【1/15調査レポート公開】できることが広がる、やさしい仕掛け多様な子どもたちに寄り添うプロダクト事例集を公開しました。(調査期間:2024年12月1日-2025年1月15日)
子どもたちの背景やニーズがかつてないほど多様化しています。調査レポートは障害、文化、発達特性などの違いを持つ子どもたちに配慮し、製品がどのように共創されるべきかをまとめてます。
株式会社STYZ(東京都渋谷区、田中辰也 代表取締役社長)が運営するインクルーシブデザインスタジオCULUMU(くるむ)では、多様な子どもたちに寄り添う国内外のプロダクト事例を調査しました。
現代社会では、障害に対する社会的理解の高まりや外国にルーツを持つ子どもの増加など、子どもの多様性が高まりを見せています。また少子高齢化が進むなか、子ども一人ひとりが自分らしさを発揮できることは日本社会の喫緊の課題でもあります。
インクルーシブデザインCULUMUは未来を担う子どもたちに向けた取り組みが、企業の成長と社会的価値の創出を両立させる鍵になると考えます。調査レポートは、この変化の背景を解説し、子どもたちの多様性を尊重した国内外のインクルーシブなプロダクト事例をまとめています。
調査サマリー
「できることが広がる、やさしい仕掛け多様な子どもたちに寄り添うプロダクト事例集」
子どもたちの多様性を尊重したインクルーシブなプロダクト事例を集めたもので、日本国内外の事例を紹介。障害、文化、発達特性などの違いを持つ子どもたちに配慮し、製品がどのように共創されるべきかをまとめてます。
このホワイトペーパーは、インクルーシブデザインに興味のある以下の方々におすすめです。
・子ども向け製品・サービスの企画・開発に携わる企業担当者
・多様な子どもたちの育成に関心がある保護者や教育関係者
・子ども福祉や教育に関わる行政機関やNPOの担当者
・障害児教育や特別支援教育に携わる教育者や研究者
・子どもたちの社会参加を支援するサービス運営者
目次:
1、ますます多様化する社会
2、子どもと共創するインクルーシブデザインの必要性
3、インクルーシブな子ども向けプロダクト事例
◆「マイノリティ」の増加と多様化する日本社会
推計障害者人口は9.2%にのぼる
内閣府の調査によると、2006年から2018年の12年間で障害者数が655.9万人から936.6万人へと、約300万人近く増加しました。
外国人人口、初の300万人超え
総務省の住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、外国人は11.01%増えて過去最多の332万3374人となり、初めて300万人を超えました。
◆支援が必要な子どもの増加
近年、子どもの数は減少し続けているにもかかわらず、発達障害と診断される子どもの数は増加傾向にあります。文部科学省の調査によると、全国の公立小中学校において発達障害の可能性がある児童生徒の割合は8.8%に達し、10年前の調査から2.3ポイント増加しました。
◆子どもと大人の違い
オハイオ州立大学の研究者らによると、4〜5歳の子どもは大人と比べて、広く注意を分散させる傾向があります。
実験では、参加者に架空の生物の特徴を学習させました。途中で重要な特徴を変更したところ、子どもは素早く適応できましたが、大人は混乱しました。これは、大人が選択的注意を用いて重要だと思う情報にのみ焦点を当てるのに対し、子どもは全ての情報に注意を払うためです。
◆多様な特性を考える3つの視点
子どもの多様な特性に寄り添う上で、1つのアプローチだけで解決できることはほとんどありません。例えば、ある子どもにとって使いやすいノートがあっても学校で使うことを認めてもらえないなど、人の理解・配慮が不十分な場合、その子どもは十分な学びを得られなくなってしまいます
<インクルーシブデザインスタジオ CULUMU について>
CULUMUは、高齢者や障がい者、外国人やマタニティ、Z世代・α世代など多様なユーザー、当事者と共創するインクルーシブデザインスタジオです。
ビジネスコンサルタント、UXデザイナー、UIデザイナー 、プロダクトマネージャー、エンジニアなど多数スペシャリストが在籍しているので、さまざまな事業開発の支援が可能です。
これまでデザイン&開発案件で大手企業からスタートアップまで過去100件以上の幅広い取引実績があります。
また、NPO・研究機関など多様なユーザーを支援するD&Iパートナーや開発パートナーも豊富で、従来の事業開発のみならず、社会課題への専門性やD&Iに取り組むプロジェクトも経験豊富です。
開発支援
高齢者や障がい者、外国人やマタニティ、Z世代・α世代など多様なユーザー、当事者と共創するインクルーシブデザインスタジオ。事業創出をデザインで支援しています。
リサーチ支援
4,500団体以上のNPO・NGOとの繋がりを通じた希少なN=1が多く集まる調査パネルを基に、これまでリーチが困難であった人々を含む多様な人々とマッチングと定性的な調査手法を提供します。当サービスは公益財団法人日本デザイン振興会より「NPOやNGOと連携し、当事者との距離が近く洗練されたプロダクト開発の手助けになる」と評価いただき、「2024年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
株式会社 STYZ 概要
「民間から多種多様な社会保障を行き渡らせる」をミッションに掲げ、STYZは3つの事業があります。非営利セクターを中心に新しく資金流入を促す『ドネーションプラットフォーム事業』、企業課題と社会課題の解決を共に目指す『インクルーシブデザイン&エンジニアリング事業』。そして、次世代的なテクノロジーで人間ならではの体験を創造する『システム開発&エンジニアリング事業』になります。3つの事業を通じて、企業(ビジネスセクター)・行政(パブリックセクター)、NPO(ソーシャルセクター)、個人との媒介となり、社会の課題解決の促進を行います。
社名 |
株式会社STYZ |
代表者 |
代表取締役社長 田中 辰也 |
資本金 |
5,725,000円 |
売上高 |
非公開 |
設立 |
2016年3月 |
従業員数 |
60名(業務委託含む) |
HP |
コーポレートサイト(https://styz.io/) ドネーションプラットフォーム事業(https://syncable.biz/) インクルーシブデザイン事業(https://culumu.com/) システム開発&エンジニアリング事業(https://styz.io/tech) |
所在地 |
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 クエストコート原宿102 |
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