将棋日本シリーズJTプロ公式戦 準決勝第二局 大阪大会 佐藤 天彦 九段 対 永瀬 拓矢 九段
二度目の決勝進出へ 勝ち進むのはどちらだ! 11月9日(日) インテックス大阪(大阪府大阪市)
本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」(以下「JT杯」)準決勝第二局(大阪大会)は、一回戦で菅井竜也八段に、二回戦で伊藤匠叡王(現 叡王・王座)に勝利した佐藤天彦九段と一回戦はシード、二回戦で昨年準優勝の広瀬章人九段に勝利した永瀬拓矢九段の対局。会場は大阪府大阪市のインテックス大阪。事前申込にて当選した観戦者や同会場で開催される「テーブルマークこども大会」参加者の目の前で、公開対局で行われる。また、その模様は15時55分からABEMAでも生中継される。
準決勝第二局「ABEMA」URL https://abema.tv/channels/shogi/slots/DZUy7uomfMyptP

■対局の見どころ
両者の対戦成績は、佐藤九段の6勝、永瀬九段の11勝。戦型の内訳は角換わり5局、角交換振り飛車4局、矢倉3局、相掛かり2局、三間飛車1局、横歩取り1局、雁木1局と幅広い。「JT杯」では初めての対戦となる。佐藤九段は、元々は居飛車党だったがここ2年は振り飛車党に転向し、多彩な作戦を見せている。一方、永瀬九段は振り飛車党だったが居飛車党に転向して、近年は角換わり腰掛け銀を得意にしている。二人は2015年に初めて対戦し、永瀬九段がすでに居飛車党になった後だった。つまり、振り飛車の5局は、佐藤九段が近年に振り飛車党に転向してからのものだ。特に今年3月に行われたA級順位戦のプレーオフでは、勝者が名人挑戦者となる大一番で永瀬九段が大激戦を制している。本局の戦型予想は佐藤九段の振り飛車対永瀬九段の居飛車が本命だが、佐藤九段が居飛車にする可能性もある。佐藤九段は、「JT杯」二回戦の伊藤匠叡王(現 叡王・王座)戦後のコメントで「永瀬九段も伊藤叡王と同様に、タイトル戦に多く出て最先端をいっている。そうした方にどういう戦いができるかは長く続く課題で、どれくらい勝負できるかは大きな試練になる」と述べていた。決勝進出を目指す一戦にとどまらず、長期的な視点を持って臨む意欲を見せている。そうした意気込みによって指される将棋を、永瀬九段がどのように迎え撃つのか。目が離せない戦いになるだろう。
■注目の対局を盛り上げる解説陣

大盤解説は村山慈明八段。早指し棋戦ではNHK杯で優勝の実績がある。2023年から棋士会の副会長も務めており、運営面でも活躍している。若手時代は序盤研究家として知られていたため、同姓の故・村山聖九段が終盤力の高さから「終盤は村山に聞け」と評されたのになぞらえて、自身は「序盤は村山に聞け」と呼ばれていた。その知識の豊富さや的確な解説は人気が高い。本局でも対局をわかりやすくナビゲートしてくれるに違いない。
■「JTプロ公式戦」トーナメント表

■ABEMAでの生中継スケジュール

■大会協賛趣旨(JTグループ)
こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。
みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる
心の豊かさを育む特別な「とき」がここにはあります。
ひとりひとりの心の豊かさを、もっと。
JTグループは、将棋の魅力に寄り添い、将棋を愛するすべての人を応援しています。
■大会名義
主催/ 公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後援/ 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協賛/ JT、テーブルマーク
■大会情報
大会公式ホームページ https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html
「JT杯」公式X https://x.com/jt_shogi
■お問合せ
将棋日本シリーズ」総合事務局 TEL/03-5166-0290 E-mail/info@jt-shogi.jp
〒104-6039 東京都中央区晴海1-8-10晴海トリトンスクエアX棟 ㈱I&S BBDO内
※「棋士の写真」や「各種調査データ」の提供等もいたします。
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