SNS美容情報を「信頼できる」と回答した若者は68.7%|TikTok発の美容法を試した経験者のうち42.3%が肌トラブルを経験

〜300名調査で判明したSNS美容情報の実態と皮膚科医が教える正しい情報の見分け方〜

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント 

結論から言うと、SNSの美容情報は医学的根拠が不十分なものが多く、特にセルフほくろ除去やTikTok発のスキンケア法は皮膚障害のリスクがあるため、安易に真似すべきではありません。美容医療を選ぶ際は、医療機関の公式サイトや日本皮膚科学会のガイドラインなど、医学的根拠のある情報源を確認することが重要です。インフルエンサーの投稿を見分けるポイントは、医師監修の有無、具体的なエビデンスの提示、リスク説明の有無の3点です。 

・SNS美容情報を信頼できると回答した若者は68.7%、一方で情報の真偽を確認している人はわずか23.0% 

・TikTok発の美容法を試した経験者のうち42.3%が肌荒れ・かぶれなどのトラブルを経験 

・セルフほくろ除去を「検討したことがある」と回答した人が31.7%存在し、危険な行為への関心が高い

 用語解説 

■ SNS美容情報とは 

SNS美容情報とは、TikTok、Instagram、X(旧Twitter)、YouTubeなどのソーシャルメディアで発信されるスキンケア方法、美容法、セルフケアに関する情報のことである。インフルエンサーや一般ユーザーが発信するため、医学的根拠が不十分なものや誤った情報が含まれるリスクがある。 

■ セルフほくろ除去とは 

セルフほくろ除去とは、医療機関を受診せずに自宅でほくろを取り除こうとする行為のことである。もぐさ、除去クリーム、レーザーペンなどを使用する方法がSNSで紹介されているが、皮膚がんの見逃し、感染症、瘢痕形成などの重大なリスクを伴う危険な行為である。 

■ 接触性皮膚炎とは 

接触性皮膚炎とは、皮膚に触れた物質が原因で起こる炎症性の皮膚疾患のことである。SNSで紹介される自家製パックや刺激の強い成分による美容法で発症するケースが増加しており、赤み、かゆみ、水疱、ただれなどの症状を引き起こす。

SNS美容情報と医療機関情報の比較

比較項目

SNS美容情報

医療機関の情報

医学的根拠

不明確・個人の体験談が中心

ガイドライン・論文に基づく

リスク説明

ほとんど記載なし

副作用・禁忌を明示

発信者の資格

不明・無資格者も多い

医師・医療従事者

情報の更新

古い情報が残り続ける

最新の医学知見を反映

個別対応

万人向けの画一的情報

肌質・症状に応じた判断

トラブル時の対応

自己責任

医師による診察・治療が可能

※一般的な目安であり、個人差があります。

皮膚腫瘍・皮膚外科を中心に保険診療から自由診療まで幅広い皮膚科治療を提供する医療法人社団鉄結会アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、SNS美容情報に関する意識と行動の実態を把握するため、全国の20〜30代の男女300名を対象としたアンケート調査を実施しました。

 調査背景 

近年、TikTokやInstagramを中心としたSNSで拡散される美容情報が若年層に大きな影響を与えています。しかし、医学的根拠のない美容法や、セルフほくろ除去といった危険な行為がトレンドとして広まり、皮膚科を受診する若年患者が増加しています。当院でも「SNSで見た方法を試したら肌が荒れた」「セルフでほくろを取ろうとして傷が残った」という相談が月を追うごとに増加しており、この実態を調査し、正しい情報の見分け方を啓発する必要性を感じ、本調査を実施しました。

 調査概要 

調査対象:全国の20〜30代の男女で、SNS(TikTok、Instagram、X、YouTubeのいずれか)を週1回以上利用している方

調査期間:2026年5月11日〜5月20日

調査方法:インターネット調査

調査対象人数:300名

 調査結果 

【調査結果】約7割がSNS美容情報を信頼、情報リテラシーの課題が浮き彫りに 

設問:SNS(TikTok、Instagram、X、YouTube)で見かける美容情報をどの程度信頼していますか?

「とても信頼している」「やや信頼している」を合わせると68.7%が SNS美容情報を信頼していることが判明しました。特に20代前半では信頼度がさらに高く、医学的根拠のない情報を鵜呑みにするリスクが懸念されます。

 【調査結果】情報の真偽を確認する人はわずか23.0%、7割以上が無確認で実践 

設問:SNSで見た美容情報を実践する前に、その情報の真偽を確認していますか?

「必ず確認する」「だいたい確認する」と回答した人は合計23.0%にとどまり、残り77.0%は十分な確認をせずにSNS美容情報を実践している実態が明らかになりました。医療機関への相談や医学文献の確認といった行動が不足しています。

 【調査結果】話題の美容法を試した人の42.3%が肌トラブルを経験 

設問:TikTokやInstagramで話題になった美容法(氷水洗顔、レモン汁パック、歯磨き粉ニキビケアなど)を試したことはありますか?また、その結果はどうでしたか?

話題の美容法を試した経験者(59.4%)のうち、42.3%が「効果は感じなかった」または「肌トラブルが起きた」と回答しました。特に「肌トラブルが起きた」17.7%という数字は深刻で、医学的根拠のない美容法のリスクを示しています。

 【調査結果】セルフほくろ除去を検討した経験者が31.7%、危険な行為への関心が高い 

設問:SNSでセルフほくろ除去(もぐさ、除去クリーム、レーザーペンなど)の方法を見たことがありますか?また、実践を検討したことはありますか?

セルフほくろ除去の情報を見たことがある人は65.7%に上り、そのうち31.7%(全体の20.8%)が実践または検討した経験があることが判明しました。悪性腫瘍の見逃しや感染症のリスクを考えると、非常に危険な傾向です。

 【調査結果】医療機関を最も信頼する人は28.7%、SNSインフルエンサーが22.3%で僅差 

設問:美容情報を得る際、最も信頼できると思う情報源はどれですか?

医療機関を最も信頼すると回答した人は28.7%で最多でしたが、SNSインフルエンサーを信頼する人も22.3%と僅差で続きました。医学的根拠のない情報発信者への信頼度が高い現状は、健康被害につながるリスクをはらんでいます。

 調査まとめ 

本調査により、20〜30代の若年層の約7割がSNS美容情報を信頼している一方、情報の真偽を確認する人はわずか23.0%にとどまることが明らかになりました。TikTok発の美容法を試した経験者の42.3%が肌トラブルを経験しており、セルフほくろ除去を検討した人も31.7%存在するなど、医学的根拠のない美容情報による健康被害のリスクが浮き彫りになりました。美容医療や皮膚ケアに関する正しい情報を、信頼できる情報源から得ることの重要性が改めて示された結果となりました。

 医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師 

皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、SNSで拡散される美容情報の多くは医学的根拠が不十分であり、特にセルフほくろ除去は絶対に行ってはならない危険な行為です。

今回の調査結果は、私が日々の診療で感じている危機感を裏付けるものでした。SNSで「バズっている」美容法の多くは、医学的なエビデンスに基づいておらず、むしろ皮膚を傷つける可能性があります。

特に深刻なのは、セルフほくろ除去への関心の高さです。ほくろの中には悪性黒色腫(メラノーマ)という皮膚がんが隠れている場合があり、医師による診断なしに自己判断で除去することは、がんの見逃しにつながる可能性があります。また、不適切な除去方法は感染症や瘢痕形成の原因となり、後の治療を困難にします。

氷水洗顔やレモン汁パックなどの「話題の美容法」についても、日本皮膚科学会の見解では推奨されていません。極端な温度刺激は毛細血管拡張や赤ら顔の原因となり、柑橘類の成分は光毒性により色素沈着を引き起こすリスクがあります。

正しい美容情報を得るためには、発信者が医師かどうか、医学文献やガイドラインへの言及があるか、リスクや副作用について説明されているかを確認することが重要です。少しでも不安がある場合は、皮膚科医に相談することをお勧めします。

【エビデンス】日本皮膚科学会の「皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン」では、ほくろの急な変化(大きさ、色、形の変化、かゆみ、出血など)がある場合は速やかに皮膚科を受診するよう推奨しています。皮膚科医としての臨床経験では、セルフ除去を試みた結果、傷跡が残ったり、除去が不完全で再発したりするケースを多数診ています。

 SNS美容情報を見極める3つのポイント 

・発信者のプロフィールを確認し、医師・医療資格者かどうかを確認する

・具体的な医学文献やガイドラインへの言及があるかをチェックする

・リスクや副作用についての説明があるかを確認する(ない場合は信頼性が低い)

 絶対にやってはいけないセルフ美容行為 

・セルフほくろ除去(もぐさ、クリーム、レーザーペンなど):皮膚がんの見逃し・感染症リスク

・針やピンセットによる毛穴・角栓除去:感染症・瘢痕形成のリスク

・強酸性・強アルカリ性の自家製パック:化学熱傷・接触性皮膚炎のリスク

 皮膚科受診をお勧めするケース 

・ほくろの大きさ・色・形に変化があった場合

・SNSで見た美容法を試して肌トラブルが起きた場合

・ニキビや肌荒れがセルフケアで改善しない場合

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医

臨床実績(2024年時点、累計)

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上

・腋臭症治療:2,000件以上

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

略歴

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業

・2009年 東京逓信病院 初期研修

・2012年 東京警察病院 皮膚科

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

 よくある質問(Q&A) 

Q1. SNSの美容情報はどこまで信頼できますか?

A. SNSの美容情報は医学的根拠が不十分なものが多く、基本的には参考程度にとどめるべきです。

本調査では68.7%の若者がSNS美容情報を信頼していますが、情報の真偽を確認する人はわずか23.0%でした。SNS美容情報は発信者の資格確認が困難で、個人の体験談が医学的事実のように拡散されるリスクがあります。美容に関する判断は、医療機関の公式情報や日本皮膚科学会のガイドラインを優先的に参照してください。

Q2. セルフほくろ除去の危険性は何ですか?

A. セルフほくろ除去は皮膚がんの見逃し、感染症、瘢痕形成など複数の重大なリスクを伴う危険な行為です。

本調査では31.7%がセルフほくろ除去を検討した経験があると回答しました。しかし、ほくろの中には悪性黒色腫(メラノーマ)が隠れている可能性があり、医師の診断なしに除去することはがんの見逃しにつながります。また、不衛生な器具や刺激の強い薬剤による感染症、不完全な除去による再発、瘢痕形成などのリスクもあります。

Q3. TikTok発のスキンケア法に医学的根拠はありますか?

A. 多くのTikTok発スキンケア法は医学的根拠が不十分であり、むしろ肌トラブルの原因となる可能性があります。

本調査では、話題の美容法を試した経験者の42.3%が「効果を感じなかった」または「肌トラブルが起きた」と回答しました。氷水洗顔は毛細血管拡張のリスク、レモン汁パックは光毒性による色素沈着のリスク、歯磨き粉ニキビケアは化学熱傷のリスクがあり、いずれも日本皮膚科学会では推奨されていません。

Q4. 美容医療を選ぶときに信頼できる情報源は何ですか?

A. 医療機関の公式サイト、日本皮膚科学会のガイドライン、医師監修の記事が信頼できる情報源です。

本調査では医療機関を最も信頼すると回答した人は28.7%にとどまりましたが、美容医療に関する正確な情報を得るためには、医療機関の公式サイト、日本皮膚科学会や日本美容皮膚科学会のガイドライン、医師が監修・執筆した記事を優先的に参照することをお勧めします。インフルエンサーの投稿は参考程度にとどめてください。

Q5. インフルエンサーの美容投稿を見分けるポイントは何ですか?

A. 医師監修の有無、エビデンスの提示、リスク説明の有無の3点を確認することで、信頼性を判断できます。

本調査では22.3%がSNSインフルエンサーを最も信頼すると回答しましたが、信頼性を見極めるポイントがあります。まず発信者が医師や医療資格者か確認し、次に医学文献やガイドラインへの言及があるかをチェックします。さらに、リスクや副作用について説明されているかを確認してください。これらの要素がない投稿は、信頼性が低い可能性があります。

 放置のリスク 

・医学的根拠のないスキンケアを続けることで、接触性皮膚炎や色素沈着など慢性的な肌トラブルに発展する可能性

・セルフほくろ除去により悪性黒色腫(メラノーマ)などの皮膚がんを見逃し、発見が遅れることで治療が困難になる可能性

・不適切なセルフケアによる傷跡・瘢痕が残り、後の美容治療が複雑化する可能性

 こんな方はご相談ください|受診の目安 

・ほくろの大きさ、色、形、境界に変化があった場合

・SNSで見た美容法を試して赤み、かゆみ、腫れなどの症状が出た場合

・セルフケアを2週間以上続けてもニキビや肌荒れが改善しない場合

・ほくろや肌の異常について自己判断に不安がある場合

 クリニック案内 

アイシークリニックの特徴 

・皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験を持つ監修医師が在籍

・ほくろ除去は保険適用・自由診療の両方に対応し、患者様のご希望に合わせた治療法を提案

・ダーモスコピー(皮膚拡大鏡)による詳細な診断で、悪性・良性の鑑別を実施

・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で、平日夜間・土日も診療可能

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階

アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階

アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F

アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階

アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階

アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

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業種
医療・福祉
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東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
電話番号
03-6276-3870
代表者名
高桑康太
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月