確実にお客様にお届けするための知見が得られています。当社は、Omniverse をコラボレーションとプランニングの未来と考えています。」

Activision Publishing, Inc. 社は、受賞歴を誇る同社の大ヒット ビデオ ゲームの開発に NVIDIA Omniverse の AI 検索能力を活用し、アーティスト、ゲーム開発者、およびデザイナーがテキストまたは画像を使用して、タグ付けされていない 3D アセットの膨大なデータベースを直感的に検索できるようにする可能性を探っています。

メタバースの構築 — オープン スタンダードと相互運用性
世界の 3D 業界は、Pixar の Universal Scene Description のようなオープン ファイル フレームワークを採用し、ソフトウェア アプリケーション間の相互運用性を促進することにより、メタバース (巨大な共有仮想世界) の構築に向けて飛躍的な発展を遂げています。NVIDIA Omniverse のエコシステムは、Bentley Systems 、Adobe 、Autodesk 、Epic Games 、ESRI 、Graphisoft 、Trimble 、McNeel & Associates 、Blender 、Marvelous Designer 、Reallusion 、wrnch Inc. といったソフトウェア企業の業界をリードするアプリケーションを結び付けながら、成長し続けています。

インフラストラクチャ エンジニアリング ソフトウェア企業の Bentley Systems は、インフラストラクチャ デジタル ツインを NVIDIA Omniverse に移行することを発表しました。同社は、NVIDIA Omniverse のリアルタイム レンダリング、AI、およびシミュレーション機能を世界で初めて利用した企業です。

ソフトウェア パートナーの全リストについては、nvidia.com/omniverse をご覧ください。

提供状況
NVIDIA Omniverse Enterprise ソフトウェアは、NVIDIA のエンタープライズ サポート サービスを含むサブスクリプション ベースで提供されます。ASUS 、BOXX Technologies 、Cisco、Dell Technologies、HP、Lenovo 、Supermicroなど、NVIDIA パートナー ネットワークに参加する大手コンピューター メーカーが、NVIDIA Omniverse Enterprise のサポートを表明しています。
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