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株式会社PLAN-B
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犠牲やリスクを知った上で愛犬のクローンを作りたい飼い主さんは0.6%!命の軽視と危惧する声も【現・元飼い主180人アンケート】

愛犬のクローンを作れることを「知らなかった」は8割以上の結果に。最初の質問で愛犬のクローンを「作りたい」飼い主は5.6%いたが、犠牲やリスクを知った上で質問すると「作りたい」飼い主は0.6%に減少した

株式会社PLAN-B

株式会社 PLAN-B(東京本社:東京都品川区、代表取締役:⿃居本 真徳)が運営する、犬の情報発信メディア「INUNAVI」が全国の現・元犬の飼い主さん180人を対象に「愛犬のクローン」についてのアンケート調査を実施しました。

▼本記事
犠牲やリスクを知った上で愛犬のクローンを作りたい飼い主さんは0.6%!命の軽視と危惧する声も【現・元飼い主180人アンケート】
https://inunavi.plan-b.co.jp/column/clone_deta/

 

 
  • 調査結果まとめ 
・愛犬のクローンが作れることを「知らなかった」飼い主は81.7%いたが、作れると知っても「作りたい」と回答した飼い主は5.6%にとどまる。作りたくない理由には「愛犬は唯一無二だから」「金額的、技術面で不安」といったコメントが見られた。 

・クローン犬を作る費用を「高いと思う」と回答した飼い主は49.4%と最多だが、「妥当だと思う」「安いと思う」飼い主のほうが5割強と上回る結果となった。 

・愛犬とクローン犬は別の犬だということを「知っている」飼い主は60.0%いたが、まったく同じ犬ができると思っている飼い主が40.0%もいた。 

・クローン犬を作るのに多くの犬の犠牲があることを知らなかった飼い主は多く、「人間のエゴ」「虐待」「命への冒涜」といったコメントが多く見られた。 

・飼い主が考えるクローン犬のリスクは「命の尊さを理解できない人が増える」「生き物を物として扱う人が増える」と、現在でも犬の命が軽視されていることがうかがえるコメントが多かった。 

・クローン犬に規制がないことについて知らなかった飼い主が多く、「商売として確立出来る状態は好ましくない」など分野ごとのルールを求める声が多く寄せられた。 

・最後に再び愛犬のクローンを作りたいかの質問をすると「作りたくない」と回答した飼い主は初回の78.9%を2割近く上回る96.1%と言う結果になった。理由は「犠牲になる犬がいる」「最期まで懸命に生きた愛犬に対する冒涜に値する行為だと感じる」といったコメントがほとんどを占めた。 

 
  • 愛犬のクローンが作れることを知ってますか?「知らなかった」飼い主さんは81.7%! 

愛犬のクローンを作ることができることを「知らなかった」と回答した飼い主さんは81.7%でした。 

ペットのクローンが初めて作られたのは2001年のことですが、本格的にクローンビジネスが行われるようになったのは2008年と14年前です。にもかかわらず、8割以上の飼い主さんが知らないということは、そもそもクローンは倫理的観点やリスクの大きさから反対意見も多く、あまり注目されてこなかったということが背景にあると考えられます。 

しかし、コロナを機に再びペットブームが訪れたことでクローンビジネスにも焦点が当たり、ここ数年はメディアで取り上げられたり、DNA保存をビジネスとする日本の企業も増えてきてました。 

では、愛犬のクローンが作れるということを知った飼い主さんは、作りたいと思うのでしょうか。 
 
  • 愛犬のクローンを「作りたい」飼い主さんは5.6%にとどまる 

愛犬のクローンを「作りたい」と回答した飼い主さんは5.6%でした。 

この結果は、現在わんちゃんと暮らす飼い主さんと過去に暮らしていた飼い主さんで違いがあるのか傾向を分析してみましたが、違いは特に見られず、あまり関係はないようです。 

また、最も多い回答は「作りたくない」の78.9%で、コメントでは自然の摂理に反していることや倫理的に問題があることもあげられていました。 

みなさんの実際のコメントをご覧ください。 
 
  • 「倫理的に問題がある」「愛犬は唯一無二」だから作りたくない!実際のコメント紹介 

■「作りたい」 
「今3匹犬を飼っているが、1番上の子が11歳になり、別れを考えるとすごく寂しくなる。ずっと一緒に居たい気持ちが強い」(男性 / 20代) 

「家族であるペットが戻ってくる気がするから」(女性 / 50代) 

「愛犬が大好きだからです」(女性 / 30代) 


「作りたい」と回答した飼い主さんは、「愛犬と少しでも長く一緒にいたい」といったコメントが多く見られました。確かに、愛犬に長生きしてほしいということはすべての飼い主さんの願いであり、こうしたコメントが見られるのは不思議ではありませんね。 

■「わからない」 
「今はちょっと怖いかなって思うけどもし愛犬が亡くなってしまったらと考えたら、その時は作りたくなるのかなと思いました」(女性 / 20代) 

「ペットロスを経験しているので、また同じ経験に耐えられるか分からないから」(男性 / 50代) 

「また会えることは嬉しいが真っ新な気持ちで迎えることは難しそうだと考えるから」(女性 / 20代) 


「わからない」と回答した飼い主さんは、「その時になってみないとわからない」といったコメントが多く見られました。 確かに、現在愛犬が若く元気であればクローンを作るか聞かれても実感もなくわからないというのが正直なところでしょう。 

■「作りたくない」 
「愛犬の死をなかったことにするような行為に思えて悲しい」(女性 / 30代) 

「全く同じ子はこの世に存在しない。唯一無二の存在であって、だから尊いし、たまらなく愛おしい。いくら遺伝子をコピーしようとも、その子と過ごした時間がその子を形成するのであって、クローンとして生み出された子は全く別の個体。重ねてしまうのもかわいそう」(女性 / 30代) 

「亡くなっても愛犬は心の中で生き続けているので、同じ犬を作れば良いという話ではないから」(女性 / 20代) 

 

▶実際のコメントの続きは本記事にて紹介しています 

「作りたくない」と回答した飼い主さんの中には当然、単純に金額面や技術面で不安があり今は作りたくないという飼い主さんも見られましたが、多くの飼い主さんが愛犬は唯一無二の存在であることをコメントしていました。 
 

  • クローン犬を作る費用は約5万ドル~10万ドル!「高いと思う」飼い主さんが約5割 

クローン犬を作るのにかかる費用で最も多い回答は、「高いと思う」49.4%でした。 

現在主にペットのクローンビジネスを行っているのは中国、韓国、アメリカですが、その費用はクローン犬で約5万ドル(約685万円)~10万ドル(約1,370万円)と、単純に金額だけを見れば高額です。 

しかし、「高いと思う」と回答した飼い主さんが5割弱にとどまり、逆に「妥当だと思う」35.0%「安いと思う」15.6%と回答した飼い主さんが合わせて5割強というのは、クローン技術にコストがかかるのは致し方がないことと理解しているのかもしれません。 

また、 

「クローンであっても、もう一度愛犬に会えるのなら妥当な価格だと思った」(男性 / 20代) 

といったコメントもあり、愛犬に再び会えるなら…という飼い主さんも少なくないようです。 

しかし、金額は妥当・安いと思っても「お金儲けのビジネスとなっていることが問題」という声も多く、飼い主心情を利用した高額な金額設定に憤りを感じる飼い主さんが多い結果となりました。 
 

▶︎「愛犬のクローンでも別の命!愛犬とクローン犬は別と「知っている」飼い主さんは60.0% 」は本記事にて紹介しています
 
  • 1匹のクローン犬を作るために多くのわんちゃんの犠牲が!「人間のエゴでしかない 」 

1匹のクローン犬を作るためには、愛犬の体細胞のほかに、複数の卵子を提供するドナー犬と代理母犬、流産や死産してしまう命など多くのわんちゃんの犠牲が必要になります。(※3) 

クローン犬の成功率は企業の発表では3~5割としていますが、実際は哺乳動物の体細胞クローンの成功率はどの動物種でもどんな方法でも2~10%程度と低く、改善策も原因もわかっていないことから、クローン技術はクローン動物を作るよりも再生医療に利用する研究が行われているのが現状です。(※4) 

成功率が低いということは、成功するまでに多くのわんちゃんに無用の苦痛を与えたり、場合によっては命を落とすこともありますが、そういった現状を知った飼い主さんたちは何を思ったのでしょうか。実際のコメントをご紹介します。 

(※3)参考:The American Anti-Vivisection Society「Published Domestic Dog and Cat Cloning Experiments and Outcomes」 https://web.archive.org/web/20110727130343/http://www.nopetcloning.org/images/PetCloningWhitePaper.pdf
(※4)参考:J-STAGE「哺乳動物の体細胞クローン」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmor/22/2/22_2_49/_pdf/-char/ja#:~:text=%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%BE%8C%EF%BC%8C%E7%AD%86%E8%80%85%E3%82%82%E5%90%AB%E3%82%81%E3%81%A6,10%EF%BC%85%E7%A8%8B%E5%BA%A6%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%EF%BC%8E

■コメントまとめ 
・人間のエゴでしかない 
・犠牲を伴ってまでクローン犬を再生することに意味があるのか 
・虐待でしかない 
・命への冒涜 
・容姿が違うだけで弾かれてしまう命が惨すぎる 
・お金儲けとしか考えられない 
・クローン犬を作る人は犬と暮らす資格はない 


■実際のコメント 
「クローンの作成は人間のエゴであり、犬は望んでいないし、犠牲になる犬の命を考えられないような人に犬を飼って欲しくない」(女性 / 30代) 

「とんでもないことです。絶対にやってはならない許せないことです。命への冒涜です」(女性 / 40代) 

「失われた命のために、今ある命を粗末にする行為でとても抵抗があります」(女性 / 40代) 


▶実際のコメントの続きは本記事にて紹介しています 
 
  • 動物愛護団体や動物専門家たちも危惧!飼い主さんが考えるクローンのリスクは「命の軽視 」「命の定義、価値が揺らぐ 」 

ペットのクローンについては、世界中の動物愛護団体や動物の専門家たちの多くが危惧しており、その理由は、 

・ほかに救いを求めている命がある 
・保護犬猫が行き場を失う可能性 
・飼い主が望む通りのクローンではなかった場合のその命の行方 
・クローンが生涯にわたって健康に問題を抱える可能性と飼育放棄 
・ドナー犬や代理母犬の無用な苦痛と体への負担 
・捨てられて野生化したときの生態系への影響 
・病気になった、年を取ったから「新しいのをまた作ればいい」という命の軽視 
・倫理的観点 


など多岐に渡ります。 

では、飼い主さんたちが考えるリスクとはどのようなものがあるのでしょうか。 

■コメントまとめ 
・命の尊さを理解できない人が増える 
・生き物を物として扱う人が増える 
・生き物全てが必要なものと気に入ったものだけに淘汰される 
・命の定義、価値が揺らぐ 
・すべてにおいて不幸になる犬が増える 
・一期一会の大切さを忘れてしまう 


■実際のコメント 
「命が軽くなるのは怖いです。ちょっと気に入らないとこがあればリセットすればいいみたいな感じになるのが怖いと思います」(男性 / 40代) 

「現在でもペットをよく考えずに飼うことが問題視されているが、飼っていたペットの『代わり』が作られることでペットの命を軽視する人がさらに増えると思う」(女性 / 20代) 

「クローン再生が一般的になると、生き物全てが、必要なもの、気に入ったものだけに淘汰されてしまい、自然という世界が消滅してしまうと思います」(男性 / 50代) 


▶実際のコメントの続きは本記事にて紹介しています 

みなさん本当に愛犬家の方々だと感じるコメントばかりで、すべてをご紹介できないのが残念なくらいです。 

現在でも日本ではわんちゃんの命が物のように扱われ軽んじられている傾向にありますが、命を軽視する人や命の尊さを理解できない人が増えるということは、考えるだけでも恐ろしいことですね。 

しかし、中国のクローンを作る企業には日本からの注文もある(※5)そうで、すでに恐ろしい時代は始まっているのかもしれません。 

(※5)参考:関西テレビ放送 報道RUNNER「“死んだ愛犬の細胞”から作られた、そっくりな犬…「クローンペット」が中国で増加。優秀な犬のクローンは”500万円”以上にも」 https://www.ktv.jp/news/feature/202009170/
 
  • 人間のクローンは禁止でもわんちゃんは規制がない!「同じ命なのにルールがないのはおかしい 」 

現在多くの国が人間のクローンを法律で禁止しており、日本でも「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律」が存在します。しかし、クローン動物に対しての規制はなく、国際的なルールの必要性が指摘されているも、規制作りは進んでいません。 

この現状を飼い主さんたちはどう考えるのでしょうか。

■コメントまとめ 
・ルールは必要 
・そもそも動物に対する法律が甘いことが問題 
・結局はお金儲け 
・商売として確立出来る状態は好ましくない 
・「アニマルウェルフェア」に逆行している 


■実際のコメント 
「ルールが無くても倫理的な問題だとは思いますが、法律上ペットは物として扱われています。すべての命に対する法律を変えていくべきだとも思います。犬は実験道具ではないですし物でもないというルールが必要です」(女性 / 20代) 

「とても危険だと思います。動物実験のような形で軽視されていると感じます。愛犬に健康上の問題が起きた時にクローンから臓器移植をすると言った恐ろしい事案が出てくると可能性があります」(女性 / 20代) 

「クローンを作るためにたくさんの犠牲が必要ならすぐに禁止すべきです。最近、『アニマルウェルフェア』という価値観が広まってます。犬のクローン作りは時代の流れに逆行していると思います」(男性 / 40代) 


▶実際のコメントの続きは本記事にて紹介しています 

さまざまな目的でクローン動物が作られているにしても、ペットとしてのクローンやビジネスになってしまうクローンは問題とし、各分野ごとに細かいルールを定めるべきだと考えているようです。  
 
  • 様々なリスク・犠牲を知って愛犬のクローンを「作りたくない」飼い主さんは96.1%と初回質問から17.2%増 

最後に再び本当に愛犬のクローンを作りたいか質問したところ、最も多い回答は「作りたくない」96.1%でした。 

「わからない」3.3%「作りたい」0.6%と回答した飼い主さんは、最初に質問した時から大幅に減り、さまざまなリスクや犠牲を知って17.2%の飼い主さんの気持ちに変化があったようです。 

■実際のコメント 

【作りたい】
「自分の愛犬が1番なので、いつまでも一緒にいれる環境であれば嬉しい」(男性 / 20代) 

【わからない】
「基本的には反対だが実際に亡くなった場合、そういった考えが浮かんでしまうのではないかと思った」(男性 / 20代) 

「作りたい気持ちはあるが、やはり倫理的に抵抗を感じる」(男性 / 30代) 

「作りたいけれど、それは本人ではないし自然の摂理に反しているからです」(女性 / 30代) 


【作りたくない】
「最初は姿形が同じだけの違う犬でも生まれる事で心が満たされるなら個人の自由だと思った。しかし人間のエゴで犬達が犠牲になり、命を軽く考える人たちが増えるというリスクから、やはりクローンは作らない方が良いと思う」(女性 / 30代) 

「心まではどんな技術を使ってもクローンはできないので見た目にこだわり犠牲になる犬が出ない事を祈ります」(女性 / 40代) 


▶実際のコメントの続きは本記事にて紹介しています 

最初に質問したときは、金額面や技術面での不安から作りたくないという飼い主さんもちらほら見られましたが、最後の質問ではほとんどの飼い主さんが「犠牲を払ってまで作るべきではない」といったことをコメントしていました。 

日本ではまだクローン犬作成を大々的にアピールする企業はなく、どんなリスクや犠牲があるのかあまり知られていませんでしたが、今回のアンケートでさまざまなことを考えるきっかけとなり、コメントにも変化が見られたようです。 
 
  • この記事について
▼本記事
犠牲やリスクを知った上で愛犬のクローンを作りたい飼い主さんは0.6%!命の軽視と危惧する声も【現・元飼い主180人アンケート】
https://inunavi.plan-b.co.jp/column/clone_deta/

▼調査概要
アンケート内容:愛犬のクローンについて 
調査方法:インターネット調査
対象者:全国の現・元犬の飼い主さん180人(女性133人 / 男性47人)
アンケート実施期間:2022年12月12日~12月14日
※回答者の属性は本記事で紹介しています

■会社概要
株式会社 PLAN-B
大阪本社:大阪市西区新町 1-28-3 四ツ橋グランスクエア 6階
東京本社:東京都品川区東五反田2-5-9 島津山PREX 3階
代表者:代表取締役 鳥居本 真徳
設立:2003年10月22日
会社ホームページ: https://www.plan-b.co.jp

<運営メディア>
INUNAVI:https://inunavi.plan-b.co.jp
エラベル:https://elabel.plan-b.co.jp
カジナビ:https://kaji-navi.plan-b.co.jp
PINTO!:https://service.plan-b.co.jp

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https://www.plan-b.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区東五反田2-5-9 島津山PREX 3F
電話番号
03-3446-7577
代表者名
鳥居本 真徳
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2003年10月
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