全国有数の温泉地である草津町、住民と観光客の移動の利便性を大きく向上させるべく「バスロケ」を新規導入
株式会社ユニ・トランド
株式会社ユニリタ(東証スタンダード市場:3800、以下 ユニリタ)のグループ会社で、持続可能な地域社会の実現に向けて交通・物流の課題をデジタル技術で解決する株式会社ユニ・トランド(本社:東京都港区、代表取締役社長 高野 元、以下 ユニ・トランド)は、この度、群馬県吾妻郡草津町(黒岩信忠町長、以下 草津町)の草津温泉町内巡回バス(運行:ジェイアールバス関東株式会社)にユニ・トランドの「バスロケーションサービス」(以下 本バスロケ)が導入されたことをお知らせします。
年間の観光入込客数が400万人を超え、全国でも有数の温泉観光地である草津町は、「福祉と観光のまちづくり」を政策理念に掲げ「オンリーワンかつ付加価値の高い」まちづくりを推進しています。そのような草津町では、地域住民や観光客の移動の際の足として町内を4路線(A・B・C・D)に分けた巡回コミュニティバスを運行していますが、課題がありました。それは、①バス利用者が運行情報をリアルタイムで把握できない、②運行状況にイレギュラー事態が発生した場合に利用者に伝達する手段がない、というバスの利用促進にあたっての阻害要因となるものでした。
草津町では、こうした課題を解決するために、半年の試行期間を経て本年4月より本バスロケの本格運用を始めました。
【草津温泉町内巡回バス】

【バス停に掲示された、接近情報確認用の二次元コード】

本バスロケでは、利用者は、各バス停に掲示されている二次元コードをスマートフォンで読み取ることで、接近中のバス情報や路線上のバス停の位置情報を閲覧できます。また、本バスロケは、バスの車内放送装置から車内サイネージ(情報表示モニター)への系統情報と連動しているため、運転手と運行管理者にとってバスロケのために特別な操作を行なう必要がありません。加えて、バスロケ端末はメンテナンスフリー(オペレーティングシステム無しによるバージョン管理、バッテリー・内部電池無しによる定期交換部品無し)の専用端末のため機器管理の手間も大幅に軽減しています。
管理者向けには、「監視画面」から、車両の運行(系統運行、回送、停車、停止)確認、運行便の遅延確認が行えます。また、利用者向けに情報を発信する「CMS管理画面」では、「お知らせ※1」、「運行情報※2」の利用者向けメッセージの配信管理が行えます。
※1:草津温泉町内巡回コミュニティバス全体の運行に関する情報を配信します。
※2:系統コード毎の運行に関する情報を5つのシーン(お知らせ、遅延、迂回運転、運休、一部運休)で配信します。
今後、草津町では、現在の利用状況や利用促進を通じ、放送装置のデータが未整備であるC・D路線への対応、乗降データや各種パスからのデータ収集基盤の追加整備等を進め、さらなる利便性の向上を進める考えとのことです。
このように、ユニ・トランドでは、デジタル技術を活用し、「バスの位置情報」や「路線や系統ごとの運行情報」などの「見える化」を通じ、地域住民や観光客の皆さまの利便性と利用率向上に役立つ取り組みを進めてまいります。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社ユニ・トランド マーケティンググループ
Mail:info@unitrand.co.jp
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