世界最小・最高精度の位置測定ソリューションを発表
10種類の検知項目により、地球上のあらゆる場所で正確な方向を測定
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エレクトロニクス分野における多種多様なアプリケーションに半導体を提供する
世界的半導体メーカーで、コンスーマ・携帯型機器向けMEMS
(Micro-Electro-Mechanical System)の主要サプライヤ(1) である
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、先進的センサ・
アプリケーション向けに、10種類の検知項目(degrees of freedom、DoF)(2)
を備えた完全なハードウェア・ソリューションを発表しました。薄型・高性能な
MEMSセンサ 3個が、加速度・角速度・磁気の動きに高度を加えた正確で包括的な
情報を提供し、携帯電話および携帯型コンスーマ機器等のナビゲーション機能や
ユーザ・インタフェースを強化します。
位置情報に基づくサービスや複数階の建物内における歩行者用推測航法に対応
した急成長中の携帯型コンスーマ機器は、複雑なセンサ機能を必要としています。
僅か3個のMEMSセンサ(地磁気センサ・モジュール、ジャイロ・センサ、圧力
センサ)を使用することにより、コンスーマ機器の直線加速度、角速度、地球の
重力、方位、および高度に関する完全な計測データを取得することができます。
この情報により、大都市ビル群の建物内や山岳・森林地帯などGPS信号の
届かないまたは微弱な場所を含め、モバイル・ユーザがどこにいても3次元での
方位と正確な位置の特定が可能になります。
STは、スマート・コンスーマ機器における複合モーション・センサのデータ
融合を容易にするため、3軸加速度センサ、ジャイロ・センサおよび地磁気
センサからの出力を統合する業界初の優れたフィルタリング・予測ソフトウェア
も発表しました。これらセンサからの出力データが先進的なアルゴリズムを
通して補正されることで、iNEMO(TM) Engineは、新たなモーション・ベースの
アプリケーションを搭載した次世代の高機能コンスーマ機器用センサに
求められる飛躍的に高い精度と信頼性を実現します。
STのグループ・バイスプレジデント兼MEMS・センサ・高性能アナログ事業部
ジェネラル・マネージャであるBenedetto Vignaは、次の様にコメントして
います。「マルチ・センサ機能は、次世代のモーション・位置情報に基づく
モバイル・アプリケーションにおいて、これまでになかったリアリティと精度を
実現し、ユーザ体験を強化します。世界レベルのMEMSセンサ、ソフトウェア、
設計・製造の専門性を有するSTは、携帯電話、ナビゲーション・システム、
その他コンスーマ機器における複数センサの融合を主導しています。」
STのMEMSセンサは、既に12億個以上の出荷実績があるマイクロマシン技術に
基づく設計・製造プロセスを採用しており、超小型サイズ、低消費電流、高精度
および高信頼性を特徴としています。この3種類のMEMSセンサを搭載した10-DoF
センサ・ソリューションは、以下のコンポーネントによって構成されています。
・地磁気センサ・モジュール(LSM303DLHC)は、高分解能の加速度・磁気
モーションの各3軸検知を1パッケージ(3 x 5 x 1mm)に統合し、動作時の
消費電流は僅か110μAです。このデバイスは、最大±16g(直線加速度)および
±8ガウス(磁場)のフルスケールにわたって非常に正確な出力を提供すると
共に、時間・温度に対する優れた安定性を示します。また、4D/6D姿勢検知、
モーション検知、自由落下検知、その他条件の即時通知を可能にする2種類の
プログラマブル割込み信号を含む、多数の先進的機能を備えています。
・3軸デジタル・ジャイロ・センサ(L3G4200D)は超小型パッケージ
(4 x 4 x 1mm)に実装され、最高水準の出力精度および時間・温度に対する
安定性を提供します。このデバイスは、16bitのデータ出力と、ユーザ設定
可能な±250dps~±2,000dpsの広範なフルスケールを兼ね備えています。
また、FIFO(first-in first-out)メモリ・ブロックを内蔵しているため、
センサとホスト・プロセッサ間で常時通信を行う必要がなく、全体的な
消費電力が大幅に低減します。
・STが近々発表する圧力センサは、革新的な技術の採用により、超小型・薄型パ
ッケージ(3 x 3 x 1mm)に実装され、非常に高分解能の気圧測定値を提供しま
す。動作圧力範囲は海抜-700~+10,000mの大気圧に相当する260~1,260mbar
(hPa)で、僅か0.3mの高度変化を検知可能です。
現在、10-DoFセンサ・ソリューションは評価用として入手可能で、量産は2011年
第3四半期末に開始する予定です。3種類のMEMSセンサを搭載した場合の単価は、
大量購入時に約5.90ドルです。
これまで、STのMEMSセンサは、ゲーム機、スマートフォン、リモート・
コントローラ等、多くのコンスーマ機器において、モーション・ベースのユーザ・
インタフェースを実現してきました。また、PCメーカーもノートPCのHDDを
自由落下から保護するため、STの加速度センサを広く使用しています。
2010年11月、STのMEMSセンサの出荷は10億個に達しました。現在、STの世界初の
MEMS専用8インチ製造ラインでは、200万個/日以上の製品が生産されています。
STのMEMSソリューションの詳細については、
http://www.st.com/jp/analog/class/1575.jsp をご覧ください。
(1) iSuppli調べ:「H2 2010 Consumer and Mobile MEMS Market Tracker」、
2011年1月
(2) 10種類の検知項目:3軸の直線加速度、3軸の角速度、3軸の地磁気および
1軸の高度を検知
iNEMOはSTMicroelectronicsの商標です。他のすべての商標は、それぞれの
所有者の財産です。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な
技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポート
フォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、
マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の
追随を許さないリーダーとなることを目指しています。
2010年の売上は103.5億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語): http://www.st.com
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
APMグループ
TEL:03-5783-8250 FAX:03-5783-8216
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エレクトロニクス分野における多種多様なアプリケーションに半導体を提供する
世界的半導体メーカーで、コンスーマ・携帯型機器向けMEMS
(Micro-Electro-Mechanical System)の主要サプライヤ(1) である
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、先進的センサ・
アプリケーション向けに、10種類の検知項目(degrees of freedom、DoF)(2)
を備えた完全なハードウェア・ソリューションを発表しました。薄型・高性能な
MEMSセンサ 3個が、加速度・角速度・磁気の動きに高度を加えた正確で包括的な
情報を提供し、携帯電話および携帯型コンスーマ機器等のナビゲーション機能や
ユーザ・インタフェースを強化します。
位置情報に基づくサービスや複数階の建物内における歩行者用推測航法に対応
した急成長中の携帯型コンスーマ機器は、複雑なセンサ機能を必要としています。
僅か3個のMEMSセンサ(地磁気センサ・モジュール、ジャイロ・センサ、圧力
センサ)を使用することにより、コンスーマ機器の直線加速度、角速度、地球の
重力、方位、および高度に関する完全な計測データを取得することができます。
この情報により、大都市ビル群の建物内や山岳・森林地帯などGPS信号の
届かないまたは微弱な場所を含め、モバイル・ユーザがどこにいても3次元での
方位と正確な位置の特定が可能になります。
STは、スマート・コンスーマ機器における複合モーション・センサのデータ
融合を容易にするため、3軸加速度センサ、ジャイロ・センサおよび地磁気
センサからの出力を統合する業界初の優れたフィルタリング・予測ソフトウェア
も発表しました。これらセンサからの出力データが先進的なアルゴリズムを
通して補正されることで、iNEMO(TM) Engineは、新たなモーション・ベースの
アプリケーションを搭載した次世代の高機能コンスーマ機器用センサに
求められる飛躍的に高い精度と信頼性を実現します。
STのグループ・バイスプレジデント兼MEMS・センサ・高性能アナログ事業部
ジェネラル・マネージャであるBenedetto Vignaは、次の様にコメントして
います。「マルチ・センサ機能は、次世代のモーション・位置情報に基づく
モバイル・アプリケーションにおいて、これまでになかったリアリティと精度を
実現し、ユーザ体験を強化します。世界レベルのMEMSセンサ、ソフトウェア、
設計・製造の専門性を有するSTは、携帯電話、ナビゲーション・システム、
その他コンスーマ機器における複数センサの融合を主導しています。」
STのMEMSセンサは、既に12億個以上の出荷実績があるマイクロマシン技術に
基づく設計・製造プロセスを採用しており、超小型サイズ、低消費電流、高精度
および高信頼性を特徴としています。この3種類のMEMSセンサを搭載した10-DoF
センサ・ソリューションは、以下のコンポーネントによって構成されています。
・地磁気センサ・モジュール(LSM303DLHC)は、高分解能の加速度・磁気
モーションの各3軸検知を1パッケージ(3 x 5 x 1mm)に統合し、動作時の
消費電流は僅か110μAです。このデバイスは、最大±16g(直線加速度)および
±8ガウス(磁場)のフルスケールにわたって非常に正確な出力を提供すると
共に、時間・温度に対する優れた安定性を示します。また、4D/6D姿勢検知、
モーション検知、自由落下検知、その他条件の即時通知を可能にする2種類の
プログラマブル割込み信号を含む、多数の先進的機能を備えています。
・3軸デジタル・ジャイロ・センサ(L3G4200D)は超小型パッケージ
(4 x 4 x 1mm)に実装され、最高水準の出力精度および時間・温度に対する
安定性を提供します。このデバイスは、16bitのデータ出力と、ユーザ設定
可能な±250dps~±2,000dpsの広範なフルスケールを兼ね備えています。
また、FIFO(first-in first-out)メモリ・ブロックを内蔵しているため、
センサとホスト・プロセッサ間で常時通信を行う必要がなく、全体的な
消費電力が大幅に低減します。
・STが近々発表する圧力センサは、革新的な技術の採用により、超小型・薄型パ
ッケージ(3 x 3 x 1mm)に実装され、非常に高分解能の気圧測定値を提供しま
す。動作圧力範囲は海抜-700~+10,000mの大気圧に相当する260~1,260mbar
(hPa)で、僅か0.3mの高度変化を検知可能です。
現在、10-DoFセンサ・ソリューションは評価用として入手可能で、量産は2011年
第3四半期末に開始する予定です。3種類のMEMSセンサを搭載した場合の単価は、
大量購入時に約5.90ドルです。
これまで、STのMEMSセンサは、ゲーム機、スマートフォン、リモート・
コントローラ等、多くのコンスーマ機器において、モーション・ベースのユーザ・
インタフェースを実現してきました。また、PCメーカーもノートPCのHDDを
自由落下から保護するため、STの加速度センサを広く使用しています。
2010年11月、STのMEMSセンサの出荷は10億個に達しました。現在、STの世界初の
MEMS専用8インチ製造ラインでは、200万個/日以上の製品が生産されています。
STのMEMSソリューションの詳細については、
http://www.st.com/jp/analog/class/1575.jsp をご覧ください。
(1) iSuppli調べ:「H2 2010 Consumer and Mobile MEMS Market Tracker」、
2011年1月
(2) 10種類の検知項目:3軸の直線加速度、3軸の角速度、3軸の地磁気および
1軸の高度を検知
iNEMOはSTMicroelectronicsの商標です。他のすべての商標は、それぞれの
所有者の財産です。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な
技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポート
フォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、
マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の
追随を許さないリーダーとなることを目指しています。
2010年の売上は103.5億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語): http://www.st.com
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
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