【1,021人実態調査】「禁止されても生成AIを使いたい」が6割。オンライン試験における“性善説”の限界が明らかに
「使用禁止」だけでは防ぎきれない生成AI利用の誘惑。モラル頼みのオンライン試験運営から、システムで不正を防ぐ仕組みづくりへ
株式会社シェアウィズ(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:辻川 友紀)は、3年以内に社内試験や資格試験をオンラインで受験した方を対象に「オンライン試験における生成AI利用の実態と課題」に関する調査を行いました。
近年、昇進試験や資格取得など、さまざまな場面でオンライン試験が定着し、利便性が大きく向上しました。
一方で、ChatGPTなどの生成AIが日常的なツールとなった現在、試験運営において新たな課題が浮上しています。
監視の目が届きにくいオンライン環境において、もしシステム的な制限が一切なかった場合、検索ツールや生成AIの誘惑と隣り合わせの環境で、受験者はどのような心理的葛藤を抱えるのでしょうか。
そこで今回、株式会社シェアウィズ(https://company.share-wis.com/)は、生成AIを利用したことがあり、3年以内に社内試験や資格試験をオンラインで受験した方を対象に「オンライン試験における生成AI利用の実態と課題」に関する調査を行いました。
※すべての調査データは以下よりダウンロードいただけます。
調査概要:「オンライン試験における生成AI利用の実態と課題」に関する調査
【調査期間】2026年5月28日(木)~2026年5月31日(日)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,021人
【調査対象】調査回答時に生成AIを利用したことがあり、3年以内に社内試験や資格試験をオンラインで受験したことがあると回答したモニター
【調査元】株式会社シェアウィズ(https://company.share-wis.com/)
【モニター提供元】サクリサ
オンライン試験の心理と疑われる不安

はじめに、「オンライン試験を受験する際の心理状態は、対面式の試験(会場受験)と比べてどう変わるか」と尋ねたところ、『リラックスして臨める(49.8%)』と回答した方が最も多く、『集中しやすい(48.2%)』『緊張感が保ちにくい(32.9%)』と続きました。
会場での受験から離れることが、リラックスや集中につながるメリットとしてうかがえます。
その一方で、緊張感が保ちにくいという声も寄せられており、オンライン特有の環境が受験者に与える心理的影響は、個人差が大きいと考えられます。
「オンライン試験は、不正を疑われないのか気になったことがあるか」と尋ねたところ、6割以上の方が『ある(61.0%)』と回答しました。
オンライン化によって受験しやすさは高まる一方、画面越しの試験では自分の行動がどう見られているか分かりにくく、真面目に受験する人にも心理的な負担が生じていることがうかがえます。

「これまでオンライン試験中に、本来は禁止されている方法(生成AIへの質問、Web検索、参考書の参照など)で、回答を確認したり、確認しようか迷ったりしたことはあるか」と尋ねたところ、下記のような回答になりました。
全体では、『利用したいと思う(23.7%)』『できれば利用したいと思う(33.3%)』を合わせて57.0%となり、生成AIの利用が禁止されていても、試験中に使えてしまう状態であれば「使いたい」と感じる層が約6割に上ることが明らかになりました。
試験の種類別に見ると、特に採用選考試験や社内試験で利用意向が高い傾向が見られました。
【資格・検定試験】
『確認したことがある(32.9%)』
『迷ったことはあるが、確認していない(21.8%)』
『ない(45.3%)』
【社内試験】
『確認したことがある(36.7%)』
『迷ったことはあるが、確認していない(30.0%)』
『ない(33.3%)』
【採用選考試験】
『確認したことがある(38.4%)』
『迷ったことはあるが、確認していない(29.9%)』
『ない(31.7%)』
【学校関連の試験】
『確認したことがある(29.4%)』
『迷ったことはあるが、確認していない(35.8%)』
『ない(34.8%)』
【その他】
『確認したことがある(5.0%)』
『迷ったことはあるが、確認していない(7.5%)』
『ない(87.5%)』
試験の種類を問わず、「確認したことがある」「迷ったことはある」という回答が一定数を占めており、オンライン環境では不正を意識する受験者が存在することが判明しました。
生成AIや検索ツールが日常的な存在になったことで、不正は特別な準備を要する行為ではなく、受験中にふと選択肢として浮かびやすいものになっている可能性があります。
特に、「採用選考試験」や「社内試験」で高くなる傾向が見られ、自身のキャリアや評価に直結する試験ほど、「正解を確認したい」という心理が強く働くことが示唆されました。
不正の誘惑とルールの限界
システム的な制限がない場合、具体的にどのような方法が実行可能だと思われているのでしょうか。

「オンライン試験の環境において、やろうと思えば『できてしまいそう(周囲に気づかれずに実行できそう)』だと思う不正方法」について尋ねたところ、『生成AIに回答を求める(49.5%)』と回答した方が最も多く、『スマートフォンなど、別の端末で検索(47.6%)』『受験中のPCで別タブ・別ブラウザを開いて検索(44.7%)』と続きました。
生成AIやスマートフォンといった日常的なツールが上位を占めていることから、オンライン受験では身近な環境がそのまま不正手段になり得ると認識されており、実行へのハードルが低いと感じられている状況がうかがえます。
誘惑が身近にある環境下で、生成AIの利用意向はどのようになっているのでしょうか。

「今後オンライン試験を受験する際、生成AIの利用が禁止されていても、試験中に使えてしまう状態であれば利用したいと思うか」と尋ねたところ、以下のような回答になりました。
【資格・検定試験】
『利用したいと思う(23.8%)』
『できれば利用したいと思う(31.3%)』
『あまり利用したいと思わない(19.5%)』
『全く利用したいと思わない(25.4%)』
【社内試験】
『利用したいと思う(23.9%)』
『できれば利用したいと思う(36.0%)』
『あまり利用したいと思わない(21.6%)』
『全く利用したいと思わない(18.5%)』
【採用選考試験】
『利用したいと思う(28.4%)』
『できれば利用したいと思う(34.7%)』
『あまり利用したいと思わない(20.9%)』
『全く利用したいと思わない(16.0%)』
【学校関連の試験】
『利用したいと思う(16.5%)』
『できれば利用したいと思う(35.8%)』
『あまり利用したいと思わない(30.3%)』
『全く利用したいと思わない(17.4%)』
【その他】
『利用したいと思う(10.0%)』
『できれば利用したいと思う(12.5%)』
『あまり利用したいと思わない(30.0%)』
『全く利用したいと思わない(47.5%)』
禁止されていても、物理的に使える状態であれば生成AIを利用したいと考える層は、「その他」を除いた主要な試験で過半数を占めました。特に採用選考試験や社内試験ではその割合が高く、キャリアや評価に関わる試験ほど、生成AI利用への誘惑が強まりやすいことがうかがえます。
では、「使用禁止」というルールや誓約だけで、こうした利用意向を十分に抑えることはできるのでしょうか。

「オンライン試験中に他のアプリやサイトを使えてしまう状態で、『使用禁止』と伝えるだけで不正は防げると思うか」について尋ねたところ、約6割が『十分防げると思う(21.1%)』『ある程度防げると思う(36.6%)』と回答しました。
ルール告知にある程度の抑止力を期待する回答が多いことが判明しました。
前の設問で「物理的に使える状態であればAIを利用したい」という声が多数を占めた事実を踏まえると、ルールによる制限だけでは不正を完全に防ぎきれない実態も示唆されました。
不正対策への期待と導入メリット

「オンライン試験中に、他のアプリやサイトの利用を制限する専用ブラウザの仕組みがあることを知っているか」と尋ねたところ、約7割が『知っている(27.3%)』『名前や概要は聞いたことがある(41.8%)』と回答しました。
このような専用ブラウザは『ロックダウンブラウザ』と呼ばれ、海外の大学や資格試験では広く導入が進んでいます。オンライン試験におけるロックダウンブラウザなどのシステム的な不正対策の存在が、広く認知されつつある状況がうかがえます。

「専用ブラウザが導入されていると知った場合、生成AIを使おうとする気持ちはどの程度抑えられると思うか」について試験の種類別に尋ねたところ、下記のような回答となりました。
【資格・検定試験】
『かなり抑えられると思う(30.6%)』
『やや抑えられると思う(48.9%)』
『あまり抑えられないと思う(14.0%)』
『全く抑えられないと思う(6.5%)』
【社内試験】
『かなり抑えられると思う(32.0%)』
『やや抑えられると思う(48.8%)』
『あまり抑えられないと思う(16.8%)』
『全く抑えられないと思う(2.4%)』
【採用選考試験】
『かなり抑えられると思う(36.6%)』
『やや抑えられると思う(41.8%)』
『あまり抑えられないと思う(16.8%)』
『全く抑えられないと思う(4.8%)』
【学校関連の試験】
『かなり抑えられると思う(20.2%)』
『やや抑えられると思う(42.2%)』
『あまり抑えられないと思う(29.4%)』
『全く抑えられないと思う(8.2%)』
【その他】
『かなり抑えられると思う(37.5%)』
『やや抑えられると思う(37.5%)』
『あまり抑えられないと思う(22.5%)』
『全く抑えられないと思う(2.5%)』
いずれの試験でも多数が不正を抑えられると感じていることが判明し、『かなり抑えられると思う』『やや抑えられると思う』を合わせた割合は、社内試験、資格・検定試験、採用選考試験において約8割に達しました。
この結果から、専用ブラウザなどのシステム的な制限は、不正への誘惑を抑え、公正に試験へ臨みやすい環境をつくるための有効な対策になることがうかがえます。

「オンライン試験に専用ブラウザを導入することには、どのようなメリットがあると思うか」と尋ねたところ、『不正を疑われる不安が減る(44.0%)』と回答した方が最も多く、『真面目に受験した人が正当に評価される(42.3%)』『試験に集中しやすくなる(35.9%)』と続きました。
専用ブラウザの導入は、不正を未然に防ぐという運営側の目的だけでなく、受験者にとっても「疑われる不安なく、公平な環境で目の前の試験に集中できる」という心理的な安心感につながっていると考えられます。
不正対策は受験者を縛るものではなく、真面目に取り組む人が正当に評価される環境を守る仕組みとして受け止められている可能性があります。

最後に、「不正対策が十分に講じられている試験は、そうでない試験と比べて、合格資格の価値を『どの程度高める』と思うか」と試験の種類別に尋ねたところ、下記のような回答となりました。
【資格・検定試験】
『非常に高める(34.2%)』
『ある程度高める(51.8%)』
『あまり変わらない(11.1%)』
『全く変わらない(2.9%)』
【社内試験】
『非常に高める(31.3%)』
『ある程度高める(55.9%)』
『あまり変わらない(11.1%)』
『全く変わらない(1.7%)』
【採用選考試験】
『非常に高める(34.0%)』
『ある程度高める(52.6%)』
『あまり変わらない(10.8%)』
『全く変わらない(2.6%)』
【学校関連の試験】
『非常に高める(26.6%)』
『ある程度高める(44.0%)』
『あまり変わらない(23.9%)』
『全く変わらない(5.5%)』
【その他】
『非常に高める(30.0%)』
『ある程度高める(47.5%)』
『あまり変わらない(15.0%)』
『全く変わらない(7.5%)』
これらのことから、適切な不正対策が講じられていることは、資格や評価の客観的価値を向上させる重要な要素として認識されていることが明らかになりました。
試験の主催者にとっても、公平性を証明する仕組みの導入が、試験自体の社会的信頼を高めることに繋がるのではないでしょうか。
まとめ:オンライン試験における「性善説」の限界と、システム制限が生み出す“安心感”と“価値”
今回の調査では、利便性の高いオンライン試験が普及する一方で、生成AIなどの身近なツールが、受験者に「不正の誘惑」と「疑われる不安」という新たな葛藤を生んでいる実態が明らかになりました。
特に、採用選考や社内試験など自身の評価に関わる場面では、「物理的に使える状態ならAIを利用したい」と回答した層が過半数を占めました。
この結果から、個人のモラルやルールの告知のみに依存した試験運営には、すでに限界が来ていると考えられます。
一方で、他のアプリやサイトの利用を制限する「専用ブラウザ」の導入に対しては、受験者側からも前向きな認識が示されました。
システムによる物理的な制限は、不正を未然に防ぐだけでなく、受験者が「疑われる不安なく、公平な環境で目の前の試験に集中できる」という心理的な安心感の担保に大きく寄与しています。
実際に、社内試験や採用試験では、9割近くが厳格な不正対策を「資格や評価の価値を高める要素」として認識していました。公平な試験環境を実現し、合格資格や社内評価の客観的価値を担保するためにも、専用ブラウザをはじめとするシステム的な不正対策の導入は、主催者・受験者双方にとって重要な取り組みになるのではないでしょうか。
※すべての調査データは以下よりダウンロードいただけます。
研修・講習会・オンライン試験の全工程をワンストップで網羅するeラーニングシステム「WisdomBase」

今回、「オンライン試験における生成AI利用の実態と課題」に関する調査を実施した株式会社シェアウィズ(https://company.share-wis.com/)は、研修・講習会・検定実施団体向けに最適化されたeラーニングシステム「WisdomBase」を提供しています。
■WisdomBaseは研修・講習会・検定実施のすべての工程を網羅
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本人確認(顔認証)やインカメラによる不正監視機能を搭載。
法令に基づく講習会や厳格な試験などを安心・安全にオンラインで開催できます。
Safe Exam Browser(ロックダウンブラウザ)との連携機能により、受験中は他のアプリやWebサイトの利用を物理的に制限。本調査で明らかになった『不正の誘惑』と『疑われる不安』の両方を解消する試験環境を実現します。
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複雑な紙ベースの試験も完全にデジタル化可能。
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試験運営のコスト削減とプロセスの効率化を実現します。
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管理者は .seb ファイルを管理画面からアップロードするだけ。サーバー設定や追加開発は不要で、数分で「SEB経由のみ受験可」を有効にできます。
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03:厳格なアクセス制御で徹底ブロック
「SEB経由のみ受験可」のフラグ一つで、一般ブラウザからのアクセスを完全に遮断。SaaSの手軽さと高いセキュリティを両立します。
■株式会社シェアウィズ:https://wisdombase.share-wis.com/
■お問い合わせ:https://wisdombase.share-wis.com/contact/
■電話番号:0120-546-070
■メールアドレス:support@share-wis.com
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