2024年の広告実績を表彰する「TikTok Ad Awards 2025 Japan」全5部門の部門賞とグランプリを発表!
〜グランプリは意外性のある企画設計で“推し”の熱量を話題と売上に結びつけた株式会社I-neが受賞〜
TikTok for Businessは、広告主および広告代理店を対象に、高いクリエイティビティを発揮し、ビジネスや社会にインパクトをもたらした広告キャンペーンを表彰する「TikTok Ad Awards 2025 Japan」において全5部門の受賞作品およびグランプリを発表します。
昨年日本で初開催した本アワード。第2回となる今回は、多くの企業・代理店の皆様からご応募をいただきました。
TikTok広告を通じてビジネスインパクトを創出した優れた作品を対象に、審査員による厳正な審査を経て、5部門「Greatest Business Impact」「Greatest TikTok Creator Collaboration」「Greatest Branding」「Greatest Performance」「Greatest Innovative」の受賞作品を選出。その中から、株式会社I-neの「寝落ち配信」※がグランプリに決定しました。
※「寝落ち配信」は演出の一部として実施されたものです。

TikTokは「Inspire creativity and bring joy(創造性を刺激し、喜びをもたらす)」をミッションに掲げ、幅広い年齢層に利用される日常的なプラットフォームへと進化しています。企業活用も広がり、多様なアプローチが生まれています。
今回の広告アワードでは、数多くの革新的なキャンペーンが集まり、特に優れた取り組みが受賞作品として選ばれました。応募作品には、ビジネスインパクトの明確化、活用領域の拡大、クリエイターとの共創、広告クリエイティブの進化といった傾向が見られました。
<応募作品の主な傾向>
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確かなビジネスインパクト:TikTokを活用してブランドへのエンゲージメントを高め、売上や購買数、来店数、アプリインストールなど、明確な成果を上げた事例が増加。
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活用領域の拡大と多様化:さまざまな業界の企業がTikTokを活用し、ブランディングからパフォーマンス広告まで幅広いアプローチを展開。
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クリエイターとの共創による成果:クリエイターとのコラボレーションを通じて、高いユーザーエンゲージメントを獲得し、ブランド価値やビジネス成果に直結。
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広告クリエイティブの進化:AI技術の活用やライブ配信など新たな取り組みによって、表現の質・幅ともに大きく向上。革新的な手法で視聴者を魅了。
第2回「TikTok Ad Awards 2025 Japan」
5部門でエントリーされた広告キャンペーンは、審査員長である株式会社博報堂 執行役員、株式会社博報堂ケトル ファウンダー 嶋 浩一郎 氏をはじめとした11名の審査員によって厳正に審査が行われ、まず、部門ごとにノミネート作品が選出され、その中から各部門の受賞作品が選出されました。さらに、各部門賞の中で最も成果を出し、2024年のTikTokを代表するキャンペーンであると審査員が決定した作品をグランプリとしました。
■Grand Prix
寝落ち配信
■Greatest Business Impact 部門
セブンティーンチャイム
■Greatest TikTok Creator Collaboration 部門
『YOU ARE BUGS お前たちは、⾍けらだ』キャンペーン
■Greatest Branding 部門
カロリーメイト それぞれの音色 吹奏楽13パート
■Greatest Performance 部門
メルカリxGenZプロジェクト
■Greatest Innovative 部門
寝落ち配信
グランプリおよび各部門賞を受賞した広告キャンペーンの詳細は以下の通りです。(敬称略)
【Grand Prix】
各部門賞の中で最も “Inspire creativity and bring joy.(創造性を刺激し、喜びをもたらす)” を体現し、ビジネスとしてもインパクトを残しながら、TikTokの新たなコミュニケーションの在り方を感じさせるキャンペーン
■広告キャンペーン名
寝落ち配信
■広告主
株式会社I-ne
■広告会社 / 広告代理店
ワンメディア株式会社
■ブランド / 商品名
YOLUバスタブレット
■キャンペーン概要
ナイトケアビューティーブランド「YOLU(ヨル)」は、新商品「ドリーミング バスタブレット」の話題化を目的に、アイドルグループ「超ときめき♡宣伝部」によるTikTok LIVE「#寝落ち配信」を実施。推しが寝落ちする演出や同時配信設計により、ファンの自発的な切り抜き・拡散を促進し、SNSトレンド入りを果たした。さらに、発売初週で楽天市場の入浴剤カテゴリ週間ランキング1位を獲得、2カ月で累計販売数100万個を突破するなど、大きな成果を収めた。
■受賞理由
アイドルの寝落ちをテーマにした生配信という意外性のある企画で、ファンが熱量高く参加し、その様子が切り抜きによって拡散される仕組みを構築した。商品特性と自然に結びついたストーリーで、話題化にとどまらず売上に直結させた点も評価された。配信時間や演出まで計算し尽くされた緻密な設計は、再現性を持った知見として他社にも参考になる完成度。TikTokが持つファンダム文化・LIVE配信を巧みに活用し、TikTok広告の現在地と未来を象徴する作品として高く評価された。TikTok広告の革新性、共創の仕組み、成果への結びつき、そのすべてを体現した素晴らしいキャンぺーンであり、グランプリに選出された。

【Greatest Business Impact 部門】
TikTok広告の活用により、売上、購買数、来店数、アプリインストールなどの具体的なビジネス成果を達成したキャンペーン
■広告キャンペーン名
セブンティーンチャイム
■広告主
江崎グリコ株式会社
■広告会社 / 広告代理店
株式会社電通
■ブランド / 商品名
セブンティーンアイス
■キャンペーン概要
自動販売機専用アイス「セブンティーンアイス」は、高校生との接点強化を目的に、17歳と共にCMを制作する共創プロジェクト「セブンティーンチャイム」を展開。人気TikTokクリエイターや実際の高校生を起用し、リアルな発話を活かした映像づくりと商品露出を最小限に抑えた設計で共感を喚起した。その結果、広告認知率は想定の244%を達成し、イベントに参加した高校生のNPSスコアは+86ポイントを記録。さらに、売上は1985年の発売以来最高を更新した。
■受賞理由
高校生の日常を自然に切り取る手法で、無機質な自動販売機に情緒的な価値を与えた点が高く評価された。台本に縛られずリアルな会話や表情を描く映像は、没入感を生み、ターゲット世代だけでなく幅広い層に共感を呼んだ。プロのクオリティを縦型映像に落とし込み、商品カットを抑えて最後に自動販売機の存在を印象づける構成も秀逸。結果として、過去最高売上の記録(前年比 107.8%)や、設置数の増加に直結し、数字とクリエイティブの両輪で成果を残した。青春に寄り添う商品価値を再発見させ、TikTokらしい自然な見せ方でブランドの存在感を高めた点が、ビジネスインパクト部門にふさわしい理由となった。

【Greatest TikTok Creator Collaboration 部門】
TikTokクリエイターとのコラボレーションを通じて、高いユーザーエンゲージメントを創出し、ビジネス成果に貢献したキャンペーン
■広告キャンペーン名
『YOU ARE BUGS お前たちは、⾍けらだ』キャンペーン
■広告主
Netflix, Inc.
■広告会社 / 広告代理店
株式会社電通
■ブランド / 商品名
Netflixシリーズ「三体」
■キャンペーン概要
Netflixシリーズ「三体」は、複雑な世界観を持つ作品をライト層へ訴求することを目的に、劇中で地球侵略を目論む宇宙人「三体人」が複数メディアやプラットフォームを同時ジャックするキャンペーンを展開。TikTokでは、作品の世界観と親和性が高く、ユーザーの知的好奇心をくすぐるニッチなテーマ領域に特化したクリエイターを起用した。再生数だけではなくコミュニティ性を重視したことで、コメント欄での議論や大喜利のような反応が活発化し、ユーザー主体の発話を通じて作品への理解と視聴意欲を高めることに成功した。
■受賞理由
難解な題材である『三体』を、単なる作品紹介ではなく都市伝説という切り口から伝えた企画性が、企業やブランドとTikTokクリエイターのベストなコラボレーションを実現したキャンペーンとして高く評価された。クリエイターの特性そのものを活かし、普段の投稿の世界観を崩さずに作品理解へとつなげる設計が秀逸。扱いにくいテーマを逆手に取り、現実と虚構を交差させる表現は、TikTokにおけるコラボレーションの新しい可能性を示した。フォロワー数や人気に依存するのではなく、その人でなければ成立しないキャスティングを実現した点も特筆すべき点。広告主・クリエイター・ユーザーの三者をつなぎ、難題をエンターテインメントに昇華した本作は、共創精度の高さとカルチャーへの愛を感じさせる秀逸な事例となった。

【Greatest Branding 部門】
TikTokにおいてブランド広告を活用し、ブランド認知を拡大し、フォロワー獲得やリーチ最大化、ブランドイメージの向上を達成したキャンペーン
■広告キャンペーン名
カロリーメイト それぞれの音色 吹奏楽13パート
■広告主
大塚製薬株式会社(Otsuka Pharmaceutical)
■広告会社 / 広告代理店
株式会社博報堂
■ブランド / 商品名
カロリーメイト
■キャンペーン概要
「カロリーメイト」は卒業という節目に学生を応援するブランディング施策として、令和の卒業ソング「僕らまた」を起用したTVCMと連動し、TikTokを主戦場に展開した。吹奏楽界隈を中心に縦型動画広告を配信し、コメント欄がコミュニティ化するほどの共感を創出。さらに楽譜配布と連動した「演奏してみた」UGCが拡散し、最終的には渋谷スクランブル交差点5面ビジョンで大合奏広告を実施するまでに発展。TikTok発の話題化を実現した。
■受賞理由
吹奏楽という特定のコミュニティに焦点を当て、13パートそれぞれの楽器を丁寧に描いたシリーズ展開。自然な会話や練習風景を切り取りながら、卒業という感情のモーメントを重ねることで、視聴体験を深いブランド体験へと昇華させた。楽譜配布によるUGC誘発やコメント欄での盛り上がりも含め、学生やOBOGのリアルなインサイトを的確に捉えた設計が秀逸。運動部に偏りがちな応援視点を吹奏楽部に向け、文化系の努力にも寄り添った新たなブランディングの挑戦。映像美とTikTokらしい自然さを兼ね備え、堅実かつ未来への拡張性を示した、本部門にふさわしい作品。

【Greatest Performance 部門】
TikTokにおいて運用型広告を最適化し、コンバージョンやROASを向上させ、ビジネス成果を最大化したキャンペーン
■広告キャンペーン名
メルカリxGenZプロジェクト
■広告主
株式会社メルカリ
■広告会社 / 広告代理店
株式会社Hakuhodo DY ONE
■ブランド / 商品名
メルカリ
■キャンペーン概要
12周年を迎えたメルカリは、事業成長の鍵を握るZ世代の新規ユーザー獲得を最重要KPIに据え、「メルカリ×GenZプロジェクト」を始動した。TikTokを主戦場に、企業色を抑えたエンタメ性重視の動画を量産しながら高速でPDCAを回し、勝ちクリエイティブを定期的に創出。その結果、Z世代への効果的な認知獲得とポジティブなイメージの醸成に成功し、CPAも前四半期比75%まで改善。
■受賞理由
Z世代のリアルな声を座談会で収集し、調査・分析を制作や運用に直結させた点が高く評価された。4つのコンセプト設計で多様性を確保し、界隈ごとに異なるフォーマットを展開することで、自然で身近な利用シーンを提示。TikTokのクリエイターエコシステム「TikTok One」と自社制作を組み合わせ、量とスピードを両立させる仕組みを構築した。運用面でもアカウント構造やアドセットを丁寧に検証し、戦略・実行・改善を高精度に回した点が印象的。レコメンドシステムとインサイトの両面を理解し、ユーザー心理を的確に捉えた本作は、成果を伴う運用型広告の理想形を示し、他の企業にも参考となる教科書的な事例となった。

【Greatest Innovative 部門】
TikTok広告の活用により、革新的なクリエイティブと戦略によって視聴者を魅了し、エンゲージメント獲得やビジネス成果を達成したキャンペーン
■広告キャンペーン名
寝落ち配信
■広告主
株式会社I-ne
■広告会社 / 広告代理店
ワンメディア株式会社
■ブランド / 商品名
YOLUバスタブレット
■受賞理由
LIVE配信を舞台に、アイドルの寝落ちをハプニングとして設計し、ファン心理を的確に捉えた企画。推しの寝顔を共有したいという欲求が切り抜きを通じて拡散し、UGCへと波及する仕組みを構築した。商品の特性を自然に組み込みながら、エンタメ性と広告性を高いレベルで両立させた点が際立つ。配信タイミングや演出、分数制限の逆手利用など、細部まで計算し尽くされた設計も秀逸。案件配信のフォーマットを刷新し、購買に直結させた点は多くの示唆を与える。TikTokカルチャーをハックした本施策は、LIVE広告の新たな完成形を提示し、今後の潮流を象徴する受賞作となった。
各部門のノミネート作品につきましては、特設サイトにてご確認ください。
「TikTok Ad Awards 2025 Japan」サイト:https://tiktok-ad-awards.jp/
審査員長 嶋 浩一郎氏 コメント:
今年で2年目を迎えるTikTok広告でのクリエイティブのアイデアや技術を競う「TikTok Ad Awards Japan」。昨年からわずか1年しか経っていないのですが、応募作品に大きな進化が見られました。広告主とTikTokユーザーのより深い関係構築のために、多くのクリエイターが多様なアイデアを矢継ぎ早に投入してきた結果だと言えます。
TikTokのコンテンツが、発信者側からの一方通行ではなく、ユーザーのリアクションを含めた共創コンテンツであることも、TikTokのコミュニケーションの手法の進化を速めています。
クリエイターがより深く、より解像度高くユーザーの心理をつかみ、行動をしなければ共創コンテンツは作れません。まさに、今回はクリエイターとユーザーが共感し合う時代を感じさせる審査会でした。
TikTok for Business Japan, Global Business Solutions, General Manager Arjun Sarwal コメント:
今年で2回目を迎えるTikTok Ad Awards Japanは、業界内でも徐々に定着し、多くの企業や広告代理店の皆様にTikTokを活用した優れた事例をご応募いただきましたことを、心より感謝申し上げます。
近年、TikTokは若年層だけでなく幅広い年齢層に利用され、日常的に使われるプラットフォームへと進化しています。また、企業の皆様による活用の広がりの中で、私たち自身も思いがけない様々なアプローチを目にするようになりました。
動画広告市場の拡大とともに、TikTokは企業のマーケティング活動において、ますます重要な役割を担うようになっています。さらにTikTok Liteを活用することで、より多様な層に効率的にリーチできる環境も整っています。
また、登録クリエイター数は10万人を超え、TikTok Oneを通じて企業の皆様が簡単に高いエンゲージメントを生むコンテンツを共創できるようになりました。こうした成長の中で、本アワードの受賞作品はまさにTikTokの可能性を体現するものであり、今後のマーケティングの新たな指針となると確信しています。
今後も私たちは、広告主・広告代理店の皆様と共に、TikTokならではのクリエイティビティをさらに拡張し、ビジネスと社会にポジティブなインパクトをもたらしてまいります。
各部門のノミネート作品につきましては、特設サイトにてご確認ください。
「TikTok Ad Awards 2025 Japan」サイト:https://tiktok-ad-awards.jp/
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