中高生の紙・デジタル併用の学習スタイルが定着、板書やノートの写真撮影・ “スクショ” 活用で端末に学習内容を保存する傾向も~勉強時の「デジタル」「紙」の使い分けについて、中高生2,967名を調査~
『勉強時の「デジタル」と「紙」の使い分けに関するアンケート調査』トピックス
① | 学習時のデジタル端末利用状況 ・学校での個人専用学習用端末は全体的に普及。私物の端末を学習に利用する割合も中学3年生から高校生に至るまでは9割超。 ・全体的に、学習時はデジタル・紙併用の傾向。特に、教材閲覧時・移動時には高い割合。 |
② | 中高生が感じる「紙教材」「デジタル教材」のメリット・デメリット ・紙教材のメリットは「メモを取りやすい」「間違いに気づきやすい」「暗記しやすい」など、勉強の進めやすさを挙げる声が多数。デメリットには、「教材が重い」「勉強する場所を選ぶ」等の意見が挙がる。 ・デジタル教材は、映像・音声の理解しやすさ、場所を選ばず勉強できることがメリット。「学習と関係のないことをしてしまう」「目が疲れる」「充電が面倒」など、デジタルならではの短所がデメリット。 |
③ | デジタル端末での学習時の “保存” について ・紙教材における “付箋” “メモ” の役割、デジタル教材では「端末のメモ機能」「紙のノートへの書き込み」の併用で再現の傾向。スクリーンショットや教材内のメモ機能活用も。 ・5割が授業中の板書を、7割が紙のノートや参考書を、デジタル端末で写真保存することがあると回答。学習時のスクリーンショットの活用経験率も9割超え。 ・端末に欲しい機能では、 “書き込める機能” “赤シート機能” “付箋機能” の声が挙がる。 |
◆本調査の概要
調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(中学生・高校生)
回答者 : 2,967名
調査方法 : 学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収。
調査時期 : 2023年5月31日〜6月5日
※回答者属性(学年)
中学1年生60名、中学2年生187名、中学3年生428名、高校1年生521名、高校2年生649名、高校3年生1107名、それ以外15名
※回答者属性(学校種別)
公立1,881名、国立81名、私立1,005名
本調査の完全版は、Studyplusトレンド研究所サイト内で公開しております。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/post/20230719
■ 学習時のデジタル端末利用状況について
【調査項目】
・学校に学習用端末はありますか?
・私物のデジタル端末(スマートフォン・タブレット・PC)を、学習に利用することはありますか?
【回答】
・学校では、個人専用の学習用端末が全体的に普及していることがわかる。高等学校では、導入が本格化した2022年度以降の入学学年から普及傾向。高校1年生・高校2年生では8割を超えている。
・私物のデジタル端末の学習利用率は、中学3年生以降は9割超。高い割合で利用されている。
【調査項目】
・学習時、教材を閲覧したりメモを記述したりする際に、デジタル端末と紙をどれくらいの割合で使い分けていますか?
【回答】
・教材閲覧時に、デジタル端末・紙を併用し、記述は紙の使用が主流な傾向。
・授業中・自宅学習時より、移動時にデジタル端末を活用した学習が活発に行われている傾向。
■ 中高生が感じる「紙教材」「デジタル教材」のメリット・デメリット
【調査項目】
・紙教材で、メリットだと思うことを教えてください。 ※複数選択可
・紙教材で、デメリットだと思うことを教えてください。 ※複数選択可
【回答】
・メリットとしては、勉強自体の進めやすさが上位。「勉強した証を物理的に見ることができて達成感がある」などの自由回答も。
・デメリットとしては、教材の重さや使用場所の制限など、物理的なハードルが上位に。紛失や破損の懸念を示す自由回答も。
【調査項目】
・デジタル教材で、メリットだと思うことを教えてください。 ※複数選択可
・デジタル教材で、デメリットだと思うことを教えてください。 ※複数選択可
【回答】
・動画や音声での理解しやすさに加えて、「移動中に見やすい」「場所を問わずに勉強しやすい」「勉強したい単元を探しやすい」といった、気軽な勉強しやすさがメリットに。
・「学校と関係のないことをしてしまう」「目が疲れる」「充電が面倒」といったデジタルならではの短所が上位に。そのほか、「Wi-Fi環境の有無に左右」「端末が重い」という声も。
■ 学習におけるデジタル端末への “保存” について
【調査項目】
・デジタル教材で勉強する際、紙教材のように付箋やメモで印をつけたくなったとき、どうしていますか? ※複数選択可
【回答】
・端末のメモ機能・紙ノートを併用の傾向。スクリーンショットや教材内の機能も活用しており、状況によって使い分けている様子が分かる。
【調査項目】
・授業中の板書を、デジタル端末(タブレットやスマホ)に写真で保存することはありますか?
・紙のノートや参考書の内容を、デジタル端末(タブレットやスマホ) で撮影して写真保存することはありますか?
・デジタル端末で勉強する際、スクリーンショットの機能はどれくらい活用していますか?
【回答】
・板書の写真保存は5割以上、紙のノート・参考書の写真保存は7割以上がすることがあると回答。
・勉強時のスクリーンショット活用も、経験率は9割超。
【調査項目】
・デジタル端末で勉強する際に、何か欲しい機能はありますか?(自由記述)
【回答】
特徴的な回答は以下の通り、一部回答とともに紹介。
書き込める機能
「紙の教材のように書き込めるようにして欲しい」
「pcでpdfの資料を使うことが多いので場所に構わず自由に書き込めるようになってほしい」
赤シート機能
「赤シートのように見えないようにする機能」
「赤シートなどの暗記系に特化したこと」
付箋、メモ機能
「付箋、メモを書き込める機能」
「紙の付箋に書いて教科書に貼ってプラスでメモするようにタブレット端末にもメモってわかりやすいようにしたい」
Studyplusトレンド研究所では、中高生たちの興味や関心事などに関する調査・研究を行っています。企業・団体様との共同研究も適宜実施しておりますので、お気軽にウェブサイトよりお問い合わせください。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/
■ 共同調査先のご紹介
今回はイメージスキャナー「ScanSnap」を提供する株式会社PFU様との共同で調査を実施いたしました。PFU様は、生徒のデジタル学習をサポートする「ScanSnapデジタル学習支援プロジェクト」をこのたび開始します。
詳細はこちらのプレスリリースをご確認ください。
https://www.pfu.ricoh.com/news/2023/news230719.html
■ 学習管理アプリ「Studyplus」 概要
「Studyplus」は、日々の勉強を記録・可視化し、ユーザー同士でシェアして励まし合うことができる学習管理アプリです。
ユーザーの自己調整学習、学習モチベーションの維持・向上をサポートします。
累計会員数800万人以上、大学受験生の2人に1人が利用しています。https://www.studyplus.jp/
※アプリダウンロードURL
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/apple-store/id505410049
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.studyplus.android.app
■「Studyplusトレンド研究所」 概要
「Studyplusトレンド研究所」は、日本最大級の学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーを通じて、次代を担う若者の「いま」を見つめるための研究所です。
若者の学校生活や学習・受験といった側面から、好きなアーティストや消費行動といった生活者の側面まで、これからの新しい時代の「トレンド」を研究していきます。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/
■ スタディプラス株式会社 概要
所在地:東京都千代田区神田駿河台2丁目5−12 NMF駿河台ビル4階
代表取締役:廣瀬高志
事業内容:学習管理アプリ「Studyplus」、教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」の運営
設立:2010年5月20日
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