水戸ホーリーホックxハノーファー96 育成業務提携締結のお知らせ
両クラブの発展と人材育成を主目的とした育成業務提携を結ぶことが決定しましたのでお知らせいたします。
この度、水戸ホーリーホックはドイツ・ブンデスリーガ2部所属のハノーファー96と、両クラブの発展と人材育成を主目的とした育成業務提携を結ぶことが決定しましたのでお知らせいたします。
水戸ホーリーホックはアカデミーから選手を育成し、地域の方々から愛されるクラブを目指しています。近年、多くの選手をJ1リーグ所属クラブへ移籍させるなど、国内では育成型クラブとしての実績を示してきましたが、さらにその成長の速度を上げ、可能性を広げていくことを目指したグローバル戦略として、海外クラブとの提携の可能性を探ってきました。
そしてこの度、トップパートナーであるJX金属株式会社のグループ会社 TANIOBIS GmbH(本社: ドイツ・ゴスラー市、国内拠点: 常陸大宮市)が両クラブのパートナーになることで、この育成業務提携が実現することとなりました。
ドイツは2000年にスタートしたと言われる育成改革により、その後、国内クラブで多くの若手選手の育成に成功し、2014年には4回目となるW杯優勝を果たしています。また欧州リーグの中でも厳しいライセンス制度を導入し、各クラブが身の丈に合った健全経営をしていることでも知られており、ハノーファー96が水戸ホーリーホックにとって模範になる部分が非常に多いことも、提携に至った要因の一つとなります。
契約期間は2023年7月からの3年間となり、水戸ホーリーホックに所属する若手選手が毎年1名、ハノーファー96のU23チーム(レギオナルリーガ所属:ドイツ4部リーグ相当)へレンタル移籍し、そこでトレーニングや試合を通じて、トップレベルへのステップアップを目指していくことになります。 そのほかにも本提携により、協働でのスカウティングシステムの構築やeスポーツを通じた交流、アカデミーからトップまでの指導者の研修や若手選手の短期留学の機会の提供、さらにそれぞれが持つノウハウやネットワークを共有しながら、両クラブのさらなる発展を目指していくことになります。
■マルコス・マン ハノーファー96スポーツダイレクターコメント
水戸ホーリーホックとの育成に関する業務提携は、両クラブにとって非常にポジティブなものだと確信しているからこそ、無事に締結できたことを非常に嬉しく思っています。この提携を実現するために尽力してくれた関係各位の皆様に心から感謝するとともに、これからの両クラブの交流がどのような未来を作っていくことができるかが非常に楽しみです。
■小島耕 水戸ホーリーホック代表取締役社長コメント
この度、伝統あるドイツの名門クラブであるハノーファー96と育成業務提携を締結できることを心より嬉しく思っております。Jリーグでは責任企業を有するクラブがトップグループを形成する中、水戸ホーリーホックのような地方市民クラブが生き抜いていくためには、常に様々な新しいチャレンジを続けていく必要性を感じています。
我々は来年クラブ創設30周年という節目の年を迎えますが、今回のハノーファー96との提携は、若きタレントの育成に大きなアドバンテージとなるだけでなく、クラブの価値を高める大きなターニングポイントになると確信しています。
最後に、我々のクラブにとって歴史的な転換期を実現するにあたり、多大なるご支援・ご尽力を賜りましたTANIOBIS GmbH様ならびにJX金属株式会社様には、心より感謝申し上げます。
■TANIOBIS GmbH コメント
飯田一彦 Chairman & CEO
TANIOBIS GmbHは本社がハノーファー96の本拠地ニーダーザクセン州内にあり、水戸ホーリーホックのホームタウンのひとつである茨城県常陸大宮市にも生産拠点を有しております。このたび、TANIOBISと関係の深い両クラブに関してこのような支援を実施できることを心から嬉しく思います。両クラブへの支援を通して、両地域の発展に少しでも寄与できればと願っております。同時に、ドイツ、日本と地域としてはかなり離れていますが、本支援がTANIOBISグループの従業員のさらなる一体感の醸成にも役立つものと考えております。
丸川和之 Vice Chairmann
ドイツ・ニーダーザクセン州と日本/茨城県の双方に基盤のあるTANIOBIS GmbHグループの支援を通じて、ニーダーザクセン州のハノーファー96と茨城県の水戸ホーリーホックのサッカーにおける協業を実現し、日独の絆がより強くなることを願っております。本件の実現にご尽力いただいたキント氏、ザルステット氏、バットマー氏、瀬田氏、ご関係者に深謝致します。
■ハノーファー96 概要
1896年に創設されたプロサッカークラブ。ドイツ・ニーダーザクセン州の州都であるハノーファー市をホームタウンとしており、ドイツプロリーグ・ブンデスリーガ創設前に2度、ドイツ選手権で優勝しているほか、1992年にはドイツ杯制覇も果たしており、2011/12シーズン、2012/13シーズンはヨーロッパリーグへ出場するなど、ドイツを代表するクラブの一つとして知られている。なお、2022/23シーズンはブンデスリーガ2部に所属している。
これまでには酒井宏樹選手(現浦和レッズ)、清武弘嗣選手(現セレッソ大阪)、山口蛍選手(現ヴィッセル神戸)、浅野拓磨選手(現VfLボーフム)、原口元気選手(現VfBシュツットガルト)が所属したほか、現在は室屋成選手が主力としてプレーしている。
URL: https://www.hannover96.de/startseite.html
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