カナダ キャピタル・パワー社向けにM501JAC形ガスタービン2基を受注

カーボンニュートラル達成に向けて大きく前進

◆ クラス最高の空冷式導入により、カナダで最も効率的な天然ガス焚きGTCC発電設備へ
◆ 将来的には水素の利用によりカーボンニュートラル達成も視野に

 

三菱パワーは、カナダの発電会社であるキャピタル・パワー社が所有するジェネシー発電所(アルバータ州)の1、2号機向けに、空気冷却方式の天然ガス焚きM501JAC(J-series Air-Cooled)形ガスタービン2基を受注しました。これらの発電設備は、1号機が2023年、2号機が2024年にそれぞれ稼働を開始する予定で、合わせて136万kWの電力を供給します。既存の蒸気タービン発電機にクラス最高レベルである当社製ガスタービンと排熱回収ボイラーを組み合わせることで、発電効率が64%を超えるカナダで最も効率的な天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電プラントとなります。

今回、GTCC方式の導入により同発電所における燃料を石炭から天然ガスに転換することで、CO2排出量はアルバータ州規制基準(TIER:Technology Innovation and Emissions Reduction regulation)を下回るレベルになります。

M501JAC形ガスタービンは、脱炭素化を支える水素混焼技術を備えています。将来的には水素専焼への転換が可能でCO2排出量をゼロにすることにより、カナダで最もクリーンな大規模火力発電装置の一つとして、炭素(CO2)の排出・吸収量を打ち消し合うカーボンニュートラルにも貢献できます。

今回の契約に際し、キャピタル・パワー社の社長兼CEOであるBrian Vaasjo(ブライアン・ヴァッジョ)氏は次のように述べています。「当社は2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目標に、低炭素の未来に向けた戦略を進めています。三菱パワーの発電技術を用いたジェネシー発電所1、2号機では、石炭からの燃料転換により年間340万トンのCO2排出が削減されます。未来へのさらなる炭素排出削減に向けた重要な位置づけとなるでしょう」。

キャピタル・パワー社は2022年までに太陽エネルギーと風力エネルギーを約26万kW追加する計画で、高効率かつ柔軟な運用が可能なM501JAC形ガスタービンの導入により、アルバータ州では再生可能エネルギー資源のさらなる活用も可能となります。

一方、現地窓口である三菱パワー・アメリカ(Mitsubishi Power Americas, Inc.)の社長兼CEOであるPaul Browning(ポール・ブローニング)は「石炭から天然ガスに転換し、将来的にはCO2排出量ゼロの水素に転換したいというキャピタル・パワー社のリパワリング・プロジェクトを支援でき、大変うれしく思います。この発電施設は、信頼性・可用性・効率性・持続可能性を備えたモデルとなるでしょう。信頼性と効率性に優れた当社のM501JAC形ガスタービンを用いて、キャピタル・パワー社とともに発電技術の変革を実現していきます」と述べています。

三菱パワーは、高効率で環境に優しいGTCC発電設備の普及に一層力を注ぎ、世界各地の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、エネルギーの脱炭素化を促進することで地球環境の保全に貢献していきます。
 

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