遠隔リハビリアプリで地域医療に貢献 株式会社UTヘルステックに投資を実行
◆投資先企業について
UTヘルステックは、遠隔リハビリアプリ「Panopticon」を開発し、地域医療が抱えている課題に取組む企業です。地域の医療機関では、術後のリハビリが上手くいかず、かえって症状が悪化してしまう患者が多く存在します。その原因は、通院の難しさだけでなく、患者の増加と医療機関の人手不足により患者管理が難しい為です。この問題の解消には、患者の通院を容易にする又は代替手段を提供すると共に、医療機関の医師が負担なく患者管理を行えるようにする事が必要となります。
同社の開発した「Panopticon」は、アンケート機能とビデオ通話とウェアラブルデバイスを組み合わせたソフトウェアです。患者は、スマートフォンに表示される問診票に今の自身の状態を入力、ウェアラブルデバイスを装着し、アプリ内で医師とビデオ通話しながらリハビリを行います。これにより、自宅でも医療機関と同じようにリハビリを行うことができ、患者の負担を軽減します。医師は、ウェアラブルデバイスによる患者の生体データの確認、更に同社が特許を取得している自動処方プログラムにより、患者管理の負担を軽減することが可能となっています。
同社は、福島県立医科大学会津医療センターとの共同研究をしています。同社のアプリは現在、脊椎手術術後リハビリに対応するプログラムとなっていますが、今後、股関節や膝関節等の術後リハビリに対応するプログラムを開発していきます。更に同社は、これを保険適用させることで、患者及び医療機関の双方にメリットを提供することを目指しています。
▼Panopticonの実際の画面(一部)
商 号 株式会社UTヘルステック
代表取締役 栗原 裕也
本社所在地 福島市三河南町1番20号コラッセ福島6階
設 立 日 2022年4月
◆ふくしまメディカルファンドについて
正式名称:ふくしまメディカルヒルズ投資事業有限責任組合
設 立 日:2023年3月31日
出 資 者:ゼノアックホールディングス株式会社、株式会社東邦銀行、株式会社大東銀行、株式会社福島銀行、郡山信用金庫、株式会社エフコムホールディングス、FVC Tohoku株式会社
投資実績:本件投資が2社目となります。現在、数件の投資候補企業の審査を進めており、今後さらに投資候補となる企業を募集しています。
<投資対象>
・福島県内にて医療機器産業に関連する企業またはその産業に属する起業家(福島県内の医療機器産業に関連する企業との連携が想定される、福島県隣県に所在する企業も含む)
・福島県発明協会が主催するビジネスコンテストで優秀案件と認められた企業
・知財を基盤にしている技術があり、またはその潜在的可能性があると判断される技術を有する企業
・外部資金(ファンド資金等)が入ることによりビジネス成長が期待できる事業、技術を有する企業
<ファンドの特徴>
・福島県は医療福祉機器大手の研究開発及び生産拠点とそれらを支える優良な中小企業の一大集積地です。ふくしまメディカルファンドは、福島県内の優良な知財を有する医療福祉機器企業をターゲットに投資・育成に努めていくことで、福島県の産業基盤のさらなる強化を図ります。
・福島県内の有識者を投資先企業のメンターとして迎え、FVC Tohoku株式会社と連携して企業支援に努めます。
◆FVC Tohoku株式会社(FVCT)について
盛岡市に所在する独立系ベンチャーキャピタルです。地域金融機関と連携した東北各地での「地方創生ファンド」の運営とインキュベーション施設(盛岡市産業支援センター)の受託運営を行っています。投資実行後についても、長期継続的な経営支援を行っています。
<会社情報>
会社名:FVC Tohoku株式会社
W E B:https://fvctohoku.co.jp/
設立日:2015年8月3日(FVC Tohoku運営開始日 2018年10月1日)
所在地:岩手県盛岡市大通3丁目6番12号 開運橋センタービル3階
代表者:代表取締役社長 小川 淳
その他:フューチャーベンチャーキャピタル株式会社(東証スタンダード 8462)100%子会社
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