世界がん撲滅サミット2023 世界驚愕の生体内抗がん剤合成治療とは? 開発者・田中克典氏の講演が決定!
2023年11月3日(金・祝)正午より大阪国際会議場で開催される『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』(https://cancer-zero.com)。
このたび体内で抗がん剤を合成し、それをがん細胞だけに届けるという世界でも画期的な治療法にチャレンジしている田中克典氏(東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授、理化学研究所 開拓研究本部 田中生体機能合成化学研究室 主任研究員)の登壇が急遽決定した。
これは生体内抗がん剤合成治療と呼ばれるもので、田中克典氏らは遷移金属ルテニウムを含む触媒を改良し、これを体内に抗がん剤の原料と共に投与することで生体内で抗がん剤を作るという新しい医薬品の合成法のことだ。
これによってがん細胞上で抗がん剤を組成できるようになり、ピンポイントでがん細胞を攻撃し、そのうえ副作用も抑えられるという。現段階はマウス実験の成果を得ているが、これが実現すれば世界初の画期的な体内抗がん剤合成治療が完成する。
これについては田中克典氏は、
「私達は、生きている動物体内で抗がん剤を作ることにチャレンジしています。これまでのように、薬を体の中に投薬して病気を治すのではありません。抗がん剤の『原料』となる安全な分子を体内に入れ、直接がん部で薬を作って、そしてそのがん細胞にのみ薬効を効かせるのです。実際に私達はこの方法を用いて、マウスの体内で様々な抗がん活性物質そのものを合成して治療することに世界で初めて成功しました。私達が名付けた『生体内合成化学治療』という技術により、抗がん活性が弱かったり、副作用に悩まされて治療している時代はなくなり、近い将来、副作用もなく的確にがん細胞のみをターゲットとした新しい薬剤を皆様のお手元にお届けすることができると信じています。世界がん撲滅サミット2023 in OSAKAで皆様にご紹介できることを楽しみにしています」と語っており、『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』で、そのヴェールを脱ぐことになる。
こうした新しい治療法は『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』の『抗がん剤副作用軽減プロジェクト』の根幹を為す、まさに切り札と呼ぶにふさわしい。
今回の田中氏の講演について代表顧問の中見利男氏はこう語っている。
「今後、世界は体内で免疫系たんぱく質を合成したり、がん予防ワクチンや感染症対策としてのワクチンを合成するなど体内を薬品の生産、あるいは合成場に変えていく治療にシフトしていくと考えられます。これによってがん細胞のみをピンポイントで攻撃し、副作用も少ない、まさにがん患者の皆さんにとって体力的、経済的負担が少ない治療法の世界を実現していくことになりそうです。田中克典教授の世界初となる画期的な治療法は我々としても大いに注目し、応援していく価値が十分にあるものです」
皆さんもまさにがん医療の革命的な治療の開発者のお話を聴くこの機会をぜひご活用いただきたい。
『世界がん撲滅サミット2023 in OSAKA』入場エントリー(入場無料)は大会HP(https://cancer-zero.com)より一度に4名様までの申し込みが可能。入場エントリーの締切りは10月27日まで。
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