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菊間国家石油備蓄基地における総合防災訓練の実施について

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 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)が国から委託を受けて管理している菊間国家石油備蓄基地(愛媛県今治市、以下「菊間基地」)において、10月21日(金)、平成28年度総合防災訓練が実施されました。

 

菊間国家石油備蓄基地菊間国家石油備蓄基地

 本訓練は、平成28年度の菊間基地防災訓練計画に基づき、災害発生時における被害の最小化を図るため、総合防災訓練における演習を通じ、関係機関との連携体制の再確認を行うとともに、従来にも増した協力体制の強化・充実ならびに基地関係職員の防災意識の高揚を図ることを目的としています。

 陸上防災訓練は「南海トラフを震源とする南海トラフ巨大地震(今治市菊間町は震度6弱)が発生し、原油タンク(TK-107)の付属配管より原油(約1kL)が漏洩、防油堤に亀裂が生じ、土のうを構築する。また、サービストンネル内に取り残された所員と連絡が取れないため、酸素呼吸器を装着した班員が捜索・救出する。その後、原因不明の火源により原油タンク(TK-107)のリング火災が発生、消火する。火災鎮火後、『津波警報発令』により全員が避難する。」との想定で、海上防災訓練は「地震により、原油タンク(TK-107)の付属配管から漏洩した原油が、雨水排水溝を経由して、ガードベースンから海上に流出したため、オイルフェンスを展張して流出油の拡散処理と回収を行う。」との想定で実施しました。

 当日は、午後1時30分から、今治市西消防署および菊間地区共同防災組織(菊間基地と太陽石油(株)四国事業所で構成)等の参加を得て、自衛防災本部および現場指揮所の設置と各担当班との情報伝達訓練、地元住民に対する災害広報訓練、漏油箇所の応急処置訓練、発災タンクからの原油移送訓練、防油堤亀裂箇所への土のう構築訓練、漏油タンクのリング火災発生に対する消火・延焼防止訓練、サービストンネルに取り残された所員(負傷者)の捜索・救出・救急搬送訓練、津波避難訓練等の陸上防災訓練が行われました。また、午後2時30分からは、今治海上保安部および菊間地区共同防災組織等の参加を得て、航行制限区域の設定、流出油の拡散予測ならびに防除および回収・拡散処理等の海上防災訓練を、強風のため予定を縮小して実施し、午後3時15分に終了しました。
 今回の訓練に係る参加防災関係機関は6機関、参加人員は約90人、参加車両は大型化学高所放水車など9台、船舶は巡視艇・多目的防災船等5隻でした。

■菊間国家石油備蓄基地の概要
 同基地は、平成6年3月に完成した、水封式地下岩盤タンク方式の石油備蓄基地で、現在約133万klの原油を備蓄しています。
http://www.jogmec.go.jp/about/domestic_007-09.html?mid=pr_161026

■[陸上防災訓練]

 

負傷者の救出・救急搬送負傷者の救出・救急搬送

防油堤亀裂箇所への土のう構築防油堤亀裂箇所への土のう構築

原油タンクへの放水銃と水幕ホースによる冷却散水原油タンクへの放水銃と水幕ホースによる冷却散水

発災タンクへの泡消火活動発災タンクへの泡消火活動

■[海上防災訓練]

共同防災組織「第3たいよう」による流出油の拡散処理共同防災組織「第3たいよう」による流出油の拡散処理

陸上からの放水陸上からの放水

ガードベースンでの流出油の回収ガードベースンでの流出油の回収

今治市西消防署菊間分署長からの講評今治市西消防署菊間分署長からの講評

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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000237.html?mid=pr_161026
 

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政治・官公庁・地方自治体
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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング
電話番号
03-6758-8106
代表者名
髙原 一郎
上場
未上場
資本金
1兆3484億円
設立
2004年02月