「第6回伐採搬出・再造林ガイドラインサミット徳島大会」が開催されました!
森林資源の充実に伴い皆伐が増加し、環境面への配慮や再造林の促進が求められている中、持続的な循環型林業を促進するための全国サミットが、3月10日、徳島市において次のとおり開催されました。
「持続的な循環型林業」実現には、それぞれの地域の実情に応じた「主伐」と「再造林」を、高度に両立させることが不可欠との認識の下、昨年6月、素材生産事業者を中心に、「伐採搬出・再造林ガイドライン全国連絡会議」が組織化されました。
徳島県においても、12月に「徳島伐採搬出・再造林ガイドライン協議会」が設立されるとともに、3月10日には、共感と実践の輪を全国へと広げることを目的として、「第6回伐採搬出・再造林ガイドラインサミット徳島大会」が、全国各地から約180名の参加により、盛大に開催されました。
サミットではまずはじめに、鹿児島大学農学部枚田邦宏教授より、「ガイドラインの南九州における取り組みと今後の可能性」について基調講演をいただくとともに、特別講演では「徳島の目指すスマート林業」と題して、(公社)とくしま森林バンク熊谷幸三顧問より、ご講演をいただきました。
また、宮崎大学藤掛一郎教授のコーディネートにより進行された「パネルディスカッション」では、県内で活躍される4名を中心とする5名のパネラーにより、「徳島伐採搬出再造林ガイドライン協議会の今後の活動」について、本県の先進的事例の発信をはじめ、時には会場の参加者をも巻き込んだ、熱心な議論が展開されました。
【サミットの内容】
①開会挨拶 松岡明彦(伐採搬出・再造林ガイドライン全国連絡会議代表理事)
亀井廣𠮷(徳島伐採搬出・再造林ガイドライン協議会会長)
②来賓祝辞 織田 央(林野庁長官:ビデオメッセージ)
勝野美江(徳島県副知事)
杉本直樹(徳島県森林組合連合会代表理事会長)
③基調講演 枚田邦宏(鹿児島大学農学部森林政策研究室教授)
④特別講演 熊谷幸三((公社)とくしま森林バンク顧問)
⑤パネルディスカッション
・コーディネーター 藤掛一郎(宮崎大学農学部教授)
・パネラー 御田成顕(森林総合研究所東北支所主任研究員)
藤井 栄(徳島県農林水産総合技術支援センター係長)
市瀬雅志((公社)徳島森林づくり推進機構副理事長)
伊庭雅俊(つるぎ木材加工協同組合代表理事)
都築紀之((株)グリーンベース代表取締役)
今回の「サミット」では、全国の林業関係者が、知恵と工夫を持ち寄り、新たな挑戦へと向かう意識の醸成が図られたと認識しています。引き続き、関係者連携の下、「森林サイクル」の確立に向けた取組を進めていきたいと考えています。
○当日の模様は、次のアドレスでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=aGeHMYl8ZNs
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