ファーウェイとドイツ・テレコム、CeBIT 2017で「オープン・テレコム・クラウド」の成功事例と今後の計画を発表
ドイツ・テレコムのパブリック・クラウド・サービス「オープン・テレコム・クラウド」に新サービスやソリューションを追加し、企業のデジタル変革を推進
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)とドイツ・テレコムは3月20日、世界最大級のIT 見本市CeBIT 2017(3月20~24日、ドイツ・ハノーバー)において、ドイツ・テレコムのパブリック・クラウド・サービス「オープン・テレコム・クラウド」の最新動向と今後の計画を発表しました。両社が共同開発した「オープン・テレコム・クラウド」は2016年に商用サービスを開始して以来、50種類のサービスやソリューションが新たに追加され、企業に総合的なクラウド・サービスを提供していますが、今回さらにIoT市場に参画する意図を明らかにしました。
「オープン・テレコム・クラウド」が扱うのは、IaaS、PaaS、SaaS、そして企業の既存ITインフラストラクチャとのシームレスな統合を可能にする垂直型ソリューションです。オンデマンドでのセキュアなクラウド・サービスを幅広く提供することで、欧州企業が変化の激しい市場に対応できるよう支援しています。昨年のCeBITで発表された本ソリューションは、すでにOpenStackコミュニティ商用化の優れた先例となっています。
「オープン・テレコム・クラウド」の展開と計画
オープン・テレコム・クラウドの主要機能の1つが、IoTとの統合です。ファーウェイは無線通信技術における長年の経験を活かし、企業やパートナーに業界最高水準のIoTサービスと技術サポートを提供し、革新的なソリューションでスマート農業、スマート・ロジスティクス、スマート照明、スマートシティなどの実現を支援しています。ファーウェイとドイツ・テレコムはともに「オープン・テレコム・クラウド」でのイノベーションを進め、さまざまな業種のお客様に業界をリードするチップ、ネットワーク、クラウド基盤、サービスを提供しています。
両社は「オープン・テレコム・クラウド」のIaaSにおける品質向上を進める一方で、PaaSを段階的に立ち上げ、お客様によるアプリケーションの開発および管理の簡素化と、運用開発のコストとリスクの低減を実現します。また、オープン・テレコム・クラウドを通じて提供されるリレーショナル・データベース・サービスによって、お客様は自らデータベースを構築したり、管理したりする必要がなくなります。さらにコンテナの適用によってオープン・テレコム・クラウドが提供するコンテナ・エンジンの使用が可能になるため、クラスタ管理も不要になります。同時に、ビッグデータ分析および人工知能を含むSaaSソリューションの提供もまもなく開始する予定です。
ファーウェイ ドイツ・テレコム キー・アカウント部門プレジデントである林栢楓(サイモン・リン)は次のように述べています。「クラウド・サービスはファーウェイのビジネス戦略の根幹であり、当社はこの分野に継続的に投資していきます。欧州をリードするクラウド・サービス・プロバイダーであり、お客様への高品質なICTサービスの提供において豊富な経験を持つドイツ・テレコムと協力することで、欧州企業のデジタル変革を支えていきます」
ドイツ・テレコムの子会社で法人向けITサービスを提供するTシステムズのデジタル部門およびテレコム・セキュリティ部門のディレクターを兼任するアネット・ブロンダー(Anette Bronder)氏は次のように述べています。 「私たちは『メイド・イン・ドイツ』のパブリック・クラウドで、法人のお客様に手ごろな価格でセキュアなクラウド・サービスを提供しています。『オープン・テレコム・クラウド』は開発者やスタートアップ企業に最適なプラットフォームであり、デジタル変革から生まれる無数のビジネス・チャンスをつかめるよう支援します。インダストリー4.0とIoTの基礎となるのは、高い性能を備えたセキュアなクラウドです。『オープン・テレコム・クラウド』は、あらゆる業種においてデジタル・ビジネスを成長させるための土壌となります」
欧州原子核研究機構(CERN)は、大型ハドロン衝突型加速器を使用したさまざまな実験で生じる負荷の再現を目的として、「オープン・テレコム・クラウド」上で1,000台以上の仮想マシンを使用し、大規模な実証実験を実施しました。実験結果は全体的に良好で、それを示す事実として、「オープン・テレコム・クラウド」はCERN、欧州分子生物学研究所(EMBL)、高エネルギー物理学研究所(IFAE)などの欧州最大の研究センターによる「ヘリックス・ネビュラ サイエンス・クラウド(Helix Nebula Science Cloud)」を支援するサービスに選定されています。
CERNのコンピューターおよびモニタリング・グループ リーダーであるティム・ベル(Tim Bell)氏によると、同研究所独自のクラウド・インフラストラクチャは世界最大級のプライベートなOpenStack環境です。CERNとファーウェイは、大規模な適用に向けたOpenStackの開発を推し進めていくという共通の考えのもと、今後少なくとも12か月間にわたってCERNのオープン・ラボ・プロジェクトを通じて連携していく予定です。この作業はOpenStackのコミュニティ・プロセス経由で実施され、その成果物は完全なオープンソースとなります。
ファーウェイはドイツ・テレコムおよびその子会社であるTシステムズをはじめとする業界パートナーに、サーバー、ストレージ、ネットワーキングおよびクラウドOSなどの業界をリードする新時代のICTインフラストラクチャを提供し、強力かつセキュアなクラウド・サービスを共同で開発・提供しています。
3 月20~24 日までドイツ・ハノーバーで開催される国際情報通信技術見本市「CeBIT(セビット)2017」において、ファーウェイは最新製品やソリューションをホール2(ブース番号C30)で展示しています。詳細は、CeBIT2017 特設サイト(英語、http://e.huawei.com/topic/cebit2017-en/index.html)をご覧ください。
※本参考資料は2017年3月20日(現地時間)にドイツ・ハノーバーで発表されたプレスリリースの翻訳版です。
「オープン・テレコム・クラウド」が扱うのは、IaaS、PaaS、SaaS、そして企業の既存ITインフラストラクチャとのシームレスな統合を可能にする垂直型ソリューションです。オンデマンドでのセキュアなクラウド・サービスを幅広く提供することで、欧州企業が変化の激しい市場に対応できるよう支援しています。昨年のCeBITで発表された本ソリューションは、すでにOpenStackコミュニティ商用化の優れた先例となっています。
「オープン・テレコム・クラウド」の展開と計画
オープン・テレコム・クラウドの主要機能の1つが、IoTとの統合です。ファーウェイは無線通信技術における長年の経験を活かし、企業やパートナーに業界最高水準のIoTサービスと技術サポートを提供し、革新的なソリューションでスマート農業、スマート・ロジスティクス、スマート照明、スマートシティなどの実現を支援しています。ファーウェイとドイツ・テレコムはともに「オープン・テレコム・クラウド」でのイノベーションを進め、さまざまな業種のお客様に業界をリードするチップ、ネットワーク、クラウド基盤、サービスを提供しています。
両社は「オープン・テレコム・クラウド」のIaaSにおける品質向上を進める一方で、PaaSを段階的に立ち上げ、お客様によるアプリケーションの開発および管理の簡素化と、運用開発のコストとリスクの低減を実現します。また、オープン・テレコム・クラウドを通じて提供されるリレーショナル・データベース・サービスによって、お客様は自らデータベースを構築したり、管理したりする必要がなくなります。さらにコンテナの適用によってオープン・テレコム・クラウドが提供するコンテナ・エンジンの使用が可能になるため、クラスタ管理も不要になります。同時に、ビッグデータ分析および人工知能を含むSaaSソリューションの提供もまもなく開始する予定です。
ファーウェイ ドイツ・テレコム キー・アカウント部門プレジデントである林栢楓(サイモン・リン)は次のように述べています。「クラウド・サービスはファーウェイのビジネス戦略の根幹であり、当社はこの分野に継続的に投資していきます。欧州をリードするクラウド・サービス・プロバイダーであり、お客様への高品質なICTサービスの提供において豊富な経験を持つドイツ・テレコムと協力することで、欧州企業のデジタル変革を支えていきます」
ドイツ・テレコムの子会社で法人向けITサービスを提供するTシステムズのデジタル部門およびテレコム・セキュリティ部門のディレクターを兼任するアネット・ブロンダー(Anette Bronder)氏は次のように述べています。 「私たちは『メイド・イン・ドイツ』のパブリック・クラウドで、法人のお客様に手ごろな価格でセキュアなクラウド・サービスを提供しています。『オープン・テレコム・クラウド』は開発者やスタートアップ企業に最適なプラットフォームであり、デジタル変革から生まれる無数のビジネス・チャンスをつかめるよう支援します。インダストリー4.0とIoTの基礎となるのは、高い性能を備えたセキュアなクラウドです。『オープン・テレコム・クラウド』は、あらゆる業種においてデジタル・ビジネスを成長させるための土壌となります」
欧州原子核研究機構(CERN)は、大型ハドロン衝突型加速器を使用したさまざまな実験で生じる負荷の再現を目的として、「オープン・テレコム・クラウド」上で1,000台以上の仮想マシンを使用し、大規模な実証実験を実施しました。実験結果は全体的に良好で、それを示す事実として、「オープン・テレコム・クラウド」はCERN、欧州分子生物学研究所(EMBL)、高エネルギー物理学研究所(IFAE)などの欧州最大の研究センターによる「ヘリックス・ネビュラ サイエンス・クラウド(Helix Nebula Science Cloud)」を支援するサービスに選定されています。
CERNのコンピューターおよびモニタリング・グループ リーダーであるティム・ベル(Tim Bell)氏によると、同研究所独自のクラウド・インフラストラクチャは世界最大級のプライベートなOpenStack環境です。CERNとファーウェイは、大規模な適用に向けたOpenStackの開発を推し進めていくという共通の考えのもと、今後少なくとも12か月間にわたってCERNのオープン・ラボ・プロジェクトを通じて連携していく予定です。この作業はOpenStackのコミュニティ・プロセス経由で実施され、その成果物は完全なオープンソースとなります。
ファーウェイはドイツ・テレコムおよびその子会社であるTシステムズをはじめとする業界パートナーに、サーバー、ストレージ、ネットワーキングおよびクラウドOSなどの業界をリードする新時代のICTインフラストラクチャを提供し、強力かつセキュアなクラウド・サービスを共同で開発・提供しています。
3 月20~24 日までドイツ・ハノーバーで開催される国際情報通信技術見本市「CeBIT(セビット)2017」において、ファーウェイは最新製品やソリューションをホール2(ブース番号C30)で展示しています。詳細は、CeBIT2017 特設サイト(英語、http://e.huawei.com/topic/cebit2017-en/index.html)をご覧ください。
※本参考資料は2017年3月20日(現地時間)にドイツ・ハノーバーで発表されたプレスリリースの翻訳版です。
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