アドビ、Frame.ioを買収

Adobe Creative Cloudの先進的なビデオ制作機能とFrame.ioのクラウドファーストなワークフロー機能を連携し、一気通貫のビデオ制作コラボレーションプラットフォームを提供

アドビ株式会社

※当資料は、2021年8月19日(米国時間)に米国本社から発表されたプレスリリース(https://news.adobe.com/news/news-details/2021/Adobe-to-Acquire-Frame.io/default.aspx )の抄訳です。


Adobe Inc.(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、クラウド型ビデオコラボレーションプラットフォームで業界をリードするFrame.ioを買収する正式契約を締結したことを発表しました。メディア&エンターテインメント企業、広告代理店、グローバル企業を含む100万人以上のユーザーを擁するFrame.ioは、ビデオ編集者など主要な映像プロジェクト関係者がクラウドファーストのワークフローでコラボレーションすることを可能にし、ビデオ制作プロセスを効率化します。アドビは、Adobe Premiere ProやAdobe After Effectsなど業界をリードするクリエイティブソフトウェアと、映像のレビューから承認までを網羅するFrame.ioの機能を組み合わせることで、映像編集プロセスを強化するコラボレーションプラットフォームを提供します。

一気に全話を視聴してしまうような人気のストリーミングシリーズ、ムーブメントを巻き起こすソーシャルメディアビデオ、何千人ものテレワーカーをつなぐ企業ビデオなど、ビデオの制作と消費は驚異的な成長を遂げています。このように増え続けるコンテンツ需要にビデオ制作担当チームが対応を求められる一方で、ビデオプロジェクトそれぞれにはビデオ編集者だけでなく、プロデューサー、代理店、クライアントなど、さまざまな関係者が関わっています。今日のビデオワークフローではこうした関係者すべてからフィードバックを得る必要がありますが、そのために複数のツールやコミュニケーションチャネルが使われ、統一がなされていないのが現状です。Frame.ioは、映像のアップロード、アクセス、ならびに関係者間のコラボレーションをリアルタイムに、安全かつアクセスしやすい環境でおこなうことを可能にし、これまでの映像コラボレーションのワークフローの非効率性を解消します。

・創造性の次の波はコラボレーション:デジタルコラボレーションは、今やあらゆるクリエイティブな活動の基盤となっています。アドビによるFrame.ioの買収は、Adobe Creative Cloudライブラリ、クラウドドキュメント、Adobe XDで構築したデザインシステム、Adobe Stock、Adobe Fontsなどに代表されるクリエイティブコラボレーションのためのイノベーティブな最新技術を拡張し、これらAdobe Creative Cloudの共同編集機能をビデオにも適用します。

・すべての関係者が等しく貢献できるビデオワークフロー:Frame.ioとアドビの連携により、ビデオ編集者、プロデューサー、マーケターなどAdobe Creative Cloudのユーザーは、Adobe Premiere Pro、Adobe After Effects、Adobe PhotoshopなどのAdobe Creative Cloudアプリケーションにネイティブで組み込まれたFrame.ioのワークフロー機能を活用して、ビデオプロジェクト制作におけるシームレスなコラボレーションが可能になります。

・イノベーションが動画のエコシステムにもたらす恩恵について:Frame.ioの既存のお客様ならびにパートナーは、すでに実績のある強力なプラグインとサードパーティアプリケーションのサポートに加えて、Adobe Creative CloudとFrame.ioの開発チームが一体となって生み出すイノベーションの恩恵を受けることができます。クリエイティビティに関わる関係者すべてのコラボレーションを可能にするというAdobe Creative CloudのコミットメントにFrame.ioが加わることにより、この取り組みはアドビのアプリケーションだけでなく、クリエイティブエコシステムの中で増え続けるサードパーティアプリケーション全体にまで拡大します。

Adobe Creative Cloudのチーフプロダクトオフィサー (CPO) 兼エグゼクティブバイスプレジデントであるスコット ベルスキー(Scott Belsky)は、次のように述べています。「私たちは、緊密なコラボレーションの実現による『つながる』クリエイティビティの新時代を迎えています。そこで私たちが想定しているのは、誰もがクリエイティブなプロセスに参加できる世界です。今回の買収によって、ユーザーを第一に考える素晴らしいチームが仲間に加わったことを嬉しく思います。Frame.ioのクラウドネイティブなワークフロー機能が加わることで、私たちはクリエイティブなプロセスをより協調的、生産的、効率的にし、すべての人の創造性をさらに引き出すことができるでしょう」

Frame.ioの共同創業者兼CEOのエメリー ウェルズ(Emery Wells)は、次のように述べています。「Frame.ioとアドビは、アドビの強みであるビデオ制作とFrame.ioのクラウドネイティブなプラットフォームを融合させた、ビデオ制作とコラボレーションの将来像を共有しています。アドビの一員となり、世界の主要なメディア&エンターテインメント企業、広告代理店、ならびにブランドのために、ビデオのイノベーションをさらに推進できることに興奮しています」

買収完了後、Frame.ioの共同創業者兼CEOのウェルズと共同創業者のジョン トレーバー(John Traver)はアドビに入社し、ウェルズはベルスキーを直属の上司として引き続きFrame.ioチームを率います。この買収は、一般的な取得価格の調整を勘案して12億7,500万ドルと評価され、許認可取得と一般的な締結条件の充足を前提としてアドビの2021会計年度第4四半期中に完了する予定です。買収完了まで両社は引き続き独立して事業を運営します。
 



Forward-Looking Statements Disclosure
This press release includes forward-looking statements within the meaning of applicable securities law. All statements, other than statements of historical fact, are statements that could be deemed forward-looking statements. Forward-looking statements relate to future events and future performance and reflect Adobe’s expectations regarding the ability to enhance Creative Cloud by adding Frame.io’s cloud-native video collaboration capabilities and other anticipated benefits of the transaction. Forward-looking statements involve risks, including general risks associated with Adobe’s and Frame.io’s businesses, uncertainties and other factors that may cause actual results to differ materially from those referred to in the forward-looking statements. Factors that could cause or contribute to such differences include, but are not limited to: Adobe’s ability to integrate Frame.io’s technology into Adobe Creative Cloud and otherwise realize the anticipated benefits of the transaction; the effectiveness of Frame.io’s technology; potential benefits of the transaction to Adobe and Frame.io customers; the ability of Adobe and Frame.io to close the announced transaction; the possibility that the closing of the transaction may be delayed; and any statements of assumptions underlying any of the foregoing. The reader is cautioned not to rely on these forward-looking statements. All forward-looking statements are based on information currently available to Adobe and are qualified in their entirety by this cautionary statement. For a discussion of these and other risks and uncertainties, individuals should refer to Adobe’s SEC filings. Adobe does not assume any obligation to update any such forward-looking statements or other statements included in this press release.

■Frame.ioについて
Frame.ioは、100万人以上のユーザーを擁する世界有数のビデオレビューならびに承認プラットフォームです。主要なプロフェッショナルビデオツールの大半と連携するFrame.ioは、アセットの共有とフィードバックの収集をクラウドに一元化することで、クリエイティブなプロセスを効率化します。これにより、遠隔地にいるクリエイティブチームは、世界のどこにいても安全かつリアルタイムに共同作業をおこなえます。

映像クリエイターであるエメリー ウェルズとジョン トレーバーによって2015年に考案され、デザインされたFrame.ioは、直感的でシンプルでありながら、クリエイティブ担当者やIT管理者、クライアントがほとんど(あるいは全く)トレーニングを受けずに使用できるほどパワフルです。Frame.ioは、映像制作ワークフローを加速し、クリエイティビティの障害を取り除きます。脚本や絵コンテからデイリー、納品まで、Frame.ioは現代のビデオワークフローを一新しました。

■「アドビ」について 
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloud( https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html )は、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloud( https://acrobat.adobe.com/jp/ja/ )では、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloud( https://business.adobe.com/jp/products/adobe-experience-cloud-products.html )は、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei( https://www.adobe.com/jp/sensei.html )を活用しています。

アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。 

アドビに関する詳細な情報は、webサイト( https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html )をご覧ください。 

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会社概要

アドビ株式会社

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URL
https://www.adobe.com/jp/
業種
情報通信
本社所在地
大崎1-11-2 ゲートシティ大崎 イーストタワー19F
電話番号
03-5740-2622
代表者名
中井陽子
上場
海外市場
資本金
1億8000万円
設立
1992年03月