前橋市の参加型まちづくりデジタルツイン「MAEP」が始動
前橋デザインコミッション、クオン、フォーラムエイトが共同で実施
一般社団法人前橋デザインコミッション、クオン株式会社、株式会社フォーラムエイトは、対話が未来都市像を更新し続ける、参加型まちづくりデジタルツイン「MAEP」のプロジェクトを共同で実施いたします。
これは、前橋市を舞台に、市民・事業者・来訪者など多様な主体の対話を収集・分析し、その結果を3D都市モデル上に可視化することで、市民参加による未来都市の共創を実現する新たなデジタルツイン※の社会実装に取り組むものです。3D都市モデルPLATEAUユースケースとして開発され、国土交通省の「令和8年度 都市空間情報デジタル基盤構築支援事業」にも採択されています。
本事業では、それぞれの専門性を持つ3者が連携して推進し、市民の声を未来都市モデルへ反映し続ける循環型のまちづくりプラットフォームを実現します。
前橋デザインコミッションは、市民参加型プラットフォーム「MAEP(Maebashi ENGAWA Platform)」の運営を通じて、市民との対話やコミュニティ形成、まちづくりに関する問いの設計を担います。クオンは、オンラインコミュニティ運営の知見を活かし、対話ログや行動ログの分析、価値観の可視化、生成AIに活用するための構造化を行います。フォーラムエイトは、PLATEAUの3D都市モデルやVR・デジタルツイン技術を活用し、未来都市シミュレーション環境「MAEBASHI2099」の構築と可視化および没入型インタラクティブシステム開発に取り組みます。

プロジェクト概要と実証実験
従来のまちづくりでは、将来像を行政や少数の専門家が描き、市民がそれに対してパブリックコメント等の形で意見を述べる形が一般的でしたが、そうした手法の限界として、ごく限られた方しか参加できないという問題点がありました。本事業では、数万人以上、より参加が増えれば数十万人以上の市民の意見や議論を踏まえて、都市の未来を形づくっていきます。AIの登場によって、こうした数十万人以上の意見や議論をまちづくりに取り入れることが可能となりました。これを、前橋市の3D都市モデル上に描かれた未来都市像と照らし合わせ、現況の都市から未来像への変化が「どの市民の声に根ざしているか」を紐づけ・可視化します。市民は、自らの意見がまちの姿にどう反映されているかを確かめながら、議論を重ねることができます。
さらに、市民からの新たな意見や議論を再び分析・反映することで、未来都市像が継続的に更新される仕組みを構築します。これにより、市民参加を単なる意見収集ではなく、「未来都市を共に描くプロセス」へと発展させることを目指します。
また、本事業では、2026年9月19日から12月20日に開催予定の「第1回前橋国際芸術祭」にて、デジタルツインインタラクティブシステムを展示し市民や来訪者の参加による実証実験を行います。未来のまちに対する意見やアイデアを収集し、その対話を反映した未来都市モデルを、参加者が3D空間上で体験しながら議論を深め、再び都市モデルにフィードバックしていきます。これにより、市民参加型デジタルツインの有効性を検証します。

今後の展望
本事業は、市民参加を「意見を集める仕組み」から「未来都市を共創する仕組み」へ進化させることを目指しています。前橋市をモデルケースとして、市民の声が都市の将来像に反映される新たな参加型まちづくりの手法を確立するとともに、全国の自治体や地域への展開も視野に入れ、持続可能な都市づくりと地域コミュニティの活性化に貢献してまいります。
※デジタルツイン:フィジカル(現実)空間の事象をサイバー空間に再現する技術
参考情報
本事業では、前橋のまちづくりに関する市民の「声」を集める手段の一つとして、オンラインコミュニティ「前橋縁側プラットフォーム」を開設しています。
▼「前橋縁側プラットフォーム」はこちら
https://www.beach.jp/community/MAEP/
会社概要
一般社団法人前橋デザインコミッション
本社所在地:群馬県前橋市本町2-1-6
代表理事:宇留賀 敬一
株式会社フォーラムエイト
本社所在地:東京都港区港南2-15-1
代表取締役社長:伊藤 裕二
クオン株式会社
本社所在地:東京都港区三田2-14-5 Freund三田2階
代表取締役:武田 隆
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