米Tier1自動車部品サプライヤーのNeaton Auto Products Manufacturing、CADDi導入で40年分・14万件のデータを一元化し最大70%の工数削減を達成
製造業のデジタル変革に挑むキャディ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:加藤 勇志郎、以下キャディ)は、Neaton Auto Products Manufacturing(本社:米国オハイオ州、Vice President of Design Engineering:Naomi Noda、以下NAPM)における製造業AIデータプラットフォームCADDiの活用事例を公開します。同社では、CADDiの活用により、エンジニアリング・品質管理・調達にまたがる14万件以上のデータを一元化。情報活用の障壁を取り除くことで、従来の情報収集作業を最大40〜70%削減し、より高付加価値な業務への集中を実現しました。

課題と導入背景
Tier1自動車部品サプライヤーとして多品種の部品設計・製造を手掛けるNAPMでは、40年にわたる設計・生産データが複数の共有ドライブや複雑なフォルダ階層に分散して管理されており、正確な仕様の特定・最新版の確認・部門間の情報共有に多大な手作業が生じていました。必要な情報にたどり着くまでに時間がかかるため、エンジニアやQA担当者は高付加価値な業務ではなく情報収集作業に多くの時間を費やしており、手書きメモを含むスキャン書類は所在の特定・再利用が困難な状態でした。
製造業全体がデジタル化からAI活用へと移行する中、開発・生産・品質・出荷のすべての部門を一つの中央システムでつなぐデータ統合の重要性が増しています。AIがデータを活用してタイムリーなエラー検知と迅速な意思決定を実現するためには、デジタル資産の統合が不可欠です。
また、調達部門においても、過去の部品情報・価格情報をサプライヤーの見積評価に活用することが難しく、戦略的な調達活動に充てられる時間が限られていました。こうした課題の解決に向け、NAPMはCADDiの導入を決定しました。

導入効果
CADDiの活用により、NAPMはPLM・ERPシステムや手書きメモを含むスキャン書類など14万件以上のデータを一つのプラットフォームに集約。エンジニアリング・品質管理・調達にまたがる製造インテリジェンスの基盤を構築しました。
図面・関連文書の一元化により、NAPMのエンジニアは情報収集にかかる工数を40〜70%削減しました。フォルダ探索に費やしていた時間が、より高付加価値な設計・検証業務に振り向けられています。
QA管理者のBeth Crose氏は「以前は必要な情報にたどり着くまでの手間がデータ活用の壁になっていましたが、その障壁がなくなりました」と述べており、QA関連の情報収集時間は約50%短縮。図面・設計メモ・QAシートを一か所から参照できるようになり、根本原因分析に直接着手できる環境が整っています。さらに、CADDiの利用ユーザー数は導入当初の30名から85名へと183%増加し、活用がチーム横断で広がっています。
今後の展望
CADDiの製造インテリジェンスの基盤としての運用が軌道に乗ったことを受け、NAPMはCADDiの利用範囲を拡大し、見積効率とコスト可視化のさらなる向上を検討しています。設計図面と見積もり・調達情報を連携させることで、過去の類似部品データをもとに価格の妥当性を客観的に判断し、データに基づいた根拠のある議論を通じてサプライヤーとより建設的な対話ができる体制の構築を目指しています。
今後NAPMは、サプライヤー・部品データの登録範囲をCADDi上でさらに拡大し、調達業務の負荷軽減と戦略的ソーシング活動の強化を目指す予定です。
Naomi Noda 氏(NAPM Vice President of Design Engineering)のコメント
「CADDiを導入した主な目的は調達能力の向上でした。調達における重要な課題は、部品コストの適正化です。それが利益率と顧客への提供価格に直結するからです。CADDiを通じて、点在していたデータが統合され、チームが本来注力すべき業務に時間を使えるようになってきています。AI活用に向けたデータ基盤の整備をさらに加速させていきます。」
製造業AIデータプラットフォームCADDi(キャディ)について( https://caddi.com/ )
「製造業AIデータプラットフォームCADDi」は、製造業のエンジニアリングチェーン・サプライチェーン上のデータを解析・関連付け、インサイトを抽出することで、生産活動と意思決定を高度化するプロダクトです。製造業の知見とAI・テクノロジーの力で、点在する経験とデータを資産に変え、競争力を高めます。

キャディ株式会社
キャディ株式会社は、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに掲げ、点在するデータ・経験を資産化し、経営の意思決定と実行の基盤となる「製造業AIデータプラットフォームCADDi」を提供するグローバルスタートアップです。CADDiを通じて、判断と実行を変え、経営レベルのインパクトを生み出しています。日本をはじめアメリカ、ベトナム、タイを含む4カ国で事業を展開し、製造業のグローバルな変革を実現していきます。累計資金調達額は257.3億円。なお部品調達支援事業はAIプラットフォーム事業に統合し、現在は部品・組立品の提供を終了しています。
<会社概要>
本社所在地:東京都台東区浅草橋4-2-2 D’sVARIE浅草橋ビル(総合受付6階)
代 表 者:代表取締役 加藤勇志郎
設 立:2017年11月9日
資 本 金:257.3億円(資本準備金含む)
事業内容 :製造業AIデータプラットフォームCADDiの開発運営
U R L :https://caddi.com/
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