米国テキサス州のニューマン発電所向けにM501GAC形ガスタービンを受注

再生可能エネルギーの有効活用により、脱炭素化を推進

◆ G形シリーズガスタービンの技術とTOMONITMデジタルソリューションを融合
◆ 出力が不安定な再生可能エネルギーと共生、導入量を拡充すると同時にCO2排出量を削減
三菱パワーは、米国テキサス州のエルパソ(El Paso)にあるニューマン発電所(Newman Generating Station)向けに、空気冷却方式の1,500℃級M501GAC(G-series Air-Cooled)形ガスタービン1基を中核とする22万8,000kW級の天然ガス焚き発電設備を受注しました。同地で電力を提供するエルパソ・エレクトリック(El Paso Electric:EPE)が、同社の長期エネルギー供給資源計画の一環として手掛けるもので、2023年の商業運転開始を予定しています。

このガスタービン発電設備は、同発電所で60年以上運転使用された3設備と置き換えられるもので、570万時間の運転実績を誇る信頼性の高い当社製G形タービンの技術と、TOMONITMデジタルソリューションを融合させています。電力需要と再生可能エネルギーの変動に対応するため、起動・停止と負荷調整を迅速に行うことで、出力が不安定な再生可能エネルギー源との共生をはかると同時に、CO2排出量を削減しかつ乾燥地帯の貴重な資源である水の使用量も減らすことができます。

EPEの送電エリアの1つであるニューメキシコ州では、2045年までに100%クリーン電力を義務づける法案が提出されており、水素燃焼技術を備えた当社のガスタービンは、周辺地域の脱炭素化にも貢献します。200MW(20万kW)の大規模太陽光発電と50MW(5万kW)の蓄電池など、自然エネルギーの導入を進めるEPEに、CO2を排出しないグリーン水素を活用した長期的なエネルギー貯蔵ソリューションを当社が提供することも可能です。EPEと当社は、グリーン水素の環境基盤を整備するためのロードマップ作成に向け、今後数ヵ月以内に共同開発契約を締結することを検討しています。

今回の契約に際し、EPEの上席副社長であるSteve Buraczyk(スティーブ・ブラチェク)氏は次のように述べています。「2035年までにCO2排出量を2015年比で40%削減するという大胆な目標を達成するため、再生可能エネルギーを補完する柔軟で信頼性の高い電力供給が可能なガスタービンと、再生可能エネルギーの統合に関する業界の深い専門知識の両方を求めており、三菱パワーはそのどちらも提供しています。先端的であるG形ガスタービンは、柔軟性と実績を備えています。これらの特長に加え、システムインテグレータとしての豊富な経験と先進的な水素燃焼技術を備えたガスタービンにより、同社が提供するソリューションは最高の選択肢となりました」。

一方、現地窓口である三菱パワー・アメリカ(Mitsubishi Power Americas, Inc.)の社長兼CEOのPaul Browning(ポール・ブローニング)は「米国の多くの顧客と同様に、EPEでは低コストで信頼性の高いよりクリーンな電力需要の増加に対応するため、炭素集約型の資産を再生可能エネルギー、蓄電および天然ガス発電の組み合わせに置き換えています。当社のガスタービンは、EPEの現在の脱炭素化計画を可能にし、電力会社の再生可能エネルギー源とシームレスに統合します。さらに、そのグリーン水素適合性は将来のCO2排出量ゼロへの道を提供します」と述べています。

三菱パワーは今後も、高効率で環境に優しいガスタービン発電設備の普及に一層力を注ぎ、世界各地の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、持続可能な脱炭素社会の実現に貢献していきます。
 

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