【中学受験の“転塾”】ピークは5年生。転塾経験者41%の実態を『ツナガル中学受験』が調査

「転塾しなかった子」の合格率80.97%に対し、「転塾した子」の合格率62.79%と、約18%の差。カギは「塾との相性」と「家庭での対話」

株式会社キュービック

株式会社キュービック(本社:東京都新宿区、代表取締役:世一英仁)が運営する中学受験総合情報メディア『ツナガル中学受験』( https://www.tsunagaru-exam.jp/ )は、過去5年以内に中学受験(一般入試)を経験した子どもの保護者313名を対象に「転塾」に関する実態調査を実施しました。

その結果、転塾経験者の志望校合格率は62.79%と、未経験者の80.97%に比べて約18%低いという実態が明らかになりました。調査では、10人に4人(41.20%)が転塾を経験しており、そのピークは中学受験の勉強が本格化する「5年生」(44.19%)であることも判明しました。

塾の方針や授業のレベルが合わないなど、さまざまな理由で転塾を検討するご家庭にとって、実際に転塾を経験した家庭の実態を知るうえで貴重な判断材料となるものです。

調査結果のハイライト

・中学受験での転塾は約41%(10人に4人)が経験する、一般的な選択肢になっている

・転塾のタイミングは、受験勉強が本格化する「5年生」がピーク

・「転塾した」子の合格率は62.79%、「転塾しなかった」子の合格率80.97%よりも約18%低いという結果に

調査概要

調査対象:過去5年以内に中学受験(一般入試)を経験した子どもの保護者313名

調査方法:インターネットリサーチ

調査地域:全国

調査期間:2025年7月25日~8月7日

調査元:株式会社キュービック

◼️中学受験生の41%が「転塾」を経験。もはや「珍しくない」選択に

進度や講師が合わない、思ったように成績が伸びないなど、通っている塾を変更したいと思ったことがあるご家庭も多いかもしれません。しかし、実際に転塾するとなると「本当に大丈夫か」「悪目立ちしないか」などさまざまな心配が頭に浮かびます。

『ツナガル中学受験』の調査では、約4割の子が転塾を経験していて、転塾が決して珍しい選択ではないという結果となりました。

◼️転塾のタイミングは「5年生」がピーク。重要なのは「なぜ転塾するのか」

転塾経験のあるご家庭に対し、転塾の「タイミング」を聞いたところ、「5年生」(44.19%)のときが最も多く、次いで「6年生」(23.26%)、「1〜3年生」(17.05%)となりました。

5年生は、授業のコマ数が増えたり、難度が上がったり、勉強の負担が大きく変化する時期です。また、志望校を本格的に見定め、現状の学力と目標とのギャップが明確になる時期でもあります。そのため、より子どものレベルに合った塾への切り替えという意味で、転塾の“最後のチャンス”として決断する家庭が多いことが推察されます。

◼️「転塾した子」と「しなかった子」、志望校合格率に約18%の差

本調査で最も注目すべきは、志望校の合格率です。「転塾しなかった子」の合格率が80.97%(184人中149人)であったのに対し、「転塾した子」の合格率は62.79%(129人中81人)と、約18%の差が見られました。

◼️合格率の差はなぜ生まれるか? 重要なのは「転塾の決断内容」

この約18%の差は、「転塾したから合格率が下がった」と単純に結論づけられるものではありません。『ツナガル中学受験』編集部では、この差が生まれる背景には、主に2つの要因が考えられると分析しています。

1. 転塾検討のきっかけが「成績不振」であるケース

そもそも転塾を検討するきっかけとして、成績が伸び悩んでいる場合が多いため、転塾の有無にかかわらず、もともと学力的に苦戦していた子どもが「転塾した」グループに多く含まれている可能性が考えられます 。

2.「転塾先とのミスマッチ」が発生しているケース

「合格実績が良いから」「有名な講師がいるから」といった理由だけで転塾を決めたものの 、新しい塾の授業スピードや学習環境が子どもに合わなかったり、通塾の負担が増えて体力を消耗してしまったりと、転塾が裏目に出ている可能性です。

転塾という「行動そのもの」が合格率を左右するのではなく、「なぜ転塾するのか」「その環境が本当に子どもに合っているのか」を見極める、その決断の内容こそが重要であると言えます 。

◼️『ツナガル中学受験』編集部よりコメント

今回の調査では、転塾そのものはレアケースではないものの、合格率にはそれなりの差が見られるなど、転塾を検討されている親御さんにとってはより悩みを深める結果になってしまったかもしれません。改めて、小学生のお子さんにとっても、親御さんにとっても、大きな環境変化を伴う転塾は難しい決断だと痛感しました。転塾を検討する理由はさまざまあると思いますが、ここまでの道のりを振り返る良い機会だととらえて、ぜひ前向きにご家庭で話し合えたらいいなと思います。意外に、親が心配するほど子どもは問題を感じていないかもしれませんし、逆に、子どもが無理をしていることに気づくきっかけになるかもしれません。親子で話し合い、納得した選択なら、どのような結果になっても「やってよかった」と思えるはずです。

【調査結果の引用時のお願い】

  • クレジットに『ツナガル中学受験(CUEBiC Inc.)調べ』と明記ください。

  • WEB上で引用いただく際には、『ツナガル中学受験(CUEBiC Inc.)調べ』とあわせて( https://www.tsunagaru-exam.jp/ )へのリンク付与もお願いします。

◼️中学受験に挑戦する家族のための情報サイト『ツナガル中学受験』について

『ツナガル中学受験』は、中学受験を検討する読者の皆様が「自分の家庭ならこうすればいいかもしれない」という具体的なヒントを見つけられるメディアです。一般的な知識に留まらず、「あの時、こうすればよかった」「これは知っておくべきだった」といった、経験者だからこそ語れるリアルな情報を深掘りしてお届けします。

『ツナガル中学受験』:https://www.tsunagaru-exam.jp/

【『ツナガル中学受験』のポイント】

  • 塾選びのポイント: 塾の選び方、費用、活用術など、具体的な情報を提供します。

  • 費用と家計のリアル: 中学受験にかかる費用を詳細に解説し、無理のない計画をサポートします。

  • 偏差値・模試の活用法: 偏差値や模試結果の正しい見方、対策方法をアドバイスします。

  • 受験全般のお悩み解決: 学習法、モチベーション維持、親子のコミュニケーションなど、中学受験家庭が抱える幅広い悩みに寄り添います。

◼️『ツナガル中学受験』今後の展望:「挑戦してよかった」と思える受験体験を

今後は、中学受験の専門家や経験者を招いた座談会、経験者保護者が直接相談に応じるポッドキャスト、個別の学習支援を行うオンラインチューターサービスなど、中学受験家庭を多角的にサポートするサービスを展開していく予定です。

現在もメディアを通した情報発信だけでなく、Instagramでも中学受験に関する情報を発信をしているので、ぜひご覧ください。

『ツナガル中学受験』Instagramアカウント:https://www.instagram.com/tsunagaru_exam/

株式会社キュービックは、『ツナガル中学受験』を通して、全ての中学受験家庭が安心して、そして前向きに挑戦できる環境を提供し、子どもたちが「挑戦してよかった」と心から思える未来を応援してまいります。

◼️キュービックについて

キュービックは「インサイトに挑み、ヒトにたしかな前進を。」をミッションに掲げ、ヒト起点のマーケティング×デザインでビジネスを前進させる会社です。比較サイトを中心としたデジタルメディア事業を行っており、新しい価値を見つける比較サイト『your SELECT.』、暮らしをおいしく便利にするウォーターサーバーの比較サイト『ミズコム』、転職活動や新しいキャリアの選択を支援するサービス『ミライトーチ』を運営しています。フィールドワークを重視し、表面的なニーズではなくインサイト(深層心理)を的確に捉え、人々をよりスムーズな課題解決体験へと導いています。

会社名  :株式会社キュービック

所在地  :〒169-0074 東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー16階

代表者名 :代表取締役 世一 英仁

設立   :2006年10月

URL   :https://cuebic.co.jp/

■本件のお問い合わせ先

株式会社キュービック コンテンツ事業部『ツナガル中学受験』:(編集長)末吉 歩 

E-mail :tsunagaru-exam@cuebic.co.jp

Tel : 03-6908-9765

すべての画像


ビジネスカテゴリ
ネットサービス学校・大学
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社キュービック

36フォロワー

RSS
URL
http://cuebic.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー16階
電話番号
03-5338-3550
代表者名
世一英仁
上場
未上場
資本金
3100万円
設立
2006年10月