イケアプレスデー2024 Assembling a better future, together ~よりよい未来を一緒につくりましょう~ を開催
来年度の注力分野や80周年を迎えたイケアの商品開発秘話などを紹介
「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンとするスウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー イケアの日本法人イケア・ジャパン株式会社(本社:千葉県船橋市、代表取締 役社長 兼 Chief Sustainability Officer:ペトラ・ファーレ)は、2023年8月23日(水)に、「イケアプレスデー2024 Assembling a better future, together ~よりよい未来を一緒につくりましょう~」を開催しました。
イケアは、「より快適な毎日を、より多くの方々に」というビジョンをもとに優れたデザイン、機能性、サステナビリティ、高品質を兼ね備えたホームファニッシング製品やソリューションを幅広く取りそろえ、より多くの方々にお求めいただけるようにお手ごろな価格で提供したいと考えています。当イベントでは、イケア・ジャパンの2024年度に向けた最新の取り組みや来年度*1注力する「収納」について各担当者がプレゼンテーションを行いました。またスウェーデンよりクリエイティブや商品開発に携わる担当者が来日し2023年7月に80周年を迎えたイケアの歴史と未来、イケアと日本の特別な関係性を探るトークセッションを実施しました。会場には、2023年秋から2024年に発売予定の新商品を展示しました。
イケア・ジャパン、2024年度に向けて
まず、イケア・ジャパン 代表取締役社長 兼 Chief Sustainability Officer ペトラ・ファーレは、イケアが80周年を迎えることを祝うとともに、未来に目を向け、よりよい未来を一緒につくるためのイケア・ジャパンの最新の取り組みを紹介しました。彼女は次のように述べています。「イケアはより良い家、より良い暮らし、より良い地球、そしてより良い企業という4つの側面から価値を生み出していきます。より多くの人々がより快適な毎日を過ごせるように良い家づくりをサポートすること、コワーカー(従業員)、お客さま、地域コミュニティの皆さんのより良い暮らしのために貢献すること、より良い地球づくりの一翼を担うこと、そして現在と将来の世代のためにより良い企業を作ることに注力していきます」。さらにイケアは、「よりお手ごろに」「より身近に」「よりサステナブルに」の3点に重点を置いてさまざまな取り組みを進めています。その一環として、2024年はじめにオープン予定のIKEA前橋のティザームービーの紹介や、現在全国に28拠点ある商品受取りセンターを2024年度も積極的に開設予定であること、今年10月3日に京都に過去最大規模のIKEAポップアップストア開設予定であること、などを発表しました。また2025年までにラストワンマイルのゼロエミッション配送の100%を目指している中で、2023年秋には追加で17台のEVトラックを導入し、25%到着予定であることを説明しました。
家での暮らしと収納
次に、イケア・ジャパン Country Home Furnishing & Retail Design Manager の谷川 舞が登壇し、イケアが考える「家での暮らしと収納」について紹介しました。多様化する家での暮らしにともない、モノに合わせた収納法を知る必要があります。イケアが2015年度より毎年グローバルで実施している家での暮らしに関する調査Life at Homeスナップショットによると、収納がメンタル・ウェルビーイングの向上に加え、人間関係をより円滑に、より自分らしい空間をつくるために重要な役割を担っていることが明らかになりました。そこで来年度*1、イケアは「収納は、楽しい。」をテーマに店舗だけでなくオムニチャンネルリテイラーとして様々なアプローチ方法で収納のアイデアやソリューションをお届けすることを発表しました。イケアの収納商品や収納スペースの活用法などを店舗での提案だけでなくオンラインストアやポップアップストア、ライブイベントなどを活用し発信の場所を広げていきます。谷川は次のように述べています。「デモクラティックデザイン*2の考えのもと生まれた商品はイケアのアイデンティです。その中でも収納に関連する商品は長年多くのお客さまに愛されています。人気商品を活用した新しい提案をすることで、より多くの方にイケアの収納を知って、使ってもらいたいと考えています。」
*1 イケアの新事業年度(2024年度)開始月は2023年9月です
*2 美しいデザイン、優れた機能性、サステナビリティ、高品質を兼ね備え、低価格で入手できる製品をつくる必要があるということ
「80 周年 – イケアの歴史と未来」「イケアと日本 – その特別な関係」
最後に、Ingka グループ Creative DirectorのMarcus Engman(マーカス・エングマン)とIKEA of Sweden Range Identity LeaderのKarin Gustavsson(カーリン・グスタフソン)が登壇し、日本に滞在している間に実施したホームビジット(家への訪問)やLife at Home Report*3からの洞察、ブランド創立80周年を記念して発表された新コレクション Nytillverkad/ニティルヴェルカード、デザインへの情熱、製品開発フィロソフィーであるデモクラティックデザイン、そして最後にPOÄNG/ポエング パーソナルチェアのデザイナー 中村昇さんとの思い出、2024年春発売予定の日本人アーティストの高橋理子さんとのコラボレーションなどイケアと日本の特別な繋がりについて、トークセッションを行いました。モデレーターとして、イケア・ジャパン Country Commercial ManagerのNicolas Johnsson(ニコラス・ジョンソン)とイケア・ジャパン Country Selling Manager 中谷 隆志 も登壇しました。
*3 https://www.ikea.com/jp/ja/life-at-home/
Marcusは以下の通り述べました。「日本への訪問はいつも楽しみです。日本の小売業やデザインの仕組みから学ぶことがたくさんあります。そのため、世界各国の家での暮らしを紹介するLife at Home Report 2022では日本が重要市場の一つとして取り上げられており、毎年恒例となっているこの調査は世界中の人々の家での暮らしがどのようなものか示しています。2023年に、著名なフォトグラファーのアニー・リーボヴィッツにイケア初となるアーティスト・イン・レジデンス*4と称した役割を担って頂き、共同プロジェクトを開始しました。アニー氏は日本を含む7か国を訪れ、Life at Home Reportの調査結果をもとにポートレート写真を撮影しています。彼女のカメラが調査結果をどのように写し出すのか楽しみにしています。」
*4 https://www.ikea.com/jp/ja/life-at-home/ikea-artist-in-residence-annie-leibovitz-pub136f0300
Karinは次のように述べています。「日本のホームビジットに参加できて、とても勉強になりました。ホームビジットは尽きることのないインスピレーションであり、イケアの商品開発やデザイン開発の原点です。ある家では、日本のお客さまのニーズを満たすためにつくられたイケア商品である RÅSHULT/ロースフルト ワゴンを見ることができて、とても嬉しかったです。 RÅSHULT/ロースフルト ワゴンは、RÅSKOG/ロースコグ ワゴンの小型版。限られた空間でも便利に使えるワゴンがほしいという日本のお客さまの声に基づき、 RÅSHULT/ロースフルト ワゴンを開発したところ、イギリスやアメリカなど他の市場でも大人気となりました。」
新商品の開発にも携わっているKarinは2つのコレクション(Nytillverkad/ニティルヴェルカード、SÖTRÖNN/ソートロン*5)を紹介しました。Nytillverkad /ニティルヴェルカード コレクションは、創業80周年を迎えるにあたり過去のアーカイブからアイコン的なデザインを、楽しいカラーと新たな素材でデザインし直したもので、今回のイベントでは今年9月29日に発売予定の新商品が展示されました。また今回日本人アーティストとコラボレーションし開発したSÖTRÖNN/ソートロンのデザインを手掛けた高橋理子さんが特別ゲストとして登壇し、商品のコンセプトなどを発表しました。高橋さんは次のように述べています。「今回のコラボレーションにおいても、これまで通り円と直線で表現するということをしています。必要最低限の要素で無限の可能性を探ると同時に、限られた中でも充分楽しく生きることができるというメタファーでもあるのですが、このような私の考え方が、イケアの想いや物作りに対する考え方と合致していました。 キャンドルはカラーにもこだわったのですが、香りについては日本で暮らす私が作るコレクションということで日本的なものを選んでいます。この匂いと共にこのコレクションが長く人々の記憶に残り、今の日本を生きる私ならではの感性とイケアが持つ美意識が融合した、世界中の人に刺激を与えられるようなコレクションになったら嬉しいです。」
またKarinは今回のコラボレーションについて「前から東京のアーティストを探していました。初めて高橋さんのアートワークを見たとき素晴らしいと思いました。シンプルでいて大胆なパターン。新しいアーティストとコラボレーションすることは素晴らしいことで、世界全体で楽しんでもらえるコレクションだと思います。」と説明しました。
*5 SÖTRÖNN/ソートロン コレクションは日本では来春発売予定
メディアツアーを実施
またメディアツアーを実施し、IKEA前橋のMarket Manager 野山 和美より2024年はじめに開業を予定しているIKEA前橋 について紹介しました。イケア・ジャパン Commercial Food Manager の岩垣 剛史は、スウェーデンでは8月23日を「ミートボールデー」としてお祝いしていることからイケア・ジャパンでもフェアを実施していること、また大人気のイケアのソフトクリーム(ミルク味)をプラントベースにしたプラントアイスが今秋発売予定であることを発表しました。さらに、 IKEA原宿・渋谷・新宿 Market Manager 青木 エリナ および Deputy Market Manager 平田 夏美 はIKEA原宿にてお手ごろに実現できる収納のアイデアやソリューションを取り入れた展示ブースなどを紹介しました。
イケアではより多くの方々に「この家が好き。」と感じていただきたいと考えています。そのため、今後もデモクラティックデザインを基に開発されたホームファニシング製品やソリューションを通じて、より快適な家での暮らしをお届けし、取り組みを推進してまいります。
■ イベント会場内、新商品展示の様子(一部抜粋)
来期注力する収納
SÖTRÖNN/ソートロン シリーズ
Nytillverkad/ニティルヴェルカード コレクション
イケアの歴史
会場全体
■IKEA原宿内(一部抜粋)
【特別ゲストプロフィール】
高橋理子 (たかはし ひろこ)
アーティスト。博士(美術)。東京藝術大学で伝統染織を学ぶ。 2006年、株式会社ヒロコレッジ(現・ 高橋理子株式会社)設立。 08年東京藝術大学博士後期課程修了。着物を表現媒体としたアートワ ークのほか、自身のブランドHIROCOLEDGEで日本各地の職人とものづくりを行う。九重部屋ブランディング、adidasとのグローバルコラボレーション、 東京五輪ゴルフ米国代表公式ユニフォームほか。19年ロンドンV&A博物館に作品が永久収蔵。21年武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科教授就任。
イケア・ジャパン 公式HP
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