台湾に徳島県産材利用のギャラリーが完成しました!
~徳島県産木材の海外展開について~
徳島県内の木工・製材・プレカット・建設業者等で組織される台湾徳島木材輸出グループ(TTG)が、台湾台北市にあるRC構造ビル内オフィスの一画において、徳島県産材を用いた内装木質化によるギャラリー整備を行いました。
- 概要
徳島県の旧名である「阿波」から「AWA Gallery」と命名されたこの場所は、約30㎡の空間に、県産材の柱・床・壁等を配置するとともに、阿波指物を組み込むなど意匠性の高い仕上がりとなっており、中でも独特の削り跡を残した「名栗(なぐり)」の壁と床からは躍動感のある雰囲気を感じることができます。中に入ると木の香りが漂い、温かみのある質感で非常に居心地の良い空間となっています。
整備にあたっては、徳島県からも一部支援を行っており、昨年5月から企画、基本設計がなされ、8月から詳細設計並びに徳島県内での木材加工を開始。11月に加工された木材を輸出し、12月には本県から派遣された宮大工の指導に基づき現地大工が施工を行い、今年2月に完成しました。
- オープニングイベント
3月8日から9日にかけては、オープニングイベント(竣工式)が開催されました。関係者ら約百五十名が参加し、本県からは、施工を手掛けたTTGのメンバーとスマート林業課、もうかるブランド推進課が出席しました。
「AWA Gallery」では、多くの参加者が入念に壁、床、指物を観察し、樹種名や使用量、整備費用や期間を施主に質問したり、寝転がってその質感を楽しむなど、大きな関心が寄せられている様子が窺えました。
また、県産農産品の試食や販売、TTGメンバーによる茶道体験等も開催されたり、エンディングでは参加者全員で阿波踊りを体験したりするなど、徳島の農林水産業や伝統文化をまるごとPRするイベントとして、大きな盛り上がりを見せました。
- 今後の展望
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