スノーレ油田向け洋上風力発電導入開発計画をノルウェー政府に提出
世界初の試み 石油ガス生産設備に直接接続する浮体式洋上風力発電設備の開発を開始
当社(本社:東京都千代田区、社長:木藤 俊一)の子会社である出光スノーレ石油開発株式会社※1(本社:東京都千代田区、社長:三木 順)はノルウェー現地法人出光ペトロリアムノルゲ※2(Idemitsu Petroleum Norge AS、社長:有川 浩)を通じ、権益を有するスノーレ油田※3において、浮体式洋上風力発電導入の開発計画を、このたびノルウェー政府に提出しました。今後、2022年後半の運転開始に向け、浮体式洋上風力発電設備の建設を行い、その後ノルウェー西部のグレン(Gulen)地区で組立て、洋上設置作業を行う計画です。
当開発計画は、ノルウェー西部ベルゲン市の沖合約200kmの位置に、定格8千KWの浮体式洋上風力発電設備11基(計88千KW)からなる洋上ウィンドファーム(名称: Hywind Tampen floating wind farm)を建設し、石油ガス生産設備へ直接接続するというもので、世界初の試みです。発電電力は、当社が現地法人出光ペトロリアムノルゲを通じて権益を保有するスノーレ油田(権益比率9.6%)と、近傍のガルファクス油田に供給されます。浮体式洋上風力発電設備には、実績のあるエクイノール社のHywind(ハイウィンド)と呼ばれるコンセプトを使用し、ノルウェー政府は、開発費の一部を補助金として交付することを決定しています。
当開発計画の実現により、当該エリアの石油ガス生産設備で現在使用するガスタービン発電から生じる二酸化炭素の排出量を、当開発計画全体で年間約20万トン削減(電力の約35%が再生可能エネルギーに置換)することが可能となります。
当社は今後も、先進的な技術を積極的に取り入れ、資源事業における環境負荷低減を推進していきます。
※1 資本構成:出光興産㈱ 50.5%、大阪ガスサミットリソーシズ㈱ 49.5%
※2 資本構成:出光スノーレ石油開発㈱ 100%
※3 スノーレ油田概要
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