Airbnb Japanと佐賀県佐賀市、連携協定を締結「空き家シェアリング」のモデルづくりと新たな価値を軸としたまちのデザイン形成などで連携

主なポイント
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地域課題である空き家の利活用に対して、「住む」以外の可能性を広げる為に「空き家シェアリング」のモデルづくりと、新たな価値を軸としたまちのデザイン形成を連携する官民連携の取り組みを開始します。
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空き家の実態調査や空き家活用モデル等の整備だけでなく、空き家の利活用を推進するコミュニティづくりにも注力する事で、持続可能な取り組みとなることを目指します。
世界最大級の宿泊予約プラットフォームであるAirbnb(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下:Airbnb、日本語名:エアビーアンドビー)の日本法人と佐賀県佐賀市は本日、空き家に新たな価値を付加し、「空き家シェアリング」の仕組みを構築する事業を推進する連携協定を締結しました。Airbnb Japanが佐賀県内で連携協定を結ぶのは、佐賀市が初めてとなります。
日本では現在、約900万戸が空き家*となっており、今後10年以内には3軒に1軒が空き家になるとも予測されています。空き家を放置すると、老朽化による倒壊や地域の生活環境の悪化などさまざまなリスクが生じるため、空き家の適切な除却・管理が社会的な課題となっています。
これまでAirbnb Japanでは、長野県辰野町、長野県飯田市、そして北海道釧路市などの各地方自治体と連携協定を結び、地域を活性化するためのまちづくり、コミュニティの生成を支援する取り組みを行ってきました。
本協定の下では、空き家を地域の資源として捉え、住宅としての利用のみならず、用途を変更してさまざまな形での利活用を推進していくことで、多様な価値や魅力が生まれ、まちの暮らしを支える拠点のひとつとして機能させることを目指します。その実現に向けて、空き家の用途変更、リノベーション、事業運用までを見据えたモデルケースを構築していきます。そして、佐賀らしさあふれる「シェアリングシティ」を目指して連携していきます。
今後の予定として、以下の内容を柱とした活動を行います。
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初年度(2025年度)は、空き家の調査、空き家の利活用モデルの作成、空き家シェアリングの取り組みお伝えするセミナーを佐賀市、Airbnbが開催し、空き家のリノベーションを支援する団体や企業、大学との連携を含めたコミュニティ(人と人との関係性)を醸成します。
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2年目(2026年度)は、それぞれのコミュニティに対し、実際に空き家を活用する方への具体的な支援を両者で行っていきます。
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最終年度(2027年度)以降は、民間同士が直接連携して空き家の利活用を推進できる体制を構築していきます。
【今後予定している主なセミナー】
8月3日(日)「SAGA 空き家シェアリング会議」
佐賀市内の事業者、空き家所有者、学生に対して、「空き家シェアリング」の取り組み、Airbnbの他地域での地域活性の事例共有、空き家利活用のアイディア出し等のセミナーを開催予定
10月頃 空き家見学ツアーと活用モデルの検討会
佐賀市内の事業者や学生に対して、空き家見学ツアーと活用モデルについての検討会を開催予定
来年2月「エアビースクール in SAGA」
地域内外の空き家利活用を検討している方に対して、空き家の利活用の成功事例や失敗談、佐賀市の空き家見学ツアー等、ホスティングに関する知識を学べるスクールを開催予定。自治体が主催する「エアビースクール」は長野県飯田市に続いて2例目となり、九州では初の取り組み。
*総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 調査の結果」に基づく
<佐賀市について>
佐賀市は、世界各国のバルーンが参加するアジア最大規模の大会『佐賀インターナショナルバ
ルーンフェスタ』が開催されるバルーンのまちとして知られています。時代の大きな変化の中
でも、大空に浮かぶバルーンを見上げるように、「佐賀らしさでみんなが上を向くまち」を将
来像に掲げ、これまでの価値を大切にしながら、新しい技術や発想を取り入れ、進化し続ける
まちを目指しています。
<Airbnb (エアビーアンドビー)について>
Airbnbは、2人のホストがサンフランシスコの自宅に3人のゲストを迎えた2007年に誕生しました。以来、ホスト数は500万人を超え、世界のほぼすべての国と地域で20億回を超えてゲストをお迎えしてきました。訪れるゲストが街や人とのつながりを肌で感じられるよう、ホストの方々はユニークな宿泊先やほかではできない体験、特別なサービスを日々ご提供くださっています。
※「Airbnb」「エアビーアンドビー」「エアビー」の各名称およびロゴはAirbnb Inc.の登録商標です。
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