ChatGPTなど生成AIを「業務で日常使用」は2割、4カ月で13ポイント増、全社導入で利用が定着

〜金融・公共・医薬・小売で積極活用進む、当社経団連後援セミナー368社518名アンケート〜

株式会社エクサウィザーズ

株式会社エクサウィザーズ(東京都港区、代表取締役社長:春田 真、以下、エクサウィザーズ)は、日本経済団体連合会の後援を受けて2023年8月22日に実施したセミナーにおいて、生成AIの利用実態アンケートを実施しました。本年4月末に続いて2回目となり、生成AIを業務で日常的に活用する参加者は20%と前回調査から13ポイントと大幅に増加しました。また、全社的に導入している企業において利用が定着していることもわかりました。業種では、金融・保険や電力・ガス・運輸等、医療・製薬、卸・小売において、利用が進んでいることも浮き彫りとなりました。

 なお、今回のアンケート調査を基にした生成AI活用に関する詳細のホワイトペーパーが、以下のURLよりダウンロードできます。 https://event.exawizards.com/misc/2023090?utm_source=230907release


 エクサウィザーズはAIの利活用によりサービスやプロダクトを提供し、それらを通じて生産性向上や社会課題の解決を目指しています。


☑︎活用状況を5段階に分類 〜業務で日常利用は7%から20%に、「時々使用」が大勢に〜
 
調査を実施するにあたり、エクサウィザーズは「ChatGPT」など生成AIの利用状況を、レベル1(関心なし)、レベル2(関心はある)、レベル3(試しに利用)、レベル4(時々使用)、レベル5(日常的に使用)の5段階に分類しました。レベル5は参加者の業務に取り入れて実際に活用しているかどうかを聞きました。


図 生成AIに関して実施した活用状況のアンケート(出所:エクサウィザーズ)


 その結果、レベル5の「業務に取り入れて日常的に使用している」は20%と前回の7%から大幅に増えました。レベル4の「時々使用している」を合わせると約6割と、前回の3割強と比べて、活用に乗り出した層が大幅に増えていることがわかりました。一方でレベル1とレベル2を合わせた「試していない」層は1割弱と、前回の2割強から大幅に減りました。

 今回の結果から4割を占めるボリュームゾーンがレベル3「試しに利用」からレベル4「時々使用」に移りました。これらの層の利用者が業務で日常的に使用するため、組織内の活用環境の整備が求められています。


☑︎業種ごとの活用状況 〜金融は9割以上が自ら試す、製造での導入後れる〜

 各業種とも総じて日常的に使用するレベル5の比率が上昇しました。特に「金融・保険」では、レベル5が22%と前回の4%から大幅にアップしました。「製造」はレベル5が14%と業種では最も低い結果となりました。また、レベル5の回答がなかった「建設」と「電力・ガス・運輸等」において、それぞれ18%、15%と大幅に増えています。

 「卸・小売」、「医療・製薬」は、特に活用が進みレベル5とレベル4の合計が7割以上と、実利用が最も進む業種となりました。

図 生成AIに関して実施した業種別の活用状況アンケート(出所:エクサウィザーズ)


☑︎導入対象 〜全社導入は日常利用の比率が高い〜

  今回は、導入の対象についても聞きました。「全社的に導入」した企業における、レベル5(日常的に使用)の割合が31%と、特定部門で導入(19%)や希望者のみ導入(15%)に比べて、10ポイント以上高いこともわかりました。全社で導入するにあたり、生成AIの利用方針を定め、各部門から出てきたベストプラクティスを共有するなどで、活用が促進されていると考えられます。

図 生成AIに関して実施した導入対象部門のアンケート(出所:エクサウィザーズ)


☑︎役職別の活用状況 〜経営層の5割以上が利用、壁打ちなどに活用〜

 役職別で見てみると、社員クラスのレベル5(日常的に使用)が前回の9%から27%と大きく伸びました。レベル4(時々使用)とあわせると3分の2が活用しています。
 経営層もレベル5と4をあわせて56%と前回の28%から伸長しました。用途としては他の役職と同様に文書作成が1番ですが、アイデア出しや壁打ちなどに活用していることがわかりました。経営層の活用による理解が進むことで、全社での全面的な導入や実業務への適用が進むことが期待されます。

図 生成AIに関して実施した、役職別活用状況アンケート(出所:エクサウィザーズ)


☑︎本調査・分析の詳細 〜「どう活用するか」に移行、業種ごとの活用用途の差が鮮明に〜

 調査では、生成AIの現在の利用目的・用途、今後の利用目的などについても聞いています。下記のURLを通してダウンロードできるホワイトペーパーではそうした情報も含めて、今回の集計・分析の詳細を入手できます。

https://event.exawizards.com/misc/2023090?utm_source=230907release

 具体的には、「生成AIを活用するにあたり必要なこと」「導入の際の重視ポイント」「生成AIの現在と今後の活用用途」「生成AIの導入形態」「業種・役職ごとの利用用途」などについて結果と分析を掲載しています。

 これらの結果から業種ごとに活用用途が大きく異なること、全体として「どう導入するのか」ではなく「どう活用するのか」にフェーズが移行したことが浮き彫りとなりました。


  なお9月14日(木)12時から開催するセミナー「生成系AIの進展とビジネス活用の要点」の中で、本調査の結果について、エクサウィザーズ常務取締役の大植択真が最新動向をふまえてご説明します。以下のURLからお申し込みください。
https://event.exawizards.com/misc/2023063

☑︎アンケート概要

 今回のアンケートは「生成系AIの進展とビジネス活用の要点 ―経営者にとって必要な情報を1時間で整理―」のセミナーに参加した368社、518名を対象に実施しました。

業種別では製造が最も多く、IT /Webサービスが続きます。部門別ではDX部門が最も多く、それに次ぐITや経営企画以外にも、営業や管理など幅広い部門が興味を持ち、活用に向けて検討をしていることがうかがえます。部課長クラスが49%、経営層が18%強と、マネジメント層が生成AIに対して引き続き高い興味を示しています。


 図 生成AIに関して実施したアンケート概要(出所:エクサウィザーズ)


☑︎エクサウィザーズの生成AI関連サービス

 セキュリティ・管理機能を強化した低価格な法人向けChatGPT環境である「exaBase 生成AI powered by GPT-4」(https://exawizards.com/exabase/gpt)を提供しています。9月中には自社独自のPDFやTXT、CSVなどのドキュメントをアップロードして、exaBase 生成AIから問い合わせできるようにする予定です。
 また、株主総会などのQ&Aを自動生成し、IR業務を支援する「exaBase IRアシスタント powered by ChatGPT」(https://exawizards.com/exabase/ir-assistant)は9月中に本格提供を始めます。


☑︎エクサウィザーズについて

 エクサウィザーズは年間350件以上のAI・DX案件を行っています。企業の各部門や全社課題の解決をサポートする「AIプラットフォーム事業」、同事業に取り組む中で抽出した業界・社会課題の解決に向けプロダクトを開発・提供する「AIプロダクト事業」の事業を展開し、独自のアルゴリズムを蓄積しています。特許出願数は196件、特許取得件数は95件(2023年3月末時点)で、ロボット、AIカメラ等のハードウェア領域においても先進技術を保有しています。


【株式会社エクサウィザーズ 会社概要】

会社名 :株式会社エクサウィザーズ(証券コード4259)

所在地 :東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階

設立  :2016年2月

代表者 :代表取締役社長 春田 真

事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決

URL  :https://exawizards.com/

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会社概要

株式会社エクサウィザーズ

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URL
http://www.exawizards.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ツインビル東館5階
電話番号
-
代表者名
春田 真
上場
東証グロース
資本金
22億6490万円
設立
2016年02月