限りある時間をどう使うか?哲学者・ハイデガーの教えを小説で学べる入門書『あした死ぬ幸福の王子』 6月5日発売
■死ぬときに後悔しない生き方とは? 人生を見つめ直すきっかけになる「ハイデガー哲学」
「人は必ず死ぬ」という普遍の事実。いつでも、まさにこの瞬間にも死ぬ可能性はあるのに、「今日死ぬかもしれない」と覚悟しながら生きている人はほとんどいません。ではもし、自分が明日死ぬとわかったら、今日までの生き方に後悔がないと言えるでしょうか。死を前にしたら無意味に感じるようなことに、時間を費やしてはいないでしょうか。
本書は、「存在とは何か」を探究したマルティン・ハイデガーの哲学を小説仕立てで解説した入門書です。ハイデガーが唱える「死の先駆的覚悟(死を自覚したときに、はじめて人間は本来の人生を生きることができる)」に焦点をあて、私たちに本来的な生き方とは何かを問います。死を意識してはじめて、後悔しない生き方が見えてくるーハイデガーの教えは、ただなんとなく浪費してしまっている日々に気付きを与えてくれます。
■難解なハイデガー哲学を、臨場感あふれるストーリーでわかりやすく読み解く!
舞台は中世ヨーロッパ。傲慢な王子は、ある日サソリに刺され突如余命幾ばくかの身に。絶望した王子は死の恐怖に耐えられず、自ら命を絶とうとしますが、謎の老人との出会いをきっかけにハイデガー哲学を学んでいくことになります。老人との対話、かつて自身が暴行を加えてしまった物乞いの少女との交流を通じて、「存在」「時間」、そして「死」について考える旅に私たちをいざないます。
なぜ幸せを実感できないのか、なぜ不安に襲われるのか、生きる意味を見いだせないのはなぜか……残されたわずかな時間のなかで、王子が対峙するさまざまな出来事や湧き出る感情を通じて、ハイデガー哲学のエッセンスを学べるとともに、限りある時間をどう過ごしたいか、どう生きたいかを考えるヒントが本書には詰まっています。
■目次
序章 宣告
第1章 死の哲学者
第2章 現存在
第3章 道具体系
第4章 本来的生き方
第5章 死の先駆的覚悟
第6章 良心の呼び声
第7章 時間(被投性と企投性)
第8章 世界内存在
終章 幸福の王子
エピローグ
■著者プロフィール:飲茶(やむちゃ)
北国生まれ。東北大学大学院修了。会社経営者。
哲学、科学、数学をわかりやすく解説するブログを立ち上げ、そのシンプルで奥深い内容に注目が集まる。その後、作家としての活動を開始し、30万部を超えるベストセラー『史上最強の哲学入門』(河出文庫)を筆頭に数々の書籍を世に送り出し、幅広い支持を集めている。
主な著書に、『正義の教室』(ダイヤモンド社)、『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』(河出文庫)、『哲学的な何か、あと科学とか』『哲学的な何か、あと数学とか』(ともに二見文庫)などがある。
■『あした死ぬ幸福の王子』
著者:飲茶
定価:1,650円(税込)
発売日:2024年6月5日
発行:ダイヤモンド社
判型:四六上製・280頁
https://www.amazon.co.jp/dp/4478114315/
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