グリーンコープが珠洲・輪島での「サロン」運営を支援中
孤立防止のために、能登半島の被災地で続く“居場所づくり”
西日本を中心に16の生協で構成されている一般社団法人グリーンコープ共同体(本部:福岡市博多区、代表理事:日高 容子、以下グリーンコープ)は、令和6年に発生した能登半島地震と能登半島豪雨の被災地支援の一環として、珠洲市・輪島市で住民が安心して集える「サロン活動」に継続的に参画しています。

能登半島地震から1年半、被災地で続く支援のかたち
グリーンコープは、2024年の震災直後から物資支援を行い、学校や保育園への食支援、地元漁師や生産者との連携による販売支援など活動を広げてきました。2025年7月には、珠洲市に復興コミュニティ施設「狼煙のみんなの家」が開業し、グリーンコープは食材提供や輸送を通じて地域食堂の運営を支援しています
一連の活動を通じ、物資支援だけでなく「人と人がつながる居場所づくり」へと支援のフェーズを移してきました。サロン活動も、この流れの中で重要な役割を担っています。
サロン活動の目的
サロンは、被災者の孤立防止と心のケア、支援や相談につながる入口づくり、そして地域再生に向けたコミュニティ形成を目的とした取り組みです。物資に加え、住民が安心して集い、交流し、互いに支え合える居場所をつくることが、復興を支える基盤になると考えています
これまでのサロン運営について
珠洲市では、2024年からピースボートと珠洲市社会福祉協議会「珠洲ささえ愛センター」が、仮設住宅の集会所を拠点に定例でサロンを開催してきました。コーヒーやクッキーを囲んで会話を楽しむほか、衣類リサイクル市や音楽イベントと組み合わせた取り組みも行われ、住民の交流の場として定着しています。
現在は毎週火曜日に開催されています。グリーンコープは隔週で参加し、食品や飲料の提供を通じて場づくりに協力しています。
輪島市では2024年3月下旬にサロンを開始し、4月以降は週2回開催してきました。地元漁師による当日に水揚げされた鮮魚の販売、自立支援センターみずほが作るパンの販売が行われ、買い物と交流を兼ねた場として好評を博しています。
現在は隔週水曜日に開催。災害NGO結、輪島市社会福祉協議会、輪島の底曳き漁師 gyokatsuと連携して運営が続けられています。
各サロン 運営概要
珠洲市のサロン
l 日時:毎週火曜日 13:30~15:00
l 場所:珠洲市大谷仮設住宅 大谷集会所(住所:石川県珠洲市馬緤町)
輪島市のサロン
l 日時:隔週水曜日 13:30~14:30
l 場所:輪島市・結の拠点(住所:石川県輪島市町野町川原田)
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 日高 容子
2018年、グリーンコープ生活協同組合連合会や、社会福祉法人グリーンコープ、労働協同組合など、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)、近畿(大阪、兵庫、滋賀)、中国(鳥取、岡山、島根、広島、山口)、そして福島の16の生協、各種団体とともに「一般社団法人グリーンコープ共同体」を設立。ひとつのグリーンコープのように持てるものを共有・連帯しながら、それぞれの地域に根ざした生活協同組合として活動してきました。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親の想いからはじまって、それぞれの地域を豊かにしていくことを目指しています。
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