Akamai、スクレイピング攻撃を阻止する Content Protector を発表
スクレイピング攻撃の特性に合わせて専用に設計された、世界初のスクレイパー対策ソリューション
※1:https://www.akamai.com/products/content-protector
※本リリースは2024年2月6日 (現地時間) マサチューセッツ州ケンブリッジで発表されたプレスリリースの抄訳版です。
スクレイパーボットは、コマースエコシステムを構成する重要なパーツであり、多くの場合生産性を高めます。これらのボットは、新しいコンテンツや比較サイトで取り上げた製品を検索し、最新の製品情報を収集して顧客と共有します。しかし、スクレイパーは、競合の値引きや、在庫や座席の買い占め攻撃に先駆けた偵察、商品や Web サイトの偽造など、有害な目的に使用されることもあります。スクレイパーは、停止しない限り 24 時間、サイトに探索アクセス を送り続けるため、サイトのパフォーマンスが低下する可能性があります。消費者がサイトのパフォーマンスに不満を感じれば、サイトから離脱、またはアクセスしなくなる可能性もあります。さらに、スクレイパーはここ数年間で回避行動と手口が大幅に巧妙化しています。
Akamai Content Protector は、コンテンツを盗もうと、防御をかいくぐってくる悪意を持ったスクレイパーの検出と緩和を支援します。スクレイパーの検知精度を、フォールス・ポジティブ(誤検知)率を上げることなく向上させ、フォールス・ネガティブ(検知漏れ)を減らすことができます。この製品は、知的財産、評判や収益の可能性を保護する必要がある企業向けに設計されています。
カスタマイズ可能な検知機能
・プロトコルレベルの評価:プロトコルフィンガープリントは、訪問者がサイトに接続する方法をチェックして、正当であることを確認します。クライアントがオープンシステム相互接続(OSI)モデルのさまざまな層でサーバーとの接続をどのように確立しているのかを評価し、ネゴシエートされたパラメーターが、最も一般的なWeb ブラウザーやモバイルアプリケーションで想定されているパラメーターと一致するかどうかを検証します。
・アプリケーションレベルの評価:クライアントが JavaScript で記述されたビジネスロジックを実行できるかどうかを評価します。クライアントが JavaScript を実行した際の、デバイスやブラウザーの特性とユーザー設定を収集します。これらのさまざまなデータポイントを比較し、プロトコルレベルのデータとクロスチェックすることで一貫性を検証します。
・ユーザーとの対話処理:人間とクライアントのインタラクション(対話的処理)を分析して、ボットトラフィックを識別します。タッチスクリーン、キーボード、マウスなどのデバイスとユーザーの間のインタラクションを評価し、欠如や異常な使用パターンを突き止めてボットを特定します。
・ユーザーの行動:Web サイトで訪問者の行動を監視し、ボットの兆候を示す異常なパターンを特定します。
・リスク分類:評価中に検出された異常に基づき、トラフィックを低、中、高の各リスクに振り分け、実用的な形に分類します。
Akamai の Application Security 担当 SVP 兼 GM の Rupesh Chokshi は「Content Protector は単なるセキュリティツールではありません。ビジネスの成長を支援するものです。デジタル資産をスクレイピングの脅威から保護することで、競合が貴社の売価より値を下げるような悪意のある行為を防いだり、サイトのパフォーマンスを向上させて顧客エンゲージメントを維持したり、ブランドの偽造を保護することができます。Content Protector は直接的なビジネス価値を提供し、自信をもってデジタルビジネスを成長できるように支援します」と、説明します。
Akamai Technologiesについて:
Akamai はオンラインライフの力となり、守っています。世界中の先進企業が Akamai を選び、安全なデジタル体験を構築して提供することで、毎日、世界中の人々の生活、仕事、娯楽をサポートしています。超分散型のエッジおよびクラウドプラットフォームである Akamai Connected Cloud は、アプリと体験をユーザーに近づけ、脅威を遠ざけます。Akamai のクラウドコンピューティング、セキュリティ、コンテンツデリバリーの各ソリューションの詳細については、akamai.comおよびakamai.com/blogをご覧いただくか、X (旧 Twitter) と LinkedInでAkamai Technologiesをフォローしてください。
※AkamaiとAkamaiロゴは、Akamai Technologies Inc.の商標または登録商標です
※その他、記載されている会社名ならびに組織名、ロゴ、サービス名は、各社の商標または登録商標です
※本プレスリリースの内容は、個別の事例に基づくものであり、個々の状況により変動しうるものです
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像