オリンパス「インド/デジタル技術を活用した内視鏡の日本式感染管理システム移転に関する調査事業」が経済産業省の令和6年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)」に採択
オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、2025年8月1日、サラヤ株式会社(以下、サラヤ)と共同で申請した「インド/デジタル技術を活用した内視鏡の日本式感染管理システム移転に関する調査事業」が、経済産業省の令和6年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)※1」に採択されたことをお知らせします。
このたび採択された「デジタル技術を活用した内視鏡の日本式感染管理システム移転に関する調査事業(以下、本事業)」は、経済産業省の補助を受け、日本で確立されている感染管理システムをインドに移転する実現性を調査し、安全かつ安心な内視鏡医療環境の構築を目指すものです。
インドでは、日本を上回る数の内視鏡検査が行われており、今後も人口の増加に伴い症例数も増加が見込まれています。一方で、感染管理体制は日本と比較すると十分に整っておらず、多くの医療機関で内視鏡の洗浄・消毒に自動洗浄機を用いず、簡易な手洗浄にとどまっているのが現状です。これに対し、日本では学会が制定したガイドラインや、デジタル技術を搭載した洗浄消毒装置の普及により、世界的に高い水準の感染管理が実現されています。
本事業は、東京大学医学部附属病院(東大病院)の感染制御部および消化器内科と協力し、内視鏡の日本式感染管理システムのインドへの移転実現性を調査します。インドの医療機関から専門家を日本に招き、東大病院での研修や視察を通じて、日本式の感染管理システムへの理解促進につなげます。また、東大病院の専門家がインドの医療機関を訪問し、現地の内視鏡室や洗浄室の環境調査を行って課題を明確化し、安全かつ安心な内視鏡医療環境構築に向けた討議を日本とインドの専門家間で実施します。
オリンパスは、重要領域(フォーカスエリア)の中で「医療機会の幅広い提供およびアウトカムの向上」「コンプライアンスおよび製品の品質安全性への注力」を掲げ、医療従事者へのトレーニング機会・技術向上機会の提供、製品、サービス、ソリューションの品質と安全性の確保などに取り組んでいます。今後も、患者さんと医療従事者の安全を守るとともに、日本企業の技術を生かした国際的な医療水準の向上に貢献してまいります。
※1 グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)
https://gs-hojo-web-fspoc.jp/index.html
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サラヤ株式会社について
サラヤは、「衛生」「環境」「健康」の3つのキーワードを事業の柱とし、より豊かで実りある地球社会の実現を目指しています。1952年の創業より、一般家庭からプロの現場まで、各種洗浄剤・消毒薬および健康食品などの製品とサービスを開発・提供しています。
オリンパスについて
オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発⾒、診断、そして低侵襲治療に役立つ革新的なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療⽔準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト(www.olympus.co.jp)ならびにX(@Olympus_Corp_JP)をご覧ください。

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