静岡の廃棄茶葉を活用した工芸品「お茶染め達磨」、合同展示会「大日本市」(9/2~4)にて披露|静岡・駿府の工房 匠宿

静岡の伝統産業・染物とお茶を背景に誕生。静岡市・匠宿エリアに工房を構える「お茶染めWashizu.」が手掛ける、未来に続くNEO工芸品

株式会社 創造舎

静岡市駿河区丸子にある「駿府の工房 匠宿」(指定管理者 株式会社創造舎、代表取締役:山梨洋靖、以下「匠宿」)は、エリア内に工房をもつ「お茶染めWashizu.」が手がける工芸品「お茶染め達磨」を、合同展示会「大日本市」(9/2〜4)にて正式にお披露目いたします。

お茶染め達磨は、日本を代表するお茶どころである静岡の産業を舞台に育まれた「お茶染め」の技法をもとにつくられた新しい工芸品。工芸およびお茶産業を未来に繋いでいくために、職人・鷲巣恭一郎がコンセプト、デザイン、染色、生産管理まで自ら手がけた工芸プロダクトです。「出物」(でもの)と呼ばれる廃棄茶葉を用いることで、未活用資源から価値を生み、静岡が誇る地場産業であるお茶産業にまで光をあてることを願って生み出されました。

◼️お茶の産地、静岡だから生まれた「お茶染め」

◎サステナブルな製造工程で、未来に続く工芸を実現する

お茶染めの最大の特徴はものづくりのプロセスにあります。


お茶染めの染料として使用している茶葉は、製造工程でどうしても発生してしまう“商品にならない部分”、「出物」(でもの)と呼ばれるところです。乾燥機に積もったり床に溜まったもの、機械にこびり付いたのを掃除して出るものなど、工程やタイミングにより様々ですが、そのすべてがお茶染めの染料として活用できます。煮出した後の茶殻は廃棄せずに、おからや木屑などの無添加の産業廃棄物と混ぜて堆肥に加工し、畑へと還元します。 土から生まれたものから価値を生み、また土に還す。捨てるものはありません。このサステナブルな製造プロセスこそが、お茶染めの最大の特徴です。

草木染め自体は古来からあるものの、お茶染めという技法はお茶染め自体を未来に残していくため、レシピは公開。「お茶染めを文化に」をコンセプトに掲げ、静岡の染物とお茶産業を後世に伝えていくべく日々静岡の地からものづくりに向き合っています。

お茶染めの原料となる廃棄茶葉


◎茶畑をグラフィックデザインに落とし込んだ「茶園俯瞰図」

「お茶染めWashizu.」のシンボルといえるのが、その印象深いカラーとデザインです。

お茶染めはグレーから黒の発色をしています。グレーの地色と黄土色の柄のツートンカラーによるグラフィックで描かれるのは、「茶園俯瞰図」。静岡の美しい茶畑を上空から見下ろした際の、畝の流れを図案化したものです。

植物染料の染色技術をベースにしており、煮出した茶葉に木酢酸鉄を添加して生地を染色。

そこに、静岡の伝統工芸「駿河和染」(するがわぞめ)の型染めの技術・抜染 (ばっせん)という技法によって柄を入れています。 

2025年夏「お茶染めWashizu.展 茶で染めゆく」の展示風景(駿府の工房 匠宿 匠宿伝統工芸館にて開催)


◼️「お茶染め達磨」のコンセプトやデザイン、仕様

「お茶染め達磨」は、「お茶染めを文化に」を目指す「お茶染めWashizu.」が一年以上の開発期間を経て満を持して世にはなつ新たな工芸プロダクト。未活用資源から価値を生み、さらに工芸の担い手を産出することを目指して誕生しました。

職人が、生地を何度も染め重ね、型染めにより一枚一枚丁寧に柄を入れています。モチーフには「お茶染めWashizu.」のシグネチャーである「茶園俯瞰図」を落とし込みました。

達磨の顔は、これまでの伝統的な雰囲気を踏襲しつつ、新たに「静岡茶」の文字をモチーフにした独自の図案を起こしています。一枚ずつ染め上げられた布は、熟練の木目込職人によって丁寧に着せつけられます。

達磨本体の美しくバランスの良いカタチは、静岡で代々続くだるま屋 和田清商店の達磨から型を取らせていただいたものです。四代目の和田健さんも「多くの人に達磨に親しんでもらい、文化として繋いで行きたい」という想いから、お茶染め達磨の制作に快く協力してくださいました。

お茶染め達磨は、丸子の禅寺・歓昌院(曹洞宗)にご祈祷いただいた上でお届けします。

禅宗の開祖といわれる達磨大師が坐禅を組み続けた結果、手足が腐り失われてしまったという逸話をもとに、手足のない丸い人形としてつくられたのが、現在の「達磨」です。転ばず起き上がることから達磨の求道者としての姿になぞらえて「七転び八起き」の不屈の精神を重ねられるなど、「商売繁盛」「開運」などの縁起物として愛されてきました。

鎌倉時代から長く丸子の地を護り続けてきた名刹が、この地で生み出された”開祖”の姿に祈りを込めた特別な工芸品。同時にこの達磨には、日本の伝統的な手仕事や産業、関わる人々の幸せがこの先も永く受け継がれていくことへの願いや、この工芸品の開発によってお茶染めを末長く続け、後進者を育成していくことへの覚悟も込められています。


先人たちの残してくれた文化と、現代のつくり手の決意が結実した「お茶染め達磨」。大切な方へのギフトや、大事な場面での贈答品、海外の方へのお土産の品など、様々なシーンに寄り添います。

お茶染め達磨の開発について、静岡県知事 鈴木康友氏を表敬訪問した際の様子


◎(小売店様向け)合同展示会「大日本市」(9/2〜4)にて正式お披露目

「駿府の工房 匠宿」発のプロダクトブランド「hounobi(褒の美)」のブースにて、お茶染め達磨も公開。今回が公式にお披露目となる初めての機会となります。小売店様、メディア関係者様など、お気軽にお問い合わせください。

会期:2026年9月2日(水)~4日(金)

会場:東京「TFTホール」(東京都江東区有明3丁目4-10TFTビル西館2F)

「大日本市」展示会特設サイト

https://www.dainipponichi.jp/shop/pages/exhibitions.aspx

※本展示会は中川政七商店による小売店向け合同展示会です。ご来場には事前登録が必要です。詳しくは「大日本市」の公式WEBサイトをご確認ください。

◎匠宿でも購入可能

匠宿敷地内のギャラリーショップ「ギャラリー Teto Teto」でもお買い求めいただけます。

「匠宿オンラインストア」公式WEBサイト

https://takumishuku.jp/store/

お茶染めWashizu. 代表

鷲巣 恭一郎(WASHIZU KYOICHIRO)

1979年9月18日生

 

静岡の基幹産業である「お茶」の製造工程で廃棄される部分を使った「お茶染め」(植物染料を使用した型染め)の研究を始め、「お茶染めを文化にする」ために活動中。静岡市の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」では染工房の工房長を務める。

・鷲巣染物店 5代目

・静岡市染色業組合「駿河和染」 理事長

・静岡デザイン専門学校 非常勤講師

・静岡県工芸家協会 会員理事

・駿府の工房 匠宿 染工房 工房長

2001  鷲巣染物店にて修行 

2006  お茶染めの研究開始

2019  HoD共同プログラムにてミラノサローネ出展

2021  世界緑茶協会O-CHAパイオニア賞CHAllenge賞受賞

2021  伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」染工房 工房長就任

2022  第48回静岡県工芸美術展 県知事賞受賞

2023  第97回 国展入選

2023  第49回静岡県工芸美術展 奨励賞受賞

2024  第98回 国展入選

2024  第50回静岡県工芸美術展 第50回記念奨励賞受賞

2025  第99回 国展入選

2025 静岡市芸術文化奨励賞受賞

<職人・鷲巣恭一郎からのコメント>

この度、お茶染め達磨を無事にリリース出来ること、大変嬉しく思っております。

この達磨は、駿府の工房 匠宿という場所で工芸を未来に繋いでいくためのプロダクトです。現在、私のところに二名の弟子がおりますが彼女達含め、今後多くの後進が技術の習得と誇りある仕事を継続して行けるよう願いを込め、「継承」の象徴として開発致しました。

多くの想いある方々にご協力をいただき完成したお茶染め達磨を、是非皆様の人生の大切な節目にご用命いただけましたら幸いです。


<お茶染めWashizu.について>

茶葉を染料として使った染色技法「お茶染め」を中心に、静岡市の伝統工芸である「駿河和染」の技法で型染商品を生み出す染色工房。デザインから染色、商品化まで、静岡市駿河区丸子の匠宿にある工房で一貫生産する。「お茶染めを文化にする」をミッションに掲げ、染色方法はレシピ化して公開し、学校のカリキュラムやワークショップ、 コラボ商品や共同プロジェクトなど、多くの人と関わりながら、形にしていく活動を続けている。「100年続く」産業を目指すサステナブルなものづくりが、お茶染めWashizu.の真髄。2026年より新工房を開業。現在は代表・鷲巣の他2名の職人とともに、3人体制で生産を続けている。

お茶染めWashizu. 公式WEBサイト

https://www.ochazome-shizuoka-japan.com/

◼️「お茶染め達磨」商品情報

価格:

¥77,000-(税込)

仕様 

本体サイズ:H170 × W170 × D160mm

重さ:410g

桐箱サイズ :H170 × W1850 × D195mm

素材:

生地(ボディ):絹100%繻子織

生地(顔):綿100%晒し生地

本体:桐塑


◼️「駿府の工房 匠宿」施設概要

「駿府の工房 匠宿」は、1999年4月に開業した静岡市の伝統工芸体験施設です。2021年より建築設計業の株式会社創造舎が指定管理者となり、「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトに22年ぶりにリニューアル。第一線で活躍する職人を工房長として招聘し、駿河竹千筋細工・陶芸・藍染・お茶染め・木工指物・漆などが体験できる各工房に加え、地元で長年愛された和菓子屋の味を引き継いだ「蓬きんつば ときや」や地元養蜂場の蜂蜜を使用したカフェ「HACHI & MITSU」を敷地内に開店。伝統工芸体験に加えて飲食やショッピングを楽しめる複合型施設にアップデートしました。

また、より多くの市内外・県内外からのお客様に足を運んでいただき伝統工芸に触れるきっかけを提供するため、周辺地域との連携・協力のもとで工房敷地外にも様々な施設をオープン。空き家だった古民家をリノベーションし客室内に静岡の工芸品を設えた「工芸ノ宿 和楽」や、愛犬と一緒に宿泊ができる「1HOTEL(ワンホテル)」、立派な梁などの木材を移築して手組みの丸太工法によって組み上げた入浴・サウナ施設「ふきさらし湯」など、いずれも既存の建物を活用しながら建築会社として培ってきた技術と知見を活かしてリノベーションによりつくり上げました。

当エリア(静岡市駿河区丸子泉ケ谷地区)を100年先の未来にも手仕事とその担い手を繋いでいくための一大拠点とすべく、ものづくり体験の提供を通して工芸職人の後継者候補輩出を目指してまいります。

●営業時間

9:30~18:00

●定休日 

火曜(火曜祝日は営業、翌平日休業)

●アクセス

421-0103 静岡市駿河区丸子3240-1

〇お車でのご来場方法

静清バイパス利用 丸子IC出口より東へ200m

東名高速道路利用 静岡ICから約7km、約15分/焼津ICから約15km、約30分

東名高速道路利用 新静岡ICから約15km、約20分/静岡スマートICから約9km、約16分

〇バスでのご来場方法

JR静岡駅北口7番線のりば しずてつジャストライン

中部国道線 藤枝駅前行き乗車  吐月峰駿府匠宿入口(とげっぽうすんぷたくみしゅくいりぐち)にて降車、徒歩約5分。

駿府の工房 匠宿 ホームページ:https://takumishuku.jp/

駿府の工房 匠宿 Instagram:https://www.instagram.com/sunpu_takumishuku?igsh=bDRubmt6Y21obHhn&utm_source=qr

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会社概要

株式会社創造舎

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URL
http://sozosya.co.jp/
業種
建設業
本社所在地
静岡県静岡市葵区人宿町2丁目6-10 SOZOSYAビル2F
電話番号
-
代表者名
山梨洋靖
上場
未上場
資本金
-
設立
-