【エステー】エステーが大妻女子大学との共同研究で介護空間特有の〈複合臭〉を解明 新たな臭気成分として〈湿布臭〉を発見
「エールズ 介護家庭用 消臭力」は湿布臭を含めた複合臭に対応する処方に
エステー株式会社は、一般的に尿や便などが主なニオイの原因とされていた介護空間特有のニオイについて、かねてから大妻女子大学の水谷千代美教授と共同で「在宅介護における室内環境の臭気調査」を行い、このほど新たに湿布のような臭気を持つサリチル酸メチルによる〈湿布臭〉の存在を発見しました。
この新たな発見で、介護空間のニオイは尿臭、便臭、汗臭、加齢臭に〈湿布臭〉を加えた5つの臭気成分が混じり合うことにより作り出され、特有の《介護空間の複合臭》となっていることが明らかとなりました。
※本調査は、今年の「日本家政学会第70回大会」及び「第31回におい・かおり環境学会」にて発表されました。
エステーではこの調査成果を受け、2017年5月に発売以来、介護現場において好評な消臭芳香剤「エールズ 介護家庭用 消臭力」を〈湿布臭〉を含めた介護空間特有の複合臭に対応した処方に改良し、また同シリーズの「エールズ 介護家庭用 消臭力 ふとん消臭スプレー」はパッケージの変更を行い、11月中旬から順次、スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどで発売予定です。
2040年には800万人を超える要介護・要支援
総務省の人口推計によると、2015年には65歳以上が4人に1人(26.6%)に達し、2040年までに要介護・要支援が800万人を超える(内閣府調べ)と推移されています。
また、同居の家族が介護をしている割合は6割を超え(内閣府調べ)、在宅介護率が高くなっています。高齢者が要介護期に在宅生活を継続していくためには、介護者の介護負担を軽減し、改善していくことが不可欠となっていますが、介護時の困りごととして「介護時のにおい(29.3%)」が自分の精神や身体への負担などに続き、4番目に挙げられています(エステー調べ)。
こうした実情を踏まえ、介護現場における負担軽減につながる要素のひとつである特有のニオイ対策を行うことが急務であると考え、大妻女子大学家政学部被服学科の水谷千代美教授と共同で、介護現場での特有のニオイについて、これまで一般的に尿や便が主な原因とされていた臭気成分を詳しく調査しました。
その結果、介護現場の空気からは尿臭成分(フェノール類など)や便臭成分(インドールなど)に加え、成人男性の寝室でも存在が報告されている汗臭成分(脂肪酸類など)や加齢臭成分(アルデヒド類など)が確認されました。
さらに、これまで報告されてきたこれらの臭気成分に加え、新たにサリチル酸メチルによる〈湿布臭〉が多くの在宅介護空間に存在していることが本調査によって明らかになりました。これらの5つの臭気成分が混じり合い漂うことによって、特有な「介護空間の複合臭」を作り出していることが分かりました。
調査は2017年7月から8月にかけて、在宅介護家庭10軒による協力の下、被介護者が生活において最も長く滞在する部屋に、捕集媒体を室内の数か所に設置、1週間後にこれら捕集媒体を回収し、機器分析と官能評価を行いました。
これにより在宅介護空間の臭気は、脂肪酸類やアルデヒド類、フェノール類、インドール、サリチル酸メチルなどによって構成されることが機器分析により明らかになりました。また、官能評価においても、低強度ではあったもののサリチル酸メチル由来と考えられる湿布のような臭気が確認されました。
この新たに発見したサリチル酸メチルは、知覚神経に作用し、痛みや痒みを鎮めるほか、血流を良くする作用もあることから、湿布薬などに配合されている成分です。
本調査において、要介護度が高いほど室内の臭気が強くなる傾向があり、その主たる要因は排泄物由来であることが示されました。新たに発見したサリチル酸メチルの臭気強度は比較的低いものの、これまでに報告されていた4つの臭気成分にサリチル酸メチルを添加した疑似臭の評価において、介護空間により近い臭気になることが分かりました。
介護現場でのニオイを消臭する「エールズ」
エステーでは、2017年5月に介護現場の不満・不便を解消するブランドとして「エールズ」を立ち上げました。現在、介護空間特有のニオイを消臭する「エールズ 介護家庭用 消臭力」と「エールズ 介護家庭用 消臭力 ふとん消臭スプレー」、さらにポータブルトイレに放置した尿のニオイを消臭する「エールズ 介護家庭用 消臭力 ポータブルトイレ消臭シート」、炭配合の紙が使用済みのおむつや尿とりパッドの気になるニオイを脱臭する「エールズ 介護家庭用 脱臭炭 ニオイとり紙 おむつ・尿とりパッド用」を発売しています。
「エールズ 介護家庭用 消臭力」は、クエン酸配合処方により、尿もれ等の放置が原因でしみついて取りきれないニオイを効果的に消臭する置き型タイプの消臭芳香剤です。ナノレベルの孔を持つ悪臭を吸着するナノパウダーをろ紙に配合することで、すばやく強力に消臭します。さらに、介護空間に漂う特有のニオイである「複合臭」に対応する新処方に改良し、11月中旬から順次発売します。
香りは介護する側にもされる側にも清涼感を与える〈すっきりホワイトソープの香り〉と〈さわやかグリーンハーブの香り〉の2タイプです。
内容量は400mLで、通常約2~3ヵ月持続します(季節や使用状況により異なります)。
また、介護業界発展に向けて開発された商品として〔一般社団法人 日本介護協会〕からの認定マークも付与されています。
「エールズ 介護家庭用 消臭力 ふとんスプレー」は、クエン酸や、尿臭や汗臭、加齢臭に効果的な消臭香料を配合することにより、尿もれ等の放置が原因でしみついて取りきれない寝具類のニオイにしっかり効く消臭スプレーです。介護空間特有のニオイである「複合臭」にも対応した処方であることを新たにパッケージに記載するリニューアルを行い、11月中旬から順次発売します。
香りは残りにくいタイプで清涼感のある〈すっきりホワイトソープの香り〉です。
光活性成分配合により、洗いにくい枕やソファの繊維の奥まで浸透し、光にあたることでニオイのもとである“皮脂汚れ”を分解します。
内容量は370mLで使用回数は約600回です。「つめかえ(320mL)」もラインナップしています。
その他、同シリーズとして、ポータブルトイレに放置された尿のニオイを消臭する「エールズ 介護家庭用 消臭力 ポータブルトイレ消臭シート」や、ビニール袋に入れるだけで、炭配合の紙が使用済みのおむつや尿とりパッドから発生する尿臭や便臭を脱臭する「エールズ 介護家庭用 脱臭炭 ニオイとり紙 おむつ・尿とりパッド用」をラインナップしています。
※本調査は、今年の「日本家政学会第70回大会」及び「第31回におい・かおり環境学会」にて発表されました。
エステーではこの調査成果を受け、2017年5月に発売以来、介護現場において好評な消臭芳香剤「エールズ 介護家庭用 消臭力」を〈湿布臭〉を含めた介護空間特有の複合臭に対応した処方に改良し、また同シリーズの「エールズ 介護家庭用 消臭力 ふとん消臭スプレー」はパッケージの変更を行い、11月中旬から順次、スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどで発売予定です。
2040年には800万人を超える要介護・要支援
総務省の人口推計によると、2015年には65歳以上が4人に1人(26.6%)に達し、2040年までに要介護・要支援が800万人を超える(内閣府調べ)と推移されています。
また、同居の家族が介護をしている割合は6割を超え(内閣府調べ)、在宅介護率が高くなっています。高齢者が要介護期に在宅生活を継続していくためには、介護者の介護負担を軽減し、改善していくことが不可欠となっていますが、介護時の困りごととして「介護時のにおい(29.3%)」が自分の精神や身体への負担などに続き、4番目に挙げられています(エステー調べ)。
こうした実情を踏まえ、介護現場における負担軽減につながる要素のひとつである特有のニオイ対策を行うことが急務であると考え、大妻女子大学家政学部被服学科の水谷千代美教授と共同で、介護現場での特有のニオイについて、これまで一般的に尿や便が主な原因とされていた臭気成分を詳しく調査しました。
その結果、介護現場の空気からは尿臭成分(フェノール類など)や便臭成分(インドールなど)に加え、成人男性の寝室でも存在が報告されている汗臭成分(脂肪酸類など)や加齢臭成分(アルデヒド類など)が確認されました。
さらに、これまで報告されてきたこれらの臭気成分に加え、新たにサリチル酸メチルによる〈湿布臭〉が多くの在宅介護空間に存在していることが本調査によって明らかになりました。これらの5つの臭気成分が混じり合い漂うことによって、特有な「介護空間の複合臭」を作り出していることが分かりました。
調査は2017年7月から8月にかけて、在宅介護家庭10軒による協力の下、被介護者が生活において最も長く滞在する部屋に、捕集媒体を室内の数か所に設置、1週間後にこれら捕集媒体を回収し、機器分析と官能評価を行いました。
これにより在宅介護空間の臭気は、脂肪酸類やアルデヒド類、フェノール類、インドール、サリチル酸メチルなどによって構成されることが機器分析により明らかになりました。また、官能評価においても、低強度ではあったもののサリチル酸メチル由来と考えられる湿布のような臭気が確認されました。
この新たに発見したサリチル酸メチルは、知覚神経に作用し、痛みや痒みを鎮めるほか、血流を良くする作用もあることから、湿布薬などに配合されている成分です。
本調査において、要介護度が高いほど室内の臭気が強くなる傾向があり、その主たる要因は排泄物由来であることが示されました。新たに発見したサリチル酸メチルの臭気強度は比較的低いものの、これまでに報告されていた4つの臭気成分にサリチル酸メチルを添加した疑似臭の評価において、介護空間により近い臭気になることが分かりました。
介護現場でのニオイを消臭する「エールズ」
エステーでは、2017年5月に介護現場の不満・不便を解消するブランドとして「エールズ」を立ち上げました。現在、介護空間特有のニオイを消臭する「エールズ 介護家庭用 消臭力」と「エールズ 介護家庭用 消臭力 ふとん消臭スプレー」、さらにポータブルトイレに放置した尿のニオイを消臭する「エールズ 介護家庭用 消臭力 ポータブルトイレ消臭シート」、炭配合の紙が使用済みのおむつや尿とりパッドの気になるニオイを脱臭する「エールズ 介護家庭用 脱臭炭 ニオイとり紙 おむつ・尿とりパッド用」を発売しています。
「エールズ 介護家庭用 消臭力」は、クエン酸配合処方により、尿もれ等の放置が原因でしみついて取りきれないニオイを効果的に消臭する置き型タイプの消臭芳香剤です。ナノレベルの孔を持つ悪臭を吸着するナノパウダーをろ紙に配合することで、すばやく強力に消臭します。さらに、介護空間に漂う特有のニオイである「複合臭」に対応する新処方に改良し、11月中旬から順次発売します。
香りは介護する側にもされる側にも清涼感を与える〈すっきりホワイトソープの香り〉と〈さわやかグリーンハーブの香り〉の2タイプです。
内容量は400mLで、通常約2~3ヵ月持続します(季節や使用状況により異なります)。
また、介護業界発展に向けて開発された商品として〔一般社団法人 日本介護協会〕からの認定マークも付与されています。
「エールズ 介護家庭用 消臭力 ふとんスプレー」は、クエン酸や、尿臭や汗臭、加齢臭に効果的な消臭香料を配合することにより、尿もれ等の放置が原因でしみついて取りきれない寝具類のニオイにしっかり効く消臭スプレーです。介護空間特有のニオイである「複合臭」にも対応した処方であることを新たにパッケージに記載するリニューアルを行い、11月中旬から順次発売します。
香りは残りにくいタイプで清涼感のある〈すっきりホワイトソープの香り〉です。
光活性成分配合により、洗いにくい枕やソファの繊維の奥まで浸透し、光にあたることでニオイのもとである“皮脂汚れ”を分解します。
内容量は370mLで使用回数は約600回です。「つめかえ(320mL)」もラインナップしています。
その他、同シリーズとして、ポータブルトイレに放置された尿のニオイを消臭する「エールズ 介護家庭用 消臭力 ポータブルトイレ消臭シート」や、ビニール袋に入れるだけで、炭配合の紙が使用済みのおむつや尿とりパッドから発生する尿臭や便臭を脱臭する「エールズ 介護家庭用 脱臭炭 ニオイとり紙 おむつ・尿とりパッド用」をラインナップしています。
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